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第6回阿波しらさぎ文学賞応募完了

昨日、第6回阿波しらさぎ文学賞に作品をメールにて投稿しました。
毎年のことですが、だいたい五月末頃までは「今年はネタがないから出せないかも」と思いながら過ごしているのに、なぜか六月に入ると執筆しています。
締め切りが迫ると急にスイッチが入るタイプのようです。
今回も、締め切り五日前に急に「あ、このタイトルにしよう」と頭に浮かんだタイトルで書き始めて、締め切り当日である昨日投稿しました。
原稿用紙15枚って、思いつくままに書いていくとすぐにオーバーしてしまいます。
最初は「これ、10枚くらいで終わってしまうかも」って書きながら思っていたんですが、最終的に16枚になって、推敲して15枚に収めました。
その後、校正と推敲をして、15枚ちょうどで脱稿しました。

このとき、まだなにも浮かんでいなかったのですが。
本当になにもネタがなかったので、「あー、今年は無理ぃ」ってなっていました。
切れ味鋭い刃のような短編になったかは、書き手にはわかりません。

どんな作品でも、原稿用紙15枚の短編の中の文字から、書き手の技量だけで書き手の意図が読み手にうまく伝わるとは限らないと思います。
読み手のこれまでの経験値、または様々な単語に対して持っているイメージによって、作品を読んだ際の印象は大きく変わってくると思います。

例えば、自分が好きなものが作中に出てきてそれがプラスのアイテムとして使われていれば「あ、面白い」となるでしょうし、自分が嫌いなものが作中でプラスのアイテムとして使われていれば「なんでここにこれが登場するの? 意味わかんない」となるかもしれません。
作品のジャンルによって読み手の好き嫌いもあるでしょう。

阿波しらさぎ文学賞って、徳島に関連したものが作中に登場すれば良いオールジャンルなので、SFでもファンタジーでも時代ものでもホラーでもなんでもありの地方文学賞です。
第1回から第5回までの受賞作を全部読んでも、求められている作品がどんなものかなんてまったくわかりません。
なので、毎年なんとなく思いついた作品を15枚の原稿用紙に収めて投稿しています。
「これって、もしかしたらカテゴリーエラーかも」という心配はしたことがありません。
フリーダムです。

八月には受賞作が発表されるので、今年はどんな作品が選ばれるのか楽しみです。

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