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仕事力強化Magazine

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コンサルティング会社代表の筆者が時代の趨勢と潮流を踏まえて、これからの仕事力強化の技を伝授してゆきます。
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#ビジネススキル

DX推進を阻むのか?あなたの会社の“ユニット勢力図”【第一回】

様々な企業のデジタル化の支援をしていると、どうにも厄介な問題にぶち当たることがあります。一人一人のスキルが…とか経営者の質が…とかのレベルではなく、事業を常に改革してゆくミッションバランスと意思決定の歪みの問題です。 筆者の仕事観点で見ると、目の前のクライアントのデジタル化がどうにも進まないという危急の問題。しかし周囲をマクロ視点で眺めてみると、日本社会全体や各種団体の津々浦々に広がる組織文化の問題だと気が付くのです。 今回はそれをちょっとモデル化してみたいと思います。

こうして仕事資料は再利用できる。効率的な企画書や提案書の作成①

『企画書を作れない・作るのに時間がかかる』問題筆者は30年近くの職務経歴の中で多様な業界の仕事を経験しているが、 頻繁な転職で大企業を渡り歩いてる人とはちょっと違い、 フリーランス(個人事業)⇒自分が創業した会社の経営者、 という立場がその8割くらいを占めている。 なので、かなり過去からの自分の作成した仕事ドキュメント(企画書、分析レポート、戦略レポート、事業計画書など)を個人として蓄積してきている。 仮に資料の電子データが残っていなかったとしても…その“作り”はほぼ頭のな

経験が貯まる人と貯まらない人。

仕事に関して。 世の中、経験が湯水のように貯まる人と貯まらない人がいる。 その違いは何か? 答えは割と簡単で、やったことのない仕事を率先して受けるか?逃げるか?の違いだ。もう少しいうと、やったことのない初めての仕事を楽しめるか?嫌々やって苦しむか?の違いともいえる。 すごい当たり前だけど、どんなに沢山仕事をしても定型業務をひたすらこなしてるだけだと経験なんてたまらない。 矛盾に聞こえるかもだけど、 経験をためるということは=未経験を徹底して繰り返すということだ。経験を積むと

専門性・プロ性を活かすのは多動力+アマチュア精神!

世の中多品種少量生産の時代。そんなご時世に大量生産時代の大企業または工場の組織を想像してみよう。 ファンクションカット(機能割り)の組織内では、仕事の目的と戦略を設定するのは統率者の役割。 現場は機能、業種や職種別に綺麗に区分され、できるだけ同じ作業に集中して成果を上げることを求められていた。製造者だけではなく、分析官や企画者も同様。例えば、ハードウェアの企画をする人とソフトウェアの企画をする人は分れている。さらに基盤プログラムの企画者とアプリケーションの企画者は分かれている

出来ない⇔出来る、に加えて『なんちゃって出来る』を書き出してみよう。

自分の現在能力の棚卸し。これって、中々厄介だ。真ん中に縦の線を一本を引いて、左側に出来ることを、右側にできないことを、それぞれ箇条書きで書いて見る。 できることは、普通に書けるだろう。できないことは、そもそも自分が何ができないのか曖昧模糊としてるために書きづらい。 そして、できると書いた項目も細かく検討するとできないことがある。真面目に書こうとすればするほど、そのレベル感とか前提が気にかかってくるのだ。 でも、実はここがポイントだと思うのだ。仕事ができるようになるってことは