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仕事で学んだこと ~質問の心得篇~【仕事ノート】

私などが偉そうに仕事論を授業するようなことはできない。
ただ、自分が学んだことを自分の為にメモするだけだ。
ほぼ日記である。業務日誌である。

しかし、せっかくならnoteに書けばアウトプットの練習にもなるし、読んで頂いた方のちょっとしたヒントになることもあるかもしれない。(ないかもしれない。)そういう趣旨だ。

今回は仕事を通じて学んだ質問の心得について書いてみる。

大前提

大前提として、質問するということは=答えてもらうということだ。
そして、答えるという事は時間と労力を割くことだ。
仕事において時間と労力は貴重なリソースだ。
だから、質問をする時は最低限の内容を、そして相手が答えやすいようにすることが必要だと思う。

その上で、以下のようなことに気を付けたほうが良いんだろうなーと感じてきた。

心得1:相手がその質問に答えられるかどうかを見極める

⇒「いや、それ私に聞かれても困る」と思われたらダメ。相手がそれを知っているか、決裁権があるかなどを見極める。聞く相手を選ぶ。

心得2:10を聞くんじゃなくて、8くらいまでを固めてから2だけ聞く

⇒そうすると相手の答える労力も10じゃなくて2になる。

心得3:相手が答えられるような質問にする

⇒回答は前提によって変わってくることがほとんどだから、前提を添える。できればクローズド・クエスチョンで聞くと話が散らばらない。

心得4:判断を仰ぐ時は、相手が判断できることを聞く。

その人が判断できるかどうかは、下記のポイントを踏まえる。

(1)その人が判断する決定権を持っているかどうかを考える
(2)判断基準があるかを考える
(3)判断の材料があるかどうかを考える。無ければ判断材料もセットで提示する。
更に、
(4)自分はどうしたいのか、どうするのがベストだと思うのか、もセットで述べる

この辺りを踏まえないと、「私に聞かれても困る」とか「判断する材料がないのに判断できないよ」とか「というか判断材料もセットで聞いてほしいな」と思われる可能性がある。

あるいは、「で、あなたはどうするのがいいと思うの?私に一から考えさせるワケ??」と思われてイラっとされかねない。

心得5:質問の意図を添える。

⇒そうしないと、相手も答えづらい。何を知りたいのかを明らかにしないと相手も答えづらい。あとは、「それ聞いてどうすんの?」と思われる。

心得6:口頭で質問する時は、なるべく短いセンテンスで聞く。

そうしないと、主語と述語が遠くなりすぎてしまう。
⇒良くあるのが、あんまり長いセンテンスで質問しても、「あ、ごめん質問なんだったっけ?」みたいなことになる。

あるいは、こちらが言い終わる前に回答を始められてしまう。
そうすると、こちらが聞きたかったことが聞けずに話が逸れてしまう。

心得7:「聞いてはいけないこと」に注意する。

●考えたら分かることは聞かない
●調べたら分かることは聞かない
●メールや資料に書いてあることは聞かない

⇒これらを踏まえないと、「メールちゃんと読んでる?」「資料ちゃんと読んでる?」みたいな不信感を持たれかねない。

⇒良い質問は、「どこを調べても書いてないし、メールにも資料にも書いてないことを聞くこと」だと思う。

心得8:前提の説明は「○○の△△の××の件なんですけど、」のフォーマットでやるとスムース。

質問する時って、なんのことについて聞いているのかをまず伝えないといけないことが多い。

その時は、大きな主語からどんどん小さくして限定していくと結構イイ。
例えば、「来季発売新商品価格決定時期についてなんですけど、」みたいに。

どんどん範囲を狭めていって、相手になんの件について話しているのかを先に伝える。

心得9:質問がいくつあるか先に言うとあんまりイライラされない。

質問し終えたあととかに、「あ、あと~」とか追加質問を重ねていくと、相手もややストレスを感じる。

だから先に「ちょっと3点伺いたいんですけど、」とか言うと良い。

心得10:あなたのこと分かってまっせ感を出す。

あんまり無邪気に質問していると、なにも考えてないなこいつと思われる恐れがある。

例えば、赤色が好きな人がいたとする。
そしたら、「○○さんは赤色がお好きだと伺いましたが、例えばクルマを買う場合も赤がイイですか?」みたいに聞く。

おわりに

質問って、一歩間違うと詰問している感じになったりもする。
答える側には結構負担がかかるし、時間もかかる。
だから、聞く側は相手が答えやすいように、できるだけ配慮するのが大事なんだと思う。

あとこういう形式知は、身体に覚え込ませないとダメだと思う。
訓練して身体化しないと。

今後も鍛錬を積み、身体に叩き込んでいきたい所存だ。

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