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SNSはロイヤリティを高めることが最大限の効果

よく戸板女子短期大学のSNSについて教えてほしい、と依頼を受けます。
正直、本質を分かっていない、心を食っていない、問いだなと思います。

「SNSの本質は自分で投稿しないことが本質なんですよ」
と教えたくなります。

戸板女子短期大学は本当はSNS投稿は不得意です

戸板女子短期大学のSNSはよく上手だと言われます。所詮、定員800名の小規模短期大学ですが、

6年前に始めたTwitterはフォロワー2300名。

Instagramのフォロワーは1500名

YouTubeはフォロワー1300名

学生が始めたTikTokのフォロワーは合計1800名

学生数1万名をこえる四年制大学と比較したら、大したことのない数字です。所詮、定員800名の小規模短期大学ですが、それでも、その学生数以上のフォロワーが着いている事実は、フォローを外されない秘密があります。

まず大学とSNSの相性は非常に良く、他の大学でも多くの学校を主体に多くの発信がされていると思います。その中で、自分は特にSNSは得意ではありません、更に言うなら戸板女子短期大学よりももっと上手な大学、専門学校はたくさんあると思います。

それでは、戸板女子短期大学としてSNSで何を重要視しているのか。

SNSに関してのポイントとしては、大学自体のSNSフォロー数値は実はあまり重視していません。

一番重要視している部分は、戸板女子短期大学の学生のリアルな感情を伝え、友人や社会と繋がるコミュニケーションとしてTwitterが使われたり、近隣のカフェや食べ物の投稿をInstagramが使われている、大学生活の一風景やイベントの場を提供すること、そして大学のことを投稿しようとする、戸板女子短期大学に対するロイヤリティを大切にしてます。

大学生にインスタに投稿せよ!と言っても、大学に対する良い感情、忠誠心がないと大学生活をSNSに投稿しないですからね。なので、学生が「戸板で良かった、他の大学に行かないで良かった」と思う場をたくさん提供しています。

大学生の投稿は36,000名にアプローチできる

一般的に、大学生はインスタグラムで一人当たり平均400人のフォロワーがいるとして、900名の学生のうち1割が自分のアカウントにイベントや戸板のことの記事を投稿してくれるだけで、約36,000人の大学生、後輩、友人に情報が届くポテンシャルがあります。

もちろん中には、戸板女子短期大学に興味のない人、短大を考えていない後輩も多く含まれていますが、36,000名と言う数字、戸板女子短期大学で言うと大学案内発行部数に近いですが、これはどう頑張っても知り合えない人たちです。

大学として、2,000名のフォロワーに対する公式の発信では上記のような人にはアプローチはできませんし、たとえ情報が届いたとしても興味のない人には見向きもされません。

しかし、高校の同級生だった女の子の投稿ならなんとなく気になって覚えていることも事実です。つまり、戸板女子短期大学の1学生の発信は、戸板の良さを伝えるだけでなく、大学が手の届かない層に社会的に認知されて、興味を持つきっかけとなるとても有効な策のひとつといえます。

例えば
・ウエディングセレモニー
・ブライズメイドコンテスト
・ファッションショー
・ダンスイベント

そこで想定される言葉が

「お前の学校、なんか凄くない?」「羨ましい!」

大学の公式の投稿よりも、多くの人にリーチする方法。

「SNSの本質は自分で投稿しないことが本質なんですよ」

表面の公式フォロワーの数字だけでは見えない、隠れたより多くの人、まだ出会えていない人に自分たちの大学を社会に広く知ってもらうために、戸板女子短期大学の学生には沢山の発信をしてもらいたい、そういった発想から戸板女子短期大学としてのブランディングは始まっています。

最後までご覧くださり有難うございます。これまで20年間、コンビニやヘルスケアベンチャー企業でマーケティングやブランディングに携わってきた澁谷の経歴やストーリーはこちらをご覧くださいませ。


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