会話劇系カニバリズム作品※実話だそうです「ハングリー 湖畔の謝肉祭」【ホラー映画を毎日観るナレーター】(424日目)
「ハングリー 湖畔の謝肉祭」(2020)
ルイーザ•ウォーレン監督
◆あらすじ
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ある場所で秘密のフェスが行われるという噂を聞きつけた6人の若者は目的地に向かって車を走らせていた。しかし夜もふけ、一行は道に迷ってしまう。仕方なく立ち寄った怪しいパブで道を教えてもらうが行き着いた先は廃墟と化したアクアパークだった。そこで彼らを待ち受けていたのは人間の皮膚で作ったマスクを被ったカニバリズム集団だった。
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これはちょっとしょっぱかったですね。
“道に迷ってカニバリズム集団の住処に迷い込む”
という設定は面白いんですけど、
壊滅的にテンポが悪くて話が全然進みません。
カニバリズムがテーマの作品なのにグロ描写が非常に少ないというのも勿体なかったです。
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ちなみにグロ描写自体は少ないながらもクオリティは高かったです。吊し上げて生きたままバラしたり、肉を少しずつ削いだりと痛々しさが存分に伝わってきますし、もっとこの辺りをガンガンに押し出して欲しかったです。グロ描写が少ないのは低予算だからでしょうか。
そしてその代わりと言わんばかりにこの作品は会話シーンが非常に多いです。道に迷ってる時も車中でもよく喋ります。
ですが致命的なことにその会話が全部つまらないです。
つまらないし、本編にほぼほぼ関係ないことをずっと喋ってます。たぶん無声映画にしても内容の理解度はほとんど変わらないと思います。
会話でなんとか尺を埋めて90分の作品にしていますが、そもそもがかなり薄味の作品なのでそれがさらに薄まった感じです。あと本編が始まって19分以降は夜のシーンなのでずっと暗いです。そのため画面が見辛く、かなりストレスでした。せめて廃屋の中ぐらいはもう少し明るくても良かったんじゃないでしょうか。
主人公ポジションも誰なのか不明瞭で、物語の方向性も定まっていないように感じましたし、オチもよくわかりませんでした。
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