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赤ちゃんの頭がよくなる!?妊娠中に摂りたい「レシチン」

いよいよ夏本番、妊娠中のお母さんにとっては過ごしにくい季節です。ママさんたち、どうぞ体を大事にしてくださいね。

この時期の体調不良を少しでも和らげるためには、日々の食生活が非常に重要です。妊娠中に摂取したほうがよい食材や栄養素は数多くありますが、せっかくなら賢い赤ちゃんが育つ食べ物を摂って、母子ともに健康な日々を送りませんか?

今日は、妊娠中のお母さんに積極的に摂ってほしい、赤ちゃんの頭がよくなる食べ物についてお話しします。お母さんだけでなく、お父さんやご家族みなさんの健康管理にも役立ちますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。


●胎児の脳をつくるうえで欠かせない栄養素「レシチン」

レシチン(リン脂質)は、私たちの体を構成している約60兆個におよぶ細胞の膜の主成分です。レシチンがなければ、人間は生命活動を維持できません。さらに言えば、精子や卵子もレシチンに守られる形で存在し、受精後の細胞分裂にもレシチンの存在が不可欠です。

また、胎児を育てる羊水や胎盤の中にもレシチンが存在し、胎児の呼吸や栄養素の吸収に関わっています。レシチンは酸素を血液中に溶かし、赤ちゃんが生まれるときに必要な多量の酵素を脳に運んでくれるのです。そのため、羊水の中にレシチンが少ないと、赤ちゃんは生まれたあとに呼吸困難を起こして危険な状態に陥ることがあります。

レシチンは胎児の脳細胞形成にも不可欠で、羊水や胎盤にレシチンが充分にあると、幼児の脳細胞は充実します。脳は、肝臓と並んでレシチンの多い臓器で、脳を形成する物質の30%が、レシチンの成分であると言われているほどです。レシチンを摂ると、脳の中に記憶力や学習能力に関係しているアセチルコリンという情報伝達物質が増えることも知られています。

アメリカのクリスチャン・リジン博士は、レシチンを子どもに与えると、IQが20~25%アップすると言っています。また、神津健一氏の著した『驚異のIQアップ!頭脳食品“レシチン”』(鳳鳴堂書店)には、アメリカンスクールに通う知的障がいのある2人の子どもが、レシチンを毎日摂りはじめてからクラスで1番をとるようになり、その後、校長先生の勧めでIQの高い子たちだけが通うマグネットスクールに新学期から転校した話が紹介されています。

●家族みんなで日常的に摂取しよう

理想としては、妊娠する前からレシチンを充分に摂り、お母さん自体が健康な体をつくっておくことが望ましいものです。もともと、レシチンは体にとって大事な成分ですから、男性も含めて日常的に摂取することは、健康管理においてとても大切なことです

今からでも遅くはないので、家族で毎日、レシチンの豊富な大豆食品を積極的に摂取しましょう。赤ちゃんが生まれたら、子どもにも毎食小さじ1杯のレシチンを摂らせるようにします。

子どもの脳細胞が急激に育つのは、妊娠3カ月から生後6カ月までの第一次急成長期、次が1歳3カ月までの第二次急成長期、そして6歳までの第三次急成長期です。これらの時期に、レシチンは脳の中でとても重要な働きをします。

レシチンの摂取により、子どもの頃から脳が充実すると、単に頭がよくなるだけでなく、健康で賢い人間に育ち、より豊かな人生を送ることができます