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コーチ自身がコーチングを受けて人生激変した話 〜①CHROになるぞ編〜

2020年10月にMindsetのコーチングスクール↓を修了し、コーチとしてクライアントも持ち始めました。

ただ、コーチとして本当の意味でクライントに価値提供するには自分がコーチングを受けクライアントの心象風景を体感すること、またコーチ自身も自己変革の道を歩んでいる実体験が何よりも重要です。

教えるように生きる、ってやつです。

そこで、卒業前に決死の思いで、我が恩師、そしてコーチングスクールのオーナーでもある李英俊さんにコーチをお願いしました。
(相当な覚悟を持ってお願いをしたのですが、それを臨場感持って伝えるにはnote1記事使うので今回は割愛します)

先日、そのコーチングセッション半年6回が終了し、ちょっと信じられないくらい人生が激変しているので、自分の備忘のために振り返りを書こうと思います。

書きたいことがありすぎて(それだけ激変しているw)、3つの記事に分けて書こうと思います。

①CHROになるぞ編(仕事)→本記事
②ファッションデザイナーになるぞ編(趣味)
③実家の”経営者”になるぞ編(家族)

てことで、今回の記事は「①CHROになるぞ編(仕事)」です。

2020年12月3日に
「戦略人事(CHRO)の仕事をすることに決めました」
とFacebookで投稿。

ありがたいことに本当に色んな方からお声がけをいただき、なんとその中から4月からコミットするところも1社決まったのですが、

実はそこに至るまでの1ヶ月半でマインドの葛藤がむちゃくちゃあったのでした。。
それを備忘録的に、ありのままに記述していきたいと思います。

コーチング初回セッションでCHROになる決断をする

10月21日 コーチング初回セッション日。

認知科学ベースのコーチングでは、
ゴールは現状の外に(今の自分の延長線には無い思い切ったもの)、かつオールライフ(仕事に限らず趣味や健康、知性など8つの領域)で設定します。

やはり初回は仕事だろう!ということで、仕事のゴール設定をしたいとコーチに伝えました。

前提として、当時の自分の仕事に関する状況は、

・スクールを経て、コーチの仕事は完璧に人生の軸足だと確信していた
・一方で、組織開発や事業開発をファシリテーションの力で支援していくミミクリデザインという会社にたまたま縁あってジョインしており、この仕事の折り合いをどうつけたらよいか思案していた

こんな感じ。(正確には他にもあるがここでは割愛)
これを伝えると早速コーチに突っ込まれます。

「今持っている仕事をどうするかの前に、
 まず自分がやりたいことは何だ?そっちが先だろう」

たしかに。。。。


ぶっちゃけここでかなり悩み葛藤し、
10往復くらい押し問答をしてぐしゃぐしゃしながら
ようやく出てきたのは、

「熱い思いを持ったスタートアップのファウンダーの
 支援がしたい。その火を広げていきたい」

という言葉でした。

そして次に出てきたのは、

「経営者の右腕として組織の変革を担うCHROにも興味があるんですよね」

という言葉でした。


実は、この数日前に
「人事部長と戦略人事(CHRO)の違い」
について知る機会があり、直観的に

「え、むちゃくちゃ面白いしワクワクする・・・!」

と感じていて、それを急に思い出したのでした。


コーチは続けます。

「OK、起業家の立場からモノ考えたら2つ。
 コンサルでやるか、組織に入ってCHROやるか、この2択やな。
 どっちでやりたい?」

「・・・それは、コンサルするにしても自分でやった経験が無いと
 話にならないっすよね。」

「そやな。じゃあCHROとして市場でおれとガチンコ勝負やなw」

思わず、「えっ・・・あ・・・」と言葉に詰まりましたw


学生のときから10年以上、
公私ともに師匠と思っている人と市場で勝負?!
え、まじで?!!
いやいやいや、雲の上の上の宇宙くらいだと思っているレベルの人だぞ?!


脳内大混乱。


一方で、

困惑しているはずなのに、むちゃくそヒヤヒヤしてるのに、ワクワクがこみ上げてくる感覚も止まらないんです。
なおさら大混乱ですw


ここで気づいたのが、

すでに数日前にCHROの話を聞いた時に
「この仕事をしたい!」
と直観で思っていたはずが、

無意識のうちに
「いやでもさすがに師匠と同じ土俵で戦いたくないなぁ・・・」
とチャレンジしない言い訳をしていた
のでした。

厄介なのは、これが0.1秒くらいで起きていたので
自分でもメタ認知できていなかったことです。
※ちなみにこれをコーチング用語ではクリエイティブアボイダンスと言います


だがしかし。
師匠とぶつかってでも、したいものはしたい。
むしろ師匠超えしたるわくらいの世界線ってむちゃくそ痺れるやないか・・・。

と心がドキドキしながらニヤニヤしはじめ、

「CHROやります」

と宣言して初回が終わりました。


これで「①CHROになるぞ編(仕事)」が終わると美しいんですが、ここで終わらないところがマインドの厄介なところでした。

1ヶ月後、現状に引き戻されたことに気づく

認知科学コーチングでは現状という言葉を
「今の自分から十分想像しうる未来」
と定義します。

初回で調子よく現状の外にゴール設定できたはずが、まさかのその後1ヶ月で見事に現状に引き戻されていることが2回目のセッションで明らかになりました。


CHROになるには、事業も人事の経験も必要。
であればまずは今いる組織で人事をちょっとずつ経験させてもらって・・・

といつの間にか、
いま持っているリソースから積み上げで物事を考え始めていました。

痛恨だったのは、

「それだったら5年前の野島でもできたやろ?」

とコーチに言われたこと。


現状維持以外の何物でもない・・・。


コーチとして、クライアントにも現状の外にゴールを設定し、ワクワクドキドキしながらやりたいことを全力でやっていく人生をプッシュするはずなのに、

自分自身が「現状維持」をしようとしてしまっている。。。


「自分の人生の経営者になれ」

そうコーチから言われた言葉がグサッっと刺さりました。


人の期待に応えて感謝されて満足する。
こういう人生は卒業したハズなのに
また戻っている。。。


なんのために10年いた古巣スローガンを飛び出したのかこれじゃわからん。
ただ迷惑かけたオッサンやないか。。。


自分の今持っているリソースから考えている時点で
チャレンジになっていない。


リスクをとって旗をガンと立てるから
応援者が現れる。

「できっこない」が「できる!!」に変わる。

それがこのコーチングで僕がクライアントに
やりたかったことだし、自分の人生もそうありたかったんじゃないか。

自分自身がやれてないなんてアホか。

アホだー!!!!


となり、

CHROをやると決め、
今持ってる仕事は手放し、
やらせてくれるスタートアップを探そうと。

決めました。


この阿呆な1ヶ月のせいでミミクリの人をはじめ
いろんな人を変にかき回してご迷惑をおかけしたのを
あらためてここで全力で謝罪いたします。。。

本気の意思を持たず中途半端に周りに相談するから助ける側もどう助けたらいいかわからなくなって迷惑かける。

これも学びました。


そして、全力で謝罪した上でミミクリ代表安斎さんに自分がやっていきたいチャレンジを伝えた所、

「いいと思うし、野島の挑戦を応援するよ」

と言ってくれほんとに泣きそうでした。。。神か。

震えながらFacebookで宣言

そして満を持して、Facebookで宣言をします。

ここまで書いてませんでしたが、僕は人事をやったことはありません。

あくまで新卒採用支援や組織開発支援など外部から一部の機能をプロとして提供していたに過ぎません。

つまり、人事やったことないのにCHROをやらせてくれというとんでもない話なわけですw

ぶっちゃけ、投稿したら
「頑張ってね!」「いいね」「最高」
とか応援コメントはあるとは思いました。

でも、仕事の依頼ってなると話は別じゃないですか。
しかも役員やらせろって話になると余計。


「1件もなかったらまじで寒い。。。宣言したら後に戻れないぞ。。。」

と、むちゃくちゃ手を震わせながら、

「ここで旗を立てるからコーチなんや!」

と心で叫んでポチっと押してのを覚えています。

↓実際の投稿(Facebookに飛びます)↓

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そしたらまさかの2分後くらいに
力貸してほしいというコメントがつき、
あれよあれよという間に10件弱アポが入りました。


しかも、

「いや何年ぶりやねん!学生の時に就活相談乗った依頼だわ。いつの間に起業したんだよ!」

みたいな人とか、

「そういや確かに最近大型調達のリリース出してたな!」

とか、

不思議とむちゃくちゃだと思っていたゴールが
達成できそうな人間関係が思い出されたり、
リソースが湧き上がってきます。

※これをコーチング用語では、invent on the wayといいます


結局冒頭に書いたとおり、この時に声をかけてくださったところに縁あって4月から正式にジョイン予定。

まさか12月時点では現状の外だった

「人事未経験からスタートアップのCHROになる!」

というゴールが達成されてしまったわけです。
※達成といえど、もちろん役割を果たすのはこれからですが今はさらにCHROとしての何を挑戦するかをゴールにしています


こんなエキサイティングなことあります?
あのとき「やる!」と決断しなければ間違いなく手にしていなかった未来です。
自分の未来は自分で決めて創るものだとあらためて痛感した経験でした。

一方で、半年も認知科学をベースとしたマインドの扱い方を学び、散々トレーニングを積んだ自分ですら気づかぬうちに現状に引き戻されることもあるんだと、クライアント側の心象風景が自分ごととして感じられた貴重な体験でもありました。


仕事編はこのくらいにしておきます。

おまけ:コーチングに興味ある方へ

ちなみに、
こんなジェットコースターみたいだけど、現状の外にチャレンジしていく人生にしていきたい!

という方は、
コーチングの体験セッションを募集してますのでご連絡ください。
いきなり体験セッションとまではいかないけど、もっと詳しく聞いてみたいぞという方もOKです。
LINEかFacebookでご連絡ください。

▼体験セッション概要
・通常セッションの半額で、1時間1万円(1回完結)
・オンライン(Zoom)

※体験セッション後、ご希望があれば全6回(約半年)のコーチングをお引き受けしております。こちらは4月から値上げ予定ですが、3月中に体験セッションを申し込んだ方は3月までの値段で行います。
コーチングの性質上、本人の意思が最重要なので希望されるかは完全にお任せしてますのでご安心下さい。

公式LINEはこちらから

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次回は「②ファッションデザイナーになるぞ編(趣味)」。
これは、走り出し勢い良かったけど大きな罠が待っていたことに気づく編です。。。
乞うご期待。

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