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190428_ともにえらくなろう_26日目

池田さんとモンちゃん。

ぼくはトライバルメディアハウスという会社で働いてます。

そのトライバルメディアハウスの社長である池田さんと、新卒新入社員であるモンちゃんのnoteに心を動かされたので、その感想のような形でnoteを書こうと思います。

ちなみに世代的には、ぼくは池田さんやモンちゃんのちょうど真ん中にあたります。

池田さんのnoteについて。

普通じゃ嫌なのなら、一目置かれるレベルまで到達したいのなら、圧倒的な景色が見たいのなら、若い内に、自身で圧倒的なハードワークをしてください。

機会を提供してあげられなくて、ごめん。

公には「気の済むまで思う存分働け」とは言えない状況で、池田さんがぼくたちに伝えたい最大限のことを伝えてくれた。そして、その機会を最大限与えようとしてくれてることもわかった。

ぼくはもういい年齢に差し掛かり、だんだんハードワークできなくなっていくので、もう2~3年はもう少し負荷を掛けて働こうと思っている。こんな言葉を掛けてくれる社長の下で働けて光栄だ。

ビジネスの世界は全世代競争だ。前時代にハードワークをした人も、現代を生きる働き方改革世代も、同じリングで戦わなければならない。かなり少数の例外はあるにせよ、「仕事力=知識×過去の経験量(累積矢面時間)」だから、同じ競技で戦ったら勝てる見込みは少ない。

(それにしても、このnoteを引用したツイートに付いてるリプを見る限り、「効率化競争の行く末が絶対量の差である」ということを理解できてないっぽい人の多さに閉口する…)

モンちゃんのnoteについて。

ぼくが新卒一年目のころ、似たような戸惑いを持っていたので、モンちゃんに向けて、当時の自分に向けて、10年近く社会人を経験してみてわかったことを書いてみます。

人生の高速道路に乗っちゃたな、というかんじだ。

ぼくはずっとこの感覚ですね、社会人になってから。時の流れが速い。違う毎日を生きないと、あっという間に年を取ります。気をつけなきゃ。でも一方で、その感覚にまかせて生きるのも決して悪いことじゃないと思います。

どんどん体力がなくなり、こんなに精力的になれることはないのではないか、と思うのだ。現に、データ入稿を無事に終えたところまでで息切れの状態である・・・。

たしかに体力はなくなっていきます。確実に。それと引き換えに、経験でうまく乗り切れる部分が増えていきます。

インディ・ジョーンズのように、体力の衰えがすごいスピードで追いかけてくるので、情熱を注げるものを見つけ、経験値を重ねていくことで、体力の衰えをカバーする必要があります。(別に「必要」もないけど)

学生時代に有り余る時間で哲学をして遊んでいたのに、急にそのための時間が減ったからだった。社会人として吸収すべき情報が多すぎて、自己との対話や社会に対するナナメなものの見方をする余裕がなくなった。

間違いなく感覚が鈍ります。意識・無意識の両面において、目的や意味を消化する前にこなさなければならないことがあまりにも多いからです。

でも、感覚が鈍ってから見える景色もあります。そして、多くの人はその景色を生きている。鋭敏な感性が持て囃されがちですが、鈍重な感性もまた価値があります。

この鈍さは、大容量のデータを読み込もうとしているときのPCの動作が遅くなっちゃうのと一緒で、それさえを乗り越えればどうってことなかった、サクサクっとキレを取り戻すのかもしれない。

ぼくの経験則上、案外サクっとキレを取り戻します。インプットを消化しちゃえば。ただし、健康であることが前提。

しかし、人生の先輩が口をそろえて私を脅す。

これから先、理不尽なこと、不条理なことが嫌というほど起こる。その時は黙って飲み込む必要がある。そうすれば円滑に事が進む。

「人生の先輩」の言う処世術のほうが、ぼくには甘くみえてしまいます。なぜなら、

外部環境は、いまのあなたに制約を与えるが、未来のあなたの責任はとってくれない。いまやらないことのツケは、かならず将来、あなたに降り掛かってくる。その責任は、過去、あなたに制約を与えた環境や人ではなく、あなた自身が取ることになる。(池田さんの上記noteから引用)

だから。もちろん、モンちゃんの先輩なので、一時的に黙って飲み込んで、ちゃんと後でツケを返す人たちだろうと思います。とはいえ、

黙って人の言うことを聞いてりゃ円滑に事が進むのはほんの一時です。もしそれが時の経過とともにうまくいかなくなって、言うことを聞いた自分にどんなことがあろうと、誰も責任を取ってくれません。

なので、モンちゃんの言う通り、

でも、そんな訳の分からない社会のなかで、いかに自分を保てるか、である。
私は間違いを間違いだというし、そういった指摘ができるよう日々感度を高めたい。

この姿勢こそ、令和時代に必要な姿勢・態度だと思います。

えらくなろう

モンちゃん、自分の信念を貫くためにえらくなるのではなく、自分の信念を貫いた結果、えらくなってほしい。
ともにえらくなろう。ちろう。


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