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池内 ひろ美 著『妻の浮気 ―男が知らない13の事情』 2010年9月17日

 おはようございます。自称「迷った女」神垣です。

 今日、紹介する本のタイトルは・・・

 「妻の浮気」。新書です。

 誤解を受けそうなので
 この本をここで紹介するのは
 かなり迷ったのですが

 実に興味深く、面白い内容だったので
 やっぱり紹介します。

 内容は…
 副題に「男が知らない13の事情」とある通り
 妻たちのぬきさしならない“事情”が紹介されています。

 その事情は滑稽なものあり、深刻なものありと
 いろいろですが、

 それをとても冷静にすくいあげ
 紹介している池内さんの文章がとても素敵なんです。

 例えば、数年前、おじさま方の間で話題になった
 渡辺淳一先生の「愛の流刑地」という小説を引き合いに出したくだり。

「男性諸氏は、ゆめゆめ『愛ルケ』なんぞにだまされないでほしい。
 菊治の不倫相手である冬香のような都合のいい女ではなく、
 高めの女を狙えるよう、きっちり自分自身の身体と心を鍛えてほしい」

 とあります。
 この一文の前の2行がもっと痛快な内容なのですが、
 ここに書くと、読者によってはある単語にブロックがかかって
 配信されない可能性があるので、敢えて書きません。

 「愛ルケ」には、池内さんとまったく同じ感想を持っていたので
 激しく共感。

 そして、彼女の“男前”ぶりに、すっかり魅了されました。

 “困った妻たち”の事情を紹介しつつ
 男と女、夫と妻がどう関わり合っていけばいいのか
 池内さんは本書でそのヒントを与えてくれているように思います。

 ぜひ、ご一読を!


 池内 ひろ美 著『妻の浮気 ―男が知らない13の事情』 (新潮新書)

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   こういう人を聡明な女性と言うのだと思う。
   憧れるな~、池内さん。

(VOL.1219 2010年2月23日配信 メールマガジン あとがきより)

#金曜あとがき

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