Piccolina

日本での5年間の研修後、ドイツ臨床留学へ。足掛け8年ドイツでもまれ、2023年にひょん…

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日本での5年間の研修後、ドイツ臨床留学へ。足掛け8年ドイツでもまれ、2023年にひょんなことからイタリアへ移住しました。日本 /ドイツ/イタリア 3カ国の生活や医師の労働環境の違い、言葉の勉強など思いついたままに綴りたいと思います。

最近の記事

確定申告 ドイツ

ドイツからイタリアに転居し半年以上が経過しましたが年が明け、昨年度の確定申告をしました。在独中からTaxFixというアプリを使って確定申告をしていました。必要なものはLohnsteuererkrärung。ややこしい税金の内訳などは全て職場が記載してくれているのでこれをスキャンします。また仕事の内訳で出張費用、事務費用、学会費、パソコン新規購入にかかった費用などを打ち込みます。 また自賠責保険や寄付をしていた際、保険外診療や薬剤購入にかかった費用なども打ち込みます。 最終的に

    • 運転免許書換えに関して 日本ードイツーイタリア

      運転免許書換え: 日本→ドイツドイツに渡航後、ドイツ滞在期間が6ヶ月を超える場合は日本の免許証からドイツの免許証への切り替えをすることをお勧めします。方法はこちら。総領事館で免許証をドイツ語に翻訳してもらい、近くの交通局でアポイントをとり書き換えをしてもらいます。有効期限はドイツの免許に書き換えることで20年くらいになりました。その途中で審査がないという事実におどろき。比較的迅速に切り替えが行われました。 ドイツでのオートマ限定→ミッションへの切り替え余談ですがドイツ滞在

      • Modo di dire 1️⃣ La notte porta consiglio

        イタリア語勉強中につき慣用句やことわざをエピソードを含めて書き残しておこうと思います。 結婚式の準備にあたりドレスを見に連れて行ってもらっています。一緒に着いてきてくれた別日には同伴しなかった義父が今回はドライバーとして同伴してくれました。義母と義姉そして姪はyes/noとかかれた札をもって判定してくれます。意見をはっきり言ってくれる彼らは私に似合うか、バジェットに収まるかも気にして総合的に判断してくれました。あわせて3つのお店で試着をさせてもらい2つの候補が。一つは私によ

        • 医師免許認定に関して ドイツ イタリア そしてスイス

          ドイツ Anerkennung der Approbation 2015年渡独した際、ドイツで医師活動をするため日本の医師免許をドイツで認定してもらう作業(Anerkennung der Approbation)が必要となりました。 必要書類:大学の成績表、実習の時間を記載したもの、大学卒業証書、医師免許証、行政処分証明書(厚生省から発行)、無犯罪証明書(警察から発行)、勤務証明 当時の提出先:勤務予定の病院がある州の医務局 翻訳:書類はオリジナルが日本語のものはドイツ語

        確定申告 ドイツ

          イタリア滞在許可証などに関して その一

          7月にドイツからイタリアにわたり滞在許可証の申請を新たに行いました。 渡伊前よりネット上の情報を集め準備を進めてはいましたがやはり一筋縄では行きませんでした。 私のように日本からではなくEU内の他の国からイタリアにというケースは決して多くないと思いますが、つぶやき程度に反省を。 渡伊前にやったこと 1️⃣ビザ申請:ドイツ国内のイタリア大使館(ビザ発行を担当するのはフランクフルトのみ)に予約後出向き即日発行してもらえました。私はまず語学学習のため学生ビザを発行してもらいま

          イタリア滞在許可証などに関して その一

          春巻きが食べたい

          日本に久々の一時帰国を果たし、これでもかという猛暑に辟易となりつつも、実家で母の手料理を満喫し、娘に戻れる時間を楽しみました。ひじきや大根の煮物といった母の味は今回はお預けでしたが、春巻きはパートナーもすっかり気に入り、イタリアに戻るなりリクエストが。 ドイツからイタリアへ移住にあたり同じEU圏内なのだから大きな違いはないものと鷹を括っていました。日本食材で何が手に入るのか、何がオンラインで注文できそうかなどドイツの8年間でわかってきたところでした。春巻きの皮は近くのアジア

          春巻きが食べたい

          中学受験の夏

          12歳の夏、ジリジリと太陽が照りつける中、毎日塾へと通い、朝から晩まで勉強した。小学五年生の秋から入塾した私はスロースターターであったため、周りの生徒が知っているつるかめ算や、地理の知識、国語の文法などが学びきれておらず、クラスでは常に落ちこぼれ、先生にはよくゲキを飛ばされた。今の時代にあの罵声はもう聞くことはできないだろう。難しい問題がでると、こんなものもわからないのか、と叱責され、悔し涙を一生懸命堪えた。辛い日々にも関わらず負けごとを言ったり、ウジウジすることがなかった私

          中学受験の夏

          卵子凍結に関して

          ドイツ留学中、医師である私は34歳で卵子凍結をしました。今年に入って卵子凍結に注目が集まり迷っている女性の背中を押す風潮となっているのはありがたいことです。 私が凍結をした4年前は日本では社会的適応は認められておらず、卵子凍結をすることになぜか後ろめたさを感じ、誰かに相談したり経験者の話を聞くということはできませんでした。いずれは出産育児を経験したいものの日本には帰れずまだまだ伴侶にもなかなか出逢えていないという環境からヨーロッパで卵子凍結を決意しました。 仕事の合間をぬって

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