見出し画像

#311 50代の僕が、若い世代と「世代間ギャップを感じない理由」

竹内義晴の「これからの働き方」――この番組は、これからの働き方、組織作り、地域づくりの実務家、竹内義晴が「楽しく働く」をテーマに、組織づくりやコミュニケーション、マーケティング、キャリアデザイン、複業、テレワーク、ワーケーションなどの視点でゆるゆるとお話をしていく番組です。この番組が面白かった。あるいは参考になったら、フォロー・コメントなどいただけると嬉しいです。


昨日は、50代の僕は、若い世代と「世代間ギャップを感じているか?」というお話でした

今日から、あさってまで3日間、京都に行ってきます。なので、今日は短めになるかもしれません。

昨日はですね。えっと50代の僕は、若い世代と「世代間ギャップを感じているか?」というお話をしました。

50代の僕自身は、若い世代との間に世代間ギャップを感じないわけでは、もちろんありません。

その昔『愛していると言ってくれ』というドラマがありました。このドラマに出ていた豊川悦司さんの話を、先日、世代が離れた何人かの同僚と話したんですけど、その中に、豊川悦司さんを知らない若手の同僚がいたんですよ。あのときは、さすがにギャップを感じましたね(笑)

このように、「〇〇を知っている/知らない」とか、「あの時代は〇〇があった」とか、そういった話のときに、世代間ギャップを感じることはあります。

でも、「仕事」については、世代間ギャップを感じない

一方で、仕事をしている上では、そんなにギャップ感じることがあまりなくて。仕事中の会話に対して「すごく気を使っている」みたいなこともないし。

もちろん、僕はそう思っていても、若い世代のみなさんからは、どう思われているのかわからないので、必ずしも、相思相愛かどうかは分かりません。

でも、僕が『Z世代・さとり世代の上司になったら読む本』を書いてから、いろんな企業の管理職やリーダー層のみなさんが伺っている悩み……つまり、若い世代が「何を考えているのかよく分からない」とか、若い世代と「どのように接したらいいのかわからない」とか、「パワハラ・モラハラが怖くて、つい距離を取ってしまう」とか。そういったことはあんまりないんですよね。

そこで、「なぜ、僕は世代間ギャップを感じないのかな?」と思ったんです。

なぜ僕は、世代間ギャップを感じないのか?

世代間ギャップについては、リクルートワークス研究所の古屋星斗さんや、以前DeNAで人事の仕事をされていた酒井風太さんが、若手が離職してしまう理由とかについて、「心理的安全性の欠如」と「キャリア安全性の欠如」の2つを上げていらっしゃいます。

心理的安全性とは「この職場はいると安心できる」とか、「何でも言える」とか、そういった関係性やコミュニケーションの話ですよね。

キャリア安全性とは「この会社にいても、将来大丈夫だ」と思える安心感のことです。

この2点でいうと、僕の場合、心理的安全性については管理職時代にコミュニケーションの勉強をしたし、若手世代の人たちとは、普段から心理的に安全な関係を築けるように実践してるし、企業研修や講演で教えてもいるので、そういった経験値が、それほど気にしなくても、よいようにさせてくれているんじゃないかと思います。

心理的安全性は「話を聞いたり、ポジティブな言い方をしたり」

心理的安全性を高める、つまり、「この人だったら大丈夫だ」というように、若い世代から思ってもらえるようにするためには、自分の考えを押し付けるのではなく、まずは話を聞くこと。

あとは、「何でそんなこともできないんだよ」みたいな、ネガティブな点やできてないところにフォーカスして話をするよりも、ポジティブな言葉の使い方をしたり、何か、フィードバックが必要なときでも、ポジティブなフィードバックをするようにしています。

そういったことを、管理職時代からすれば、15年ほど意識しているので、そういう意味では、現在はあまり意識しなくても、そういったふるまいができている状態なんだと思います。「無理にやっている」「努力している」という感覚はあまりありません。

コーチングやカウンセリングなどもずっとやっているので、傾聴のようなスキルも身についている、というのも、あるのではないかと思いますね。

あと、ポジティブなフィードバックについても、どうやって伝えたら伝わるかを意識はしていますよね。というのも、改善点を言っても、相手に伝わらなければ意味がないから。

「どういう言い方をすれば伝わるか」みたいなことは、これまでもやってきています。スキル的な言い方をすれば「リフレーミング」とか、「ポジティブなフィードバック」みたいなことになると思いますが。

要は「物は言いよう」ってことですよね。同じ内容でも、言い方によって全然違うと思います。

キャリア安全性は「自分で実践している」

あと、キャリア安全性については、僕の現在の働き方が、理想的な形だと自分で言うつもり全然ないし、そんなこと言うのはおこがましいと思いますが、それでも、少なからず「このままの状態を継続していけば大丈夫だ」とか、「変化には対応していけるかもな」とは、自分で思えています。

まあ、これまで取り組んできたことの結果論といえば、結果論なんでしょうけど。

あとは……キャリア安全性で大事だと思うのは「あの人みたいになりたい」って、周囲から思われるかどうか? というのは、実際に思われているかは別として「大事なんじゃないか」とは思っていて。

そういう意味では、少なからず「人格」とか、そういう部分はいったん切り離しても、働き方や、環境の変化に対する対応力については、僕自身「将来安泰だ」とは全然思っていないし、不安も悩みもありますが、それでも、「まあ、ひょっとしたらなんとかなるかもしれない」ぐらいな感じはあるかな? と、自分では思っています。

このような、働き方の部分でも、若い世代との世代間ギャップを感じさせなくなっている1つの要因になっているのではないかと思っています。

環境の変化に対応していく

これらのことについて、細かくお話ししようと思えばできるんですけど、これらについては、仕事の関係で「どこまで言うか?」というのは、正直あります。

でも、なんだかんだ言って、心理的安全性でいえば、コミュニケーションや関わり方の部分で、キャリア安全性でいえば、「この先、大丈夫かな?」と思えるような働き方を常々実践している……というのは、あるかな。

つまり、環境の変化について、常に対応していく必要があるから、過去の話を持ち出して「俺たちが若い頃は……」なんて言っている場合じゃない、というか、変化に対応していくためには、その場に「留まっていられない」と思っているので、そういったところが、世代間ギャップを感じさせないんだろうなぁという気がしますけどね。

今日の話は「これでよかったのかな?」という感じもしなくはありませんが(笑)

明日は、心理的安全性を高めるためのコミュニケーションとか、ポジティブな言い方といったところの話をしてみようかなと思っています。

じゃあ、今日の話はこれで終わりにします。じゃあね、バイバ~イ!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?