「ビッグ•バグズ•パニック」(2009)
カイル•ランキン監督

◆あらすじ
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うだつの上がらないサラリーマンのクーパーは不真面目な勤務態度と常習的な遅刻を理由に解雇を言い渡される。なんとか食い下がろうとした矢先、突如耳鳴りと頭痛に襲われ意識を失う。気がつくと繭に包まれており、周りにも同じような繭が転がっていた。巨大昆虫に支配された世界でクーパー達は壮絶な戦いを繰り広げることになる。
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“巨大昆虫vs人類！この戦い、ムシできない！！”

という壮絶Ｂ級感漂うキャッチコピーではありますが巨大昆虫のクオリティも悪くなく、登場人物一人一人に個性がありテンポも良くて非常に面白かったです。
特にクーパーの父親イーサンが元軍人という設定が非常に有効的で、イーサンが登場する中盤以降はアクションシーンの面白さに拍車がかかり、最後まで中弛みすることなく尻上がりに面白くなっていきました。

だらしないながらも好きな子のために頑張れる小太り無精髭のクーパーとなんだかんだ厳しいことを言っても結局はダメダメなクーパーのことを気にかけ続ける父イーサンの親子愛が本当に美して、クライマックスのやり取りでは思わず泣きそうになりました。

巨大昆虫が甲虫、トンボ、蜘蛛人間、女王昆虫の四種類と少なくて、欲を言えばもっと色んな種類の昆虫が襲い掛かるシーンも見てみたかったです。