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「良い経験になった」と付け加えればけっこう多くのことを乗り越えられる説

 生きていると、それはそれは辛い想いをすることだって年に2万回くらいありますよね。振り返ってみても、辛いことや苦しいことや、気がふれそうな不安なこと、それからのっぴきならないような状況が山ほどありました。いや、というか今も。そしてきっとこれからも・・・。まだ癒えていない傷、出来立てホヤホヤの傷、時折うずく古傷。
 だけど、一つ麻酔のような言葉・・・もとい、魔法のような言葉を見つけました。「良い経験になった」です。
 もちろん、そんな言葉でも受け止めきれないことはあるとは思います。でも結構多くの場合、この言葉で前へ進む元気が出るかもしれません。(出ないかもしれません。)
 ほとんどの経験は大抵、良い所もあれば悪い所もあるかと思います。この言葉は、その良い所に目を向けてくれると思います。もし悪い所しかなかったとしても、長期的にみれば何かの役に立つかもしれませんし、何かのプラスを生み出すことになるかもしれません。そういう、「多面的である物事」の良い面に焦点を当ててくれます。
 それに、この言葉は前向きです。ある出来事を経験として捉えることによってその対象を「過去」のものと識別することに一役買います。今と過去を切り分けてくれます。そして過去を肯定しつつ前を向いています。前向きです。
 経験というのは普通に生活していれば自然と増えていくと思いますが、その溜まった経験たちをどう識別・認識・ラベリングするか。このラベリングを前向きに処理してくれるのがこの「良い経験になった」という言葉じゃないでしょうか。
 誰しもその渦中にいると近視眼的になり、ただひたすら辛いかもしれません。ただ、そんな時「良い経験になった」とつぶやけば、それはもう過去のことと捉えることができ少し気持ちが楽になるかもしれません。
 なんか、偉そうに達観したようなことを書きましたが、たぶん、ほとんど自分に言い聞かせたくて書いたのかもしれません。。。

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