「黄龍の村」(2021)
阪元裕吾監督

◆あらすじ
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夜の街でキャンプに行こうと盛り上がる北村優希、村井孝則、鈴木うらら、遠藤なごみ。

翌朝、梶原健人、工藤啓作、谷村真琴、谷村睦夫も加わりレンタカーでキャンプ場に向かう8人の若者たち。途中BBQを楽しんでから宿泊するキャンプ場へ向かうことに。北村優希、村井孝則、鈴木うらら、遠藤なごみの4人は若者らしくハイテンションで楽しみ、逆に梶原健人、工藤啓作、谷村真琴、谷村睦夫の4人は静かに楽しんでいた。

キャンプ場へ向かう途中、携帯も繋がらない山の中で車がパンクしてしまう。助けを求め歩く若者たち。トンネルを抜けると焚火の前で音楽を聴きながら返事をしない村人や包丁が頭に刺さった案山子がある奇妙な村にたどり着く、これが龍切村であった。(公式より引用)
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ネタバレ厳禁の作品なので多くを語れないのが残念でなりません。　

面白過ぎです。
60分では短すぎます。1クールのドラマくらいの尺で見たいです。
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あらすじでの登場人物の分け方、前半の若者特有のノリや喋り方、個性の無さ、そして迷い込んだ村がヤバかったという“ホラーあるある”

まさかこれら全てがフリになっているとは思いもしませんでした。

よくよく考えたら「ベイビーわるきゅーれ」で話題沸騰中の阪元裕吾監督がそんな生ぬるい作品を撮るわけがないんですよね。

前半の数十分を見た段階で「迷い込んだ村がヤバかった系か。登場人物のキャラも薄いし、こりゃイマイチかな」と思った人達(私を含む)は阪元監督の掌の上で踊らされてます。そしてそれに気づいた時に雷に打たれたくらいの衝撃を喰らいます。

これホントに凄いです！
しかもそんな面白いのに60分で終わらせちゃうのが潔すぎるというか、視聴者が「もっと見たい！」ってなっているのを分かった上で終わらせてしまうのが憎らしいというかもう悔しいです(笑)

結局、掌の上で踊らされていると気づいた後も踊らされていました。

是非とも感想を語り合いたい素晴らしい作品です。

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