市販薬OD 【救急搬送編】

僕は2019年8月27日、都内のとある病院に救急搬送された。原因は市販薬odによる、せん妄、呼吸困難だ。せん妄とは、意識障害による混乱のようなものだ。僕はここまで生きてきて初めてこんな状況になったし、自分の意識が遠のいて行くのに大して大層恐怖した。これは今までの罪の結果なのかと感じた。
この話はほぼノンフィクションでお送りする。
その日は午後に、喫茶店にいた。タバコをふかしながら、猛烈な眠気と闘っていた。ブロンは無水カフェインが入っているため、眠くなるとは珍しいのだが、コデインが聞きすぎて眠くなっていた。言い忘れていたが、喫茶店の前には行きつけのBARに行き、酒を1杯と、ブロンを10t(計41t)飲んでいた。
僕はあまりの眠気から喫茶店を飛び出し、家に帰ろうとした。しかし、喫茶店にタバコを置き忘れたことを思い出し、戻ることになる。薬の常習による、物忘れなのかもしれない。そして、意識はどんどん遠くなっていく。僕は帰り道で、同居人に電話をかけた。状態が尋常ではないことを伝え、こちらに向かってくるように伝えた。意識が遠のいて、言葉が出なくなってくる。赤ちゃんレベルまで脳が退化していき、言葉が出ない。僕は恐怖で、とりあえずバッグの中から紙を取り出し、「もし私が倒れていたら、○○○に電話するように。」と書いた。それほどまで状況は悪化していた。無事に同居人とはちあったころには、意識レベルがかなり低下していた。俺はもう長くない、ということを何度も伝えていた。
その後は救急隊がやってきて、具合善し悪しを聞いてきたりした。その頃僕はある程度落ち着きを取り戻していた。救急車に乗ってからは、救急隊の人と話をした。「なんで大麻は合法化されないんですか?」などと、筋違いの発言を繰り返す。病院についてからは点滴をされた。人生で初めての点滴で、不思議な感情だった。親族には迷惑をかけたくなかったが、両親ともに連絡が言ってしまった。これが後に家族の亀裂をもたらすと知らずに。
そこからの記憶はあまり覚えていない。その次の日、僕はまたodをした。

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