劇的な成果を出すマーケターになる7つの習慣

劇的な成果を出すマーケターになるための7つの習慣【アクションプラン付き】

劇的な成果を出すマーケターとそうでないマーケターの差はどこにあるでしょうか?センスや頭の良さの違いでしょうか?

いいえ、答えは「習慣の差」です。

習慣を変えることで人は確実に変わります。よく1%の改善を毎日続けると1年後には38倍成長すると言いますよね。

地頭の差はせいぜい2倍です。一方で習慣の差は何十倍、何百倍もの差を生み出す可能性があるのです。

今回は劇的な成果を出すマーケターになるための7つの習慣ご紹介します。マーケター以外の全てのビジネスパーソンにも通じる内容かと思います。

習慣①:3倍以上の目標を設定する
習慣②:解くべき課題を見極める
習慣③:仮説を必ず持つ
習慣④:最新の業界情報を毎日10記事読む
習慣⑤:情報を抽象化する
習慣⑥:積極的に真似をする
習慣⑦:顧客や社外の人に会う


習慣①:3倍以上の目標を設定する

マーケティングの発想には2種類あります。①連続的②非連続的かです。

連続的というのは今の延長線上で施策を考えることです。例えばコーヒーショップを都内で経営していた場合、売上拡大のために横浜に新規出店するのは連続的な発想と言えるでしょう。

一方で、非連続的な発想は既存の延長には無い新しい施策を考えることです。先ほどのコーヒーショップの例で言えば、オンライン配達で一気に拡大を狙ったり、サブスクリプションモデルへのシフトなどが挙げられます。

事業を急成長させるマーケターには②非連続の発想が不可欠です。しかし多くの人は連続的な発想しかできません。なぜでしょうか?

理由は目標が低いためです
低い目標は既存の延長線の施策でも達成することができてしまいます。しかし、限りなく高い目標には非連続な発想が必要となります。
そうした非連続の発想ができるマーケターが圧倒的な成果を出すことができます。

<具体的なアクションプラン>

高い目標を設定する方法は以下の3つです。

①目標数値を高くする(売上を300%成長させるには)
②時間軸を短くする(3ヶ月以内に今年の目標を達成させるには)
③使えるリソースを絞る(広告費を一切使わずに目標を達成させるには)

週1回、最低1時間は確保して上の条件で目標を達成するにはどうするかを紙やマインドマップに書き出しましょう。


習慣②:解くべき課題を見極める

仕事を与えられたとき、とりあえず考えられる解決策を試してはいませんか?行動が早いのは素晴らしいですが、それでは無駄に時間がかかります。

成果を上げるマーケターはまず、力を入れるべきポイントがどこかを見極めます。闇雲に解決策を探すのではなく、「解決すると効果が高い課題」がどこかを探すことに注力するということに時間を使います。

<具体的なアクションプラン>

具体的なタスクに取り掛かる前に以下の2つの手順を実行しましょう。

①目的・ゴール・前提条件を明確する
②マインドマップで課題を網羅する

目的・ゴール・前提条件を明確する

まずは何のために行うのかの目的と、それを目指すべき理想の状態、そしてそれを達成するための前提条件を明確にします。更に課題を明確にするために現状についても整理します。

・目的(何のために行うのか)
・ゴール(理想の状態)
・前提となる条件
・現状

②マインドマップで思考を網羅する

ゴールと現状のギャップを埋めるために課題となっていることをマインドマップで洗い出します。洗い出し終えたら、「インパクト」と「緊急度」で点数をつけて優先度を決めましょう。


習慣③:仮説を必ず持つ

何か課題に対して解決策を考えようとするときに、設問の置き方でアウトプットの質が全く変わります。
例えば売上が低下したという課題に対しての設問として以下の2つを考えます。

設問①売上が低下したのはなぜか?
設問②売上が低下したのはリピーターが減ったからではないか?

この場合、設問②が仮説のある設問の置き方となります。

設問①は漠然とした問いであるため、解決策は無数に出てきてしまいます。一方で設問②はYESかNOかで答えられる質問です。これこそが仮説のある設問の置き方です。

設問②が合っていればリピート施策に絞り込めば良いことになります。また、間違っていたとしても「新規顧客の売上が減ったから」という次の仮説に移れます。

<具体的なアクションプラン>

設問を立てるときにはYESかNOで回答できるかどうかをチェックしましょう。

解くべき問いを見極める・仮説を持つという思考法は名著「イシューからはじめよ」で学べます。全ビジネスパーソン必読の本ですので、読んでない方は即購入をオススメします。


習慣④:最新の業界情報を毎日10記事読む

インプットはマーケターにとって命です。良質なアイデアにはインプットの量が必ず必要になります。

マーケターであれば最低でも10記事は情報をインプットしましょう。本もいいですが、最新の事例や自分の関心の外にある企業の事例に触れることが大切です

<具体的なアクションプラン>

私のオススメは「NewsPicks」と「Stockclip」という2つのサービスを利用することです。この2つのサービスは良質な情報を厳選し、分かりやすくまとめて配信しています。

どちらも有料のサービスですが、情報の質と比べれば安すぎるのでためらわず課金しましょう。笑


習慣⑤:情報を抽象化する

インプットした情報の多くは、特定の業界やサービスにのみ当てはまる具体的な情報です。そのため、そのままの情報は自社に適応できません。

しかし、成果を上げるマーケターは様々な情報を自分のサービスへ応用します。なぜそれが可能なのか?

答えは常に情報を「抽象化」をしているからです。抽象化とは共通点を抜き出して一般的なカテゴリーにまとめることです。

つまり、個別の情報からエッセンスを抽出して自社に応用するということです。引き出しの多いマーケターほど成功事例や街で見かける広告などを抽象化したエッセンスを自分の中に蓄えています

<具体的なアクションプラン>

インプットした情報に対して以下の2つの方法で思考をしてみましょう。

①3つ以上の特徴を抜き出す(この事例が成功した要因を3つ上げると?)
②なぜ?と深掘りをする(なぜこの事例は成功しているのか?)

抽象化を身につけるにはトレーニングをするしかありません。具体的な事例のエッセンスを抜き出すためには特徴を洗い出したり、なぜ?と深ぼることが効果的です。

抽象化の学習として以下の書籍がおすすめです。

また、プログラミングは自然と抽象化を行うため、抽象化のスキルを鍛えることができます。
※未経験でプログラミングを学びたい方は以下の記事を御覧ください。
https://note.mu/shibuyamarketer/n/n390cc6119af3


習慣⑥:積極的に真似をする

真似と聞くとズルいイメージがありますが、模倣はマーケティングだけではなく、あらゆる活動で成功するために必要です。
※もちろんそのまま全て真似をする"パクリ"はNGです。

最もオススメなのが他の業界の事例を真似することです
同じ業界の事例は多くのマーケターが分析しているでしょう。しかし、他の業界まで見ている人はほぼいません。他業界の事例を活用するだけで大きな成功を得られたケースは無数に存在します。まさに宝の山です。

<具体的なアクションプラン>

気になる成功事例やキャッチコピーを見つけたら、どうやったら自社に応用できるかを考えてみましょう。その際に、具体例を抽象化すると応用しやすくなります。

また、再現性のある成功パターンを紹介する本や著名人をフォローするのも良いでしょう。BtoBがメインになりますが以下の方々の情報は有益です。

具体例を抽象化をして応用する流れは前田裕二さんの「メモの魔力」にも具体的に記載されています。サクッと読めるので一読をオススメします。


習慣⑦:顧客や社外の人に会う

マーケターの多くが本社のオフィスで仕事をしていませんか?企画が仕事だからといって現場に出ないのはNGです。

マーケターに一番求められる能力は「顧客の理解」です。顧客のインサイトを理解しなければ適切なプロモーションはできません。しかし、多くのマーケターは現場に行きません。これは自分から顧客理解を諦めているようなものです。

社外の人の会うのも重要です。自社の業界の考えに染まり、思考が凝り固まってしまえばイノベーションは生まれにくくなります。他の業界の当たり前を知ることで新たな発想を得ることができます。

<具体的なアクションプラン>

優先すべきは顧客と会うことです。週1は現場に出て実際のお客様がどのようにサービスを利用しているかを観察しましょう。もっと良いのは直接ヒアリングをすることです。

また、社外の人は月に2回は会ったほうが良いです。

ここでオススメのアプリは「yenta」です。ビジネスマン限定のマッチングアプリで気軽に社外の人とランチやお茶に行くことができます。


まとめ

最後にまとめです。もちろんこれが全てではありませんが、少なくともこの7つを習慣化して6ヶ月以上継続すればマーケターの中でも上位10%に入れると思います

習慣①:3倍以上の目標を設定する
習慣②:解くべき課題を見極める
習慣③:仮説を必ず持つ
習慣④:最新の業界情報を毎日10記事読む
習慣⑤:情報を抽象化する
習慣⑥:積極的に真似をする
習慣⑦:顧客や社外の人に会う


最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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