「エスケイプ•フロム•トゥモロー」(2013)
ランディ•ムーア監督

◆あらすじ
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休暇を利用してウォルトディズニーワールドリゾートへ家族旅行に訪れていたジムは電話で理由も分からず勤め先を解雇されてしまう。そのことを家族には伏せたままアトラクションを楽しむものの次第に奇妙な体験をするようになり現実との区別がつかなくなっていく。
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ウォルトディズニー社への許可を取らずに園内とホテル内でのゲリラ撮影を敢行したトンデモ作品です。
怪しまれないように台本は携帯電話に保存し、周りの観光客のように普通のハンディタイプのビデオカメラで撮影を行い、韓国で編集をするという徹底っぷりです。

ちなみに公開後もウォルトディズニー社は法的に訴えることはなく、一切このことには触れず沈黙を貫くという姿勢を取っています。

全編モノクロで悪い夢をずっと見させられているような感覚でホラー映画としてはとても良かったです。

ジムは幼少期に父親とパークを訪れた時からシーメンス社の実験に参加させられており、ジムの上司もこの実験に関与していたため唐突な解雇を言い渡しているんですが、このシーメンス社の実験が被験者の頭の中を覗いて幻覚を見せたりしているようなんですが、いまいち実験内容がどういうものなのかが考察やウィキペディアを読んでも分かりませんでした。

ですがラストシーンで次の被験者に息子のエリオットが選ばれ、これからも謎の実験が続いていくということはわかりました。