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薬またの名をヤクは人類が手にした道具の中でもコントロールが非常に難しいモノなのだ。

『日本政府はアストラゼネカのワクチンを1億2000万回分(1人2回接種なので6000万人分)、供給してもらう基本合意を結んでいる。重大な副反応が起きた場合、日本政府が同社に代わって損害賠償を引き受ける契約になっているが、今回はまさに心配された事態が起きている、と言っていい。同社のワクチンは、風邪のウイルスであるアデノウイルスを弱毒化して作っている。ウイルス感染を防ぐ中和抗体を作りやすいメリットがある反面、アデノウイルス自体の毒性が強いので、他のワクチンに比べて、もともと副反応の発現が懸念されていた。私が話を聞いた専門家は「横断性脊髄炎はアデノウイルスで言われていた副反応そのものではないが、炎症を促進するのは間違いないので、ワクチンと関連している可能性を否定するのは難しいのではないか」と語っている。アストラゼネカは、薬の副作用で「前科」もある。2002年に日本で承認された同社の肺がん治療薬イレッサは、間質性肺炎を起こす副作用があり、11年までに834人の患者が死亡した事件だ。これは、日本で最大の副作用死亡被害者を出した薬害事件と言われている( http://iressabengodan.com/about/ )薬害イレッサ事件の記憶が消えないうちに、今回の事態となると、仮にワクチンが横断性脊髄炎と無関係と結論付けられたとしても、多くの日本人はアストラゼネカのワクチンを敬遠するのではないか。~首相就任が確実視されている菅義偉官房長官も「新型コロナ対策と景気対策を両立させる」方針を強調してきた。来年の東京五輪とワクチン配布を、その総仕上げにする目算だった。そこへ、ワクチン開発の先頭を走っていたアストラゼネカが治験を中断したとなると、ワクチン全体の供給計画を見直す必要が出てくる。政府はファイザーと6000万人分を契約し、モデルナとも4000万回分(1人2回接種で2000万人分)の供給を受ける交渉を続けている。合意できれば、アストラゼネカと合わせて、計1億4000万人分を確保できる計算だ。だが、もしもアストラゼネカが挫折すれば、6000万人分が不足して国民全体に行き渡らず、東京五輪との連動計画が危うくなる。国産ワクチンで先行しているアンジェスは2回目の第1相、2相試験を大阪大学医学部付属病院で実施中だが、五輪までに完成させ、どれほどの量を用意できるかどうかは、不明だ。アストラゼネカを含む製薬、バイオ企業9社は8日、ワクチン開発について「最高度の倫理的、科学的基準に基づいて臨床試験を進める」という異例の共同声明を発表した。』

肺がん治療薬イレッサは私の知人の人生も変えてしまった。薬またの名をヤクは人類が手にした道具の中でもコントロールが非常に難しいモノなのだ。

東京五輪は「絶望的」か…コロナワクチン治験で見つかったヤバい副反応
日本人のワクチンが足りなくなる…
https://gendai.ismedia.jp/articles/-/75550

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