宇宙人の星は永遠の夕焼け
数週間前、NHKシリーズ「スペーススペクタクル 宇宙人の星を探せ」を観ました。
最近のマイブームが「宇宙について調べる」の私にとっては、必見の番組です。
結論から言いますと、ロマンに溢れた想像をかき立てる内容で、3回ほど録画を見返してしまいました。笑
そして、つい先ほど「スペーススペクタクル 見えた!ブラックホールの謎」も放映されました。
こちらもずっと楽しみにしていた放映です。
まずは、前回の「宇宙人の星を探せ」の備忘録を残しておきたいと思います。
宇宙人はいるのか・・・?
今まで天文学者は宇宙人の星を探す際、
観測しやすい太陽みたいな大きくて明るい星を目印に探していました。
明るい星に近ければ近いほど、その周りをまわる宇宙人の星を見つけやすいのですが、
近すぎると星の水は蒸発するし、
遠すぎると水は凍っちゃうし、
「温度がちょうどよくて水のある星=生命が存在できる星」が
見つけられずにいたのです。
しかし、「赤色矮星(せきしょくわいせい)」という、いままで注目されてこなかった小さくて赤い星の周りを探すほうが、
宇宙人の星を見つけ出せる可能性が出てきました。
赤く小さな太陽のまわりに宇宙人の可能性
赤色矮星とは、小さく、赤く、太陽より温度が低い星。
温度が低いため、その周りをまわる星は、赤色矮星に近くても、水が液状で存在できます。
そして、その星は赤色矮星から近いために引力で自転が固定されます。
自転がないので、太陽の位置は一定です。
自転がロックされているため、恒星の光がずっと当たる面は灼熱で、当たらない面は永遠の闇にとざされています。
一見、生命は存在できないように思えますが、風の強弱で温かい空気が冷たい面に流れ、生命が生きられる温度になる場合もあります。
永遠の夕焼け、トワイライトゾーン
そして、注目したいのはその星の境目。
灼熱のゾーンと氷のゾーンの境目に、生命にちょうどいい場所があります。
そのゾーンの名前は「トワイライトゾーン」。
恒星は赤く、かつ永遠の夕焼けのため世界は赤紫色。
なんとロマンにあふれる情景・・・!
そしてそこには、体内のガスで空を飛ぶ風船のような生き物や、
カネゴンのような水陸両生の生き物が住んでいるという想像がされています。
正直、その生き物たちのビジュアルが地球の生物とは違いすぎて、
「本当に・・・?」という気持ちだったのですが、
ナビゲーターの櫻井翔の、「想像ではあるが、空想ではない」という言葉が素敵だと思いました。
情報を蓄積して、こういう生命体ならいるであろうと想像した結果は、ただの空想の域を超えます。
ロマンあふれる美しい映像を見れて、とても満足した回でした。
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