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心から望むものはなにか。

劇団四季、パリのアメリカ人。第二次世界大戦後、パリの街で繰り広げられる、若者たちの夢と恋と、葛藤のお話。

これも、私からすると、本当の自分と向き合う、自己認識のお話。自分が本当にやりたいことは何か?心から望むものは?もっと自分の思いに、正直に生きてもいいんじゃないか。

・親の家業を継ぐのではなく、アーティストを目指して、ショーで踊りたければ踊り狂えばいい。

・お金で愛は買えなくても、欲しいものを手に入れたいと、欲望のままに突き進んだらいい。

・まわりを喜ばせるための結婚より、ありのままの自分をさらけ出せ、自分らしくいられる、そして抑えきれない燃えあがる情熱を、愛することを選んでもいい。

葛藤の中で、それぞれがどう振る舞い、行動すべきか。3人の男性が、1人の女性を愛してしまい、友情や親子関係にひびが入ったとしても、それでも、最高のショーを届けるという、ひとつの目的がある。そこに、光を見出すカギがある。人の心を動かし、感動を与えることができる。

人生思いどりにいかないことがあっても、自分の信じる道を、勇気をもって進む。その時、まわりに反対されても、理解されなくても、ただ思いっきり進めば、光が見えてくるかもしれない。

主人公が、葛藤を振り切って、思いっきりステージに立ち、活き活きと踊る姿が、それはそれは美しく輝いていた。思わず、自分らしく輝けてよかったと、涙が流れた。そう、人は本来の力が発揮されると、こんなにも美しいんだ。解放しよう、本来の姿を。

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