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22世紀の【敬老の日】

敬老の日 = “多年にわたり社会につくしてきた老人を敬愛し、長寿を祝う”国民の祝日。

で、
敬愛される“老人”の判断基準は?
何歳から“老人”扱い?

祝日法で敬老の日が制定された昭和23年(1948年)、
“55歳以上の人”が対象となっていた。

55歳と言えば、当時の定年制(注1)の適齢でした。

定年=老人?


ん?ちょっと待てよ、国民的アニメ『サザエさん』に登場する波平さん(54歳)は、カツオくん、ワカメちゃんの子育てを終えることなく(当時の)“定年”を迎えると同時に“老人”となり(タラちゃんという孫が50代前半で誕生しているので既に“お爺ちゃん”扱い)その後の磯野家の家計は(ほぼ婿養子状態の)マスオさん(32歳)が一手に引き受ける事になっていくのかな?
波平さんは再就職しそうにないし(勝手な先入観)、マスオさんの収入で磯野家全員を養えるのかな?(注2)
(波平さん定年後の)磯野家の大黒柱はマスオさん。
なんか心配になってきた(笑

えー、本題に戻りますが、2019年9月現在の55歳以上の方々に「敬老」のお祝いを行ったら、「まだ年寄りじゃない!」と怒られるに違いないでしょうね。間違いなく。
「年寄り扱いするんじゃない」と私の両親も言うはず。
そんな私の父親は今年67歳(注3)。
孫(私の娘)が誕生し、“じいちゃん”になったのが56歳。
そういう意味では祖父になって10年が経ちましたが、敬老のお祝いは受けていません。私の方から(敬老の)お祝いをあげたとしても、受け付けてくれないでしょうね。間違いなく。

冒頭でも記述しましたが、現在の敬老の日にお祝いされる方々は、一体何歳からが適齢なんですかね?
私がその適齢に到達することは、何歳が適齢になっているんでしょうね。
まさか、55歳に逆戻りしないでしょね(笑
もし55歳に逆戻りしたら、あと12~13年後だ(注4) 

私はともかく、娘がこの先(ずっと先)敬老のお祝いを受けたとしたら、一体娘は何歳になって受けるのだろうか。
現在と変わらなければいいが。

ずっと先の未来の「敬老の日」はどうなっているだろうか。
このまま少子高齢化社会が続くのであれば、22世紀の「敬老の日」はどうなってうるのだろうか。
もしかしたら、「敬老の日」という呼称がなくなり、その時代に見合った祝日になっているのかもしれない。

どうなるか分からないが、とりあえず私たちで出来ることは、この先ずっと伝えていくべき“先人の知恵”を継承していく事。
そして、長寿を祝う事。

以上、書くンジャーズ日曜日担当のコモリが、『ap bank fes’18』のライブ動画を観ながら(聴きながら)野外フェスに参戦した気分になりつつ、40週目のテーマ【敬老の日】について書かせていただきました。

※注1→1959年に国民年金法成立し、国民年金が導入された頃は多くの企業が55歳定年制を取り入れていた。その後、1985年に60才定年の努力義務、1994年に法改正して 60才定年の義務化、1998年に施行、2006年には65才までの継続雇用を義務化する規定を設け、2013年に施行、現在に至ります。
※注2→波平さんの退職金と年金(旧法の老齢年金)の受給を無視した場合。
※注3→母親は今年65歳。
※注4→2019年9月19日現在の年齢、42歳。

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