見出し画像

【観たくなる🏉ラグビーワールドカップFRANCE2023_その3】

〜ユニフォームの戦略的素材について〜

29日の日本代表トンガ戦は辛くも逃げ切り勝利。しかし、ワールドカップをピークに見据えるにはまだまだ不安材料も多いのが現状ですよね。ハンドリング、ファンブル、幾つかのミス…。

そこで、今回はマニアックなユニフォームの話。

ウェアデザインを仕事で担当することもありラグビーユニフォーム規定などを調べることも多く、今の段階でどうにも気になっているのは、この何戦かの日本代表使用のジャージ表面に「ラバー素材が入っていない」ことです。

ラグビージャージの昨今はご存知の通り昔とは随分違います。うなじを隠すほどの襟はないし、ゆったりした綿素材でもない。以前のデメリットは色々掴まれやすく、雨や汗で重たくなるところですね。古い「ラガーシャツ」と言われた時代のソレが僕らは辛かった😅

現在はポリエステルなど合成繊維でタイトフィットモデル。鍛えられた身体が一目でわかり、襟やボディを引っ張って倒すこともほぼなくなりましたが(伸びてしまうので)あわせて、着用している選手にも各メーカーの工夫、新しい機能が都度追加されるのです。

ボールキャリーを安定させるため、胸やお腹にかけて光の加減でキラッと光るラインやデザインが各国見られます。それらは「ラバープリント」になっていてボールキャリーが安定し、ポジションによっては肩に、タックルやスクラムにも有利に働くようになるのです。

フランス大会のロゴが入っていないここ数試合のJAPANジャージにはその「キラッと光る」素材が見えないように思えます。それだけが理由とは言えませんが、今の段階でまだピリッとしない日本代表の本番を迎えるピークは9月のワールドカップ2023フランス大会でしょう。

ラバー装着ジャージが、功を奏することを切に願っています。

※日本代表(カンタベリー)2019年仕様

※南アフリカ(アシックス)2019年仕様

 

※日本代表(カンタベリー)2023年仕様


サポートいただけましたら、想いの継続とその足跡へのチカラとなり、今後の活動支援としてしっかりと活用させていただきます‼️