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だっぴに関わり、卒業する学生の皆さんへ

卒業生のみなさん、ご卒業おめでとうございます!
このnoteは、NPOだっぴの活動に関わってくれた卒業生の皆さんへの祝辞として受け取っていただければ幸いです。

大学生の力は偉大である

中学生・高校生だっぴ後の、学校との振り返りや大人の方からのアンケートを見ると、「グループの大学生がよいファシリテーションをしてくれた」という感想が多々あります。

積極的に中高生に話しかけながら元気に場を回したり、中高生が話す言葉を丁寧に聴き、自分の中だけで解釈せずに受け取るだったり、「中高生のために」とキャストそれぞれが考え、自分の得意を活かしながら、より良い場づくりに臨む姿勢が評価されているのだと思っています。
本当にありがとうございます。

誰かを思い、動くということ

願わくば、その偉大な力を、これからの人生でも活かしていってほしい。

だっぴでの経験は、「目の前にいる中高生のことを思い、自分で考えて最善のために動く」という経験だったと言えるのではないでしょうか。そして、そうした行為はこれから先も変わらない。

場所が変わっても原理は同じで「誰かを思い、動く」だと思います。

社会人とは、どこか歯車のようで、そこに自分の意思が介在していないようなイメージがあるかもしれません。

歯車は、今ある仕組みを動かすもの。今残っている仕組みは、誰かが必要としているから残っているわけで、それを動かして社会を停滞させないという意味で、歯車は歯車で重要です。

意思ある未来を創るために

一方で、仕組みに改善すべき点があったり、機能不全に陥っているとき、ただ動かすだけの人ではいけません。考えて動くことが必要です。「こう変えたい!」「こうあるべきだ」と考えて、なりゆきの未来ではなく、描いた未来に向けて意思をもって突き進んでいく。

こうした「維持」と「変革」は、「誰かを思い、動く」という誰かを思う意思が必要です。意思がなければ、今自分が何をしているのか分からなくなるし、今は進むべきか、立ち止まって少し変えてみるか、そのタイミングを逸してしまうかもしれない。その要となる「誰かを思い、動く」ということをみんなは感覚的に体得しているのだと思います。

時代のスピードが速ければ速いほど、維持と変革のスイッチングもはやくなります。だから、僕たちは考え続けないといけない。その考え続ける・結論を保留しながらも考えることをやめない力(いわゆるネガティブケイパビリティ)を、みんなは身につけていると思います。

だっぴは通過点であり、振り返れば居場所である

だっぴは、みんなが力を溜めて次の挑戦にジャンプできる「通過点」であってほしいと僕は思っています。

「今、自分の前に壁はあるか。居心地のよい場所に停滞していないか。」

とある機会で、僕はこの言葉を聞いてハッしました。居心地の良さに甘えていた自分を自省すると同時に、困難と対峙することへの勇気をもらえた言葉でした。

前を向いてチャレンジを続ける中で、少し立ち止まりたいときもあると思います。そのときは後ろを振り返って、だっぴが「居場所」であったらよいなとも思います。

それぞれのフィールドで活躍するみんなと、どこかの仕事場で、あるいはだっぴで、またお会いしましょう!

ご卒業おめでとうございます!

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