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#140 不登校のお子さんの「親子ワーケーション」は実現していません。でも……

竹内義晴です。この番組は組織づくりやコミュニケーション、キャリアデザインなどの人材育成、複業やテレワーク、多拠点ワークといった「これからの働き方」についてゆるゆるとお話をしていく番組です。この番組が面白かった、あるいは参考になったらフォロー・コメントなどいただけると嬉しいです。


不登校のお子さんを持つ家族の親子ワーケーションについてお話しています

ここ何回かですね、不登校のお子さんを持つ家族の親子ワーケーションについてお話をしてきました。昨日はですね、具体的にどういった形だったらできるかなっていうことをイメージしたその内容についてお話をしましたね。こういった取り組みがどのような形で世の中に役立つのかわからないんですけど、

「何か、できればいいな」ただ、それだけ

ただ、実は、自分たちが知らない身近なところで、困っている親御さんがいるということを知ったときに、「何か、できればいいな」って思う。ただ、それだけですね。

知人に、お子さんが学校に行きにくい状態になって、働き方も変えて、さまざまな……ご本人にとっては、それがご苦労なのかどうかわかりませんが、さまざまな工夫を重ねて働いていらっしゃる様子を伺ったときに、僕らには何もできないんですが、「何か、できないかな」と。「何か、できたらいいな」と思いました。

正解がない中で

こういった取り組みは、どのように関わればいいのか、正解もわからないし、僕らは専門家でもなければ、直接的に何かをやっている立場でもないので、そもそも、こういう取り組みをしていいのか? とか。

あるいは、もしも取り組むとするならば「何か、気をつけるべきことがあるのか?」とか、いろいろ思い悩んで、「どこから手をつければいいのかな?」と思ったときに、「まずは、いろんな方に話を聞いてみよう」と思って、話を聞きに行ったんですよね。

具体的に例を挙げれば、不登校のお子さんを持つ親御さんとか、そういったお子さんをケアしていらっしゃる学童や保育園の先生。フリースクールをやっていらっしゃる方、あとは、小児科医でさまざまなお子さんのケアをしていらっしゃる医療関係の先生。ほかには、いま親子ワーケーションを一緒に取り組んでいる国立妙高青少年の自然の家のみなさんとか。僕ら、妙高ワーケーションセンターのスタッフとか。いろんな方と話をしました。

いろんな話をしていく中で、いくつかの気づきがありました。

さまざまな方の話を伺って得た気づき

さまざな方にお話を伺いましたが、1つ目の気づきは、特に専門家のみなさんから「きっと、とてもニーズがある」とのことでした。なので、「もしできるのであれば、実現できるといいですね」という声もありました。

2つ目は、「気をつけて取り組む必要がある」ということですね。特に伝え方とか。

ここでいう伝え方とは、たとえば、分かりやすくお話するなら、募集する際に、こういう言い方はおそらくしないんでしょうけど、「不登校の親子ワーケーション」と銘打って、「不登校の方々を対象にした親子ワーケーションをします」といったときに、「さまざまな期待をするご家族がいらっしゃるでしょう」と。

ここでいう「さまざまな期待」とは、「なぜ、うちの子は……」みたいな形で悩んでいる親子さんにとっては、藁をもつかむ気持ちで日々過ごしていらっしゃる。そういった状況の中で、伝え方を気をつけなければ、その期待に応えられない。

いや、そもそも応えられないんですけれども、その期待に対して「どう対峙するか?」という部分であったり。

何も言わずに、普通に親子ワーケーションをすればいいんじゃないか

一方で、「普通にやればいいんじゃないか」という意見もありましたね。

ある専門家の方と話した時に、「不登校みたいな言い方をしてもいいんでしょうけど、本当はそういう言い方をせずに、普通に遊んで普通に過ごすことが大事なんじゃないか」というご意見をいただきました。

この意見を伺ったときに「いや、本当そうだな」と思いましたよね。

だから、あえて「不登校の~」って言葉を使わなくてもいいし、使わない方がいいのかもしれないと思いました。

この取り組みを、どうやって伝えればいいのか?

一方で、「不登校の~」って言葉を使わない場合、「じゃあ、どうすれば対象のご家族に届くのか」という部分で悩みましたよね。

とりあえず平日、何も言わずに「親子ワーケーションをします」と言って取り組めばいいんじゃないか? という意見もありました。

だけど、そうすればそうしたで、当事者ではない方からは「平日に親子ワーケーションですか?」っていう問いが立つ方がいると思うんですよね。「いや、子ども、学校あるじゃん」みたいな。

でも、とりあえず、あえて何も言わずに「平日に親子ワーケーションをやります」と言えば、結果的に参加される方は、さまざまな事情を持った方になるんじゃないかな、と思ったんです。

しかし、そうしたらそうしたで「平日に、どうやって募集をかければいいのか?」は、やっぱり課題でした。そこが乗り越えられなくて。

結局、まだ開催できていない……っていうのが現状です。

もしも、ここまでの話に共感していただける方がいらっしゃったら……

このような現状がある一方で、さまざまな事情を抱えている、外にもなかなか遊びに行けない方もいます。だったら「遊ぶ環境を作ってあげたいな」って思う。

そこで、こういった課題に対して「親子ワーケーションみたいな形って、大事だと思う」みたいな方が、もし、いらっしゃったら、まずは、お話させていただけませんか?

あとは、僕らに特別な期待をするわけじゃないけど、こういった事情とか背景を知っていただいた上で、「うちの子だったら、多分大丈夫」みたいな親御さんとかがいらっしゃれば、まず、できることから始められたらいいなと思います。

他にも、「気持ちがわかった」と。そこで「僕らといっしょにやりませんか?」みたいな方。たとえば、不登校のお子さんたちを預かっていらっしゃる関係者の方々とか、あるいは、自然とか、学校じゃないところの学びを作ることで、何か「子どもたちが変わっていくんじゃないか」ということを研究されていらっしゃる方とか。

あるいは、「うちの会社にも結構、不登校のお子さんを抱えている家族いるんです」と。そこで、何かしたいって思っている企業の方とか。

他にも、今日お話したような取り組みをしていらっしゃる専門家の方とか。

もしご縁があれば、話をするところから始めて、いつか、いつか、このような形の親子ワーケーションが実現できればいいなというのが現段階でございます。

というわけで、不登校のお子さんを持つ親御さんの親子ワーケーションについてお話してきました。まだ、実現できてはいないんですけど、これまで、どんな背景があったのか。そのことについてお話をしました。いつか、いつかできればいいかなと思います。

というわけで、親子ワーケーションの話は今日で終わりにしたいと思います。

もし、ご関心をお持ちいただいた方がいらっしゃったら、僕のFacebookか、旧TwitterのXか、あるいはしごとのみらいのホームページの問い合わせか、何かいずれかの形で何かちらご連絡いただけると嬉しいです。

今日の話はこれで終わりにします。じゃあね。バイバ~イ!

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