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「当たり前」が新鮮な日本の学校で働く

2024年1月、久しぶりに学校現場で働くことになりました。

私が最後に勤めていた深圳日本人学校では、2022年1月中旬から、新型コロナウィルスの市中感染によって対面授業が停止となり、オンライン授業への意向を余儀なくされました。

結局、終了式まで対面授業に戻ることはありませんでした。子どもたちと直接会ってお別れすることもなく、帰国することになりました。対面で授業をしていたのが2022年1月の始めの頃までだったので、丸2年ぶりとなります。

現在は大阪府に居住していますが、関西の学校はもちろん、日本の公立小学校を訪れるのも初めてでした。(教育実習を除く)

私がこれまで勤務していた日本人学校では、小学生の子どもたちだけで登校することはできませんでした。現地の国の法律や規制もあると思うのですが、バスで学校に向かうか、保護者と同伴で通わなければなりません。

子どもたちが歩いて通学している様子を眺めると、改めて、日本は安全な国だと再認識させられます。

現在、自宅から自転車で通える範囲の自治体で複数の小学校に勤務しています。

勤務といっても、非常勤講師なのでフルタイムではなく、学校から要請があった授業の時間に合わせて出勤し、担当している授業を終えたら退勤します。

収入を増やすことが大きな理由でもあるのですが、知り合いのフリーランスの先生にインタビューをさせていただいたことがきっかけです。

昨今の教員不足のニュースを見ると胸が痛みますし、日本全国にいる多くの先生たちにお世話になったのも事実。「自分にも現場でできることがあるかな」と心が動きました。

以前勤めていた学校を退職する時は、教職に対して未練はありませんでした。正直今もないのですが、ネガティブな事情で学校を離れたわけではないので、現場に戻ってみると懐かしさを感じます。一応これまでの人生で一番長く続けた仕事でもあるので、体が感覚を覚えているというか、やっぱり刺激を受けますね。

働き始めて2週間ほど経ちますが、非常勤講師ならではの難しさも感じます。担任として授業をする場合、4月の学級開きに始まり、日々の教育活動で子どもたちの理解を深め、信頼関係をつくっていきます。

しかし、年度途中で特定の授業を受け持つ場合は勝手が違ってきます。もちろん引き継ぎをしてもらったり、担任の先生だけでなく周囲の先生たちと連携させていただくこともあるのですが、十分に子どもたちを理解しないまま授業をするのは、初めての峠道を車で急いで運転する感覚に似ています。

特に、顔と名前が一致しないのが大変ですね。担任や専科教員のスキルとはまた違った技能が求められているような気がします。

とはいえ、新しい発見が毎回のようにありのは楽しみの一つでもあります。非常勤講師としてどれくらい学校で働くかは分かりませんが、ライターの活動と並行しながら相乗効果を出せたらいいと思っています。

1月から、新しいクライアントさんとの仕事もいくつか始まりました。お仕事のご依頼も随時受け付けております。

新しい気づきや発見があれば、またnoteに書いてみます。

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