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東京大学 「アカデミック・ガウン」卒業おめでとう!

僕が勤める箱根のホテルには、宿泊棟とは別に敷地内に「レクチャーホール」という施設を併設している。

この「レクチャーホール」はバスケットコート2面とれる体育館と、その下のフロアには40名が着席できる教室が10部屋ある。体育館には舞台も付いているので講堂にもなる。ちょっとした学校よりいい施設かもしれない。

よって、学生団体にとっては使い勝手がいいホテルなので、宿泊者は年間で、学生の利用が半分を占める。春は首都圏にある中学・高校の新1年生のオリエンテーション研修、夏は自然教室やクラブ合宿、秋は小学生の修学旅行。

箱根の1月から3月上旬までは閑散期なのだが、2月上旬からは大学生のゼミ合宿が泊まりに来てくれる。ホテルとしてはありがたいマーケットだ。

このコロナ禍の3年間で、ゼミで合宿をするという習慣が無くなってしまったのだが、昨年後半から、少しづつ戻ってきてくれた。先輩からの引継ぎもないので、学生もゼミ合宿のホテル探しや予約にも不慣れなようだ。

定期的に大学ゼミのマーケットに対して首都圏の大学の生協にDMを送ったり、大学ゼミ専門の旅行会社にセールスに行ったり、色々と営業活動もしていたので、コロナが空けて、ホテルにもまた学生の活気が戻ってきた。

僕は自宅が東京なので、自宅に戻るときは、都内の大学の生協にパンフレットを持って顔を出しに行く。郵送やメールで送れば済む話だが、あの大学キャンパスの自由で広々とした雰囲気が好きで、あえて訪問セールスをする。

昨日は慶応大学日吉キャンパス、渋谷の青山学院大学、飯田橋の法政大学、そして本郷の東京大学の生協にお邪魔してきた。

たまたまだが、東京大学では卒業式が終わったところで、キャンパスには学生と保護者で賑わっていた。

東京大学の正門前には「東京大学卒業式」の大きな看板があり、その前には記念写真を撮る親子の列ができていた。

正門を入ると正面に「安田講堂」があり、その前に卒業生たちが賑わっていた。みんないい笑顔だ。

テレビとか写真で観たことはあったが、東京大学の卒業生はみんな、四角い帽子と黒に鮮やかなブルーの裏地の入ったマントのようなガウンを羽織っていた。女子学生の多くは振袖と袴だったが、中にはその四角い帽子とガウンを羽織っている女子学生もいた。

ググってみると「アカデミック・ガウン」「グラジュエーション・ガウン」と出てくる。初めて生で見たのでちょっと感動した。

NHKの和久田アナも四角い帽子とガウンだったのかな~と、そんなことを思いうかべながら、学生たちの姿に気を取られていた。

東京大学の卒業式に遭遇できたのは、得した気分だった。
大学のキャンパスは何かいいね~~

これからのニッポンをしょって立つ諸君!
卒業おめでとう‼

ちなみに、我が家の家系には、東京大学の卒業生や関係者は一人もおりません…。



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