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モンゴル一人旅の雑記メモ


ニーチェの本を持ってきてよかった
彼の言葉は自分の頭で考えるきっかけをくれる

モンゴル人はトヨタの車がだいすき
プリウスだらけ

最初は言語の口調的に怒ってるようにも聞こえるが笑顔が優しい
日本語上手な人もいるし親切な人ばかりだ

空港降りたら広がる草原
雲ひとつない空と夕日が沈んでいく
美しすぎて見ていて全く飽きない

ゲルがぽつん、一軒家がぽつん
大きな街も見える
でもそれ以上に草原が圧倒的
緑はないから砂漠のようにも見える
山肌が美しい
空が本当にスッキリしてる
草原に落ちていく太陽の光がとても優しい
オレンジピンク

街に近づくにつれて渋滞がすごい
1本道だからかな
3車線あるけど街と空港をつなぐ道は1本だけ
ちょっとずつしか進まない

砂だらけの車たち
洗車してもすぐ汚れるのかな


ゲルについた
思ってたより小さくて低くてかわいい
ハエがいっぱい
地面はうんちだらけ
子どもたちがかわいい

散歩した
歩くのをやめると風の音が止む
本当に何も聞こえない
静かすぎて怖い
羊の大群
牛、馬もたくさんいる
これすべて遊牧民の方の家畜なのだろうか


9時に寝て22時、2時、5時にトイレで目が覚める
ゲルが寒い
火が消えかかってる
薪を組んで再び火がついた
晃雄に感謝だなと思った
2人で何度か焚き火したおかげで助かった
息子にもキャンプでサバイバル能力は身につけておきたい


ゲルの天井から風の音がよく聞こえる
動物たちの鳴き声もよく聞こえる
狼が出てきたりするのかな


ミニマルな生活は無駄な思考がない
どこまでも続く草原が心を安定させる
なにも音がない世界はこんなに静かなのか
視界を遮るものもない
日陰は一切なくどこまでも続く太陽の光
いつでも移動できる家
たくさんの動物たち
車とバイクとトラック
食べるものは羊肉、乳、じゃがいも、パン
米、春雨、パスタ、ソーセージ、卵
ごはんは1食大量に作る
家族と一緒に働く人たちがいつでも出入り
みんながごはん食べていく
季節ごとに変えていく暮らし

豊かさとは?
いまここにいる人や動物や自然、物をそのままの状態で受け入れ感謝して生きるということ
いま、ここ、をだけを感じるということ

自由とは?
どんな環境や状態でも、いまの自分を満たし恥じない生き方をしているということ

栄養バランスとか野菜不足とか
遊び場がないとか友達がいないとか
そんなの全部関係ない
ネンダはとてもかわいくて元気
いろんな教育法が意味がないように見える
学び続けるなかで普遍的なことを見極める必要がある


何もないから想像力で遊ぶ
木を持って戦いごっこ
お母さんはいつも近くにいるし
ここには危ない人も物もない
安心してたっぷり遊べる
遊んでくれる大人もたくさんいる
お兄ちゃんたちも週末いる
音楽はあるといい


雨風しのげる家
水は井戸水
電気はソーラーパネル
ガスはガスバーナーと焚き火
お風呂はない
街にあるもう一つの家で浴びる
服は毎日同じ
洗濯は街中のコインランドリー
必要なものはここにある
家を複数持ち目的や季節に合わせて移動する


SNSデトックスと思ってきたのに
夢の中にはSNSのことが出てきたし
頭の中はずっとYOASOBIのアイドルが流れてる
脳内には自分以外の人、関わったことない人がずっといるの変なの
自分の人生、時間、考える力は限られてるのに他の人に使ってる


モンゴルの暮らしは季節ごとに変わる
のどかでゆったりとした暮らしかと思ってたけど次の春、夏、秋、冬のために準備をしながら暮らしてる
明日急に雪が降るかもしれない
環境に合わせて臨機応変に動く
夏は短いけどやることがたくさんある
観光客のピークでお客さんの対応をしながら冬への保存食作り馬酒やチーズやバターなど
家畜たちが冬を越えるために牧草を食べ尽くさないように移動しながら備える
1日1日の積み重ねが今日を、未来を生かしている


旅は非日常的な体験が多くて毎日がわくわくで1日を存分に楽しもうとする自分がいる
それは日本に暮らしていてもできるのではないか
人生が旅であるならばどうでもいい日なんて1日もない
毎日を最高にしたい
つまり毎日最高の1日にしよう
トラブルやアクシデントもあるし時には泣いたり傷ついたり怒ったりする
それが人生だ
でも喜びが多い方が人生はしあわせ
しあわせのためにみんな生きてる
喜ぶときは周りも喜ばせるぐらい喜ぼう
周りの目は気にせず自分と自分とそばにいる人を目一杯愛そう伝えよう
みんながそうやって生きることができれば世界はもっと平和になる


すべて一期一会
もう会わないかもしれない相手に私は何かギブできただろうか
もらってばかりではないだろうか
感謝を十分に伝えられただろうか
それはどこか遠い国の人だけでなく身近な人にもできているだろうか


モンゴル人はとても背が高くてガタイが良い
乾燥地帯のモンゴルで育てられる作物はとても限られていて海もない魚がいない
肉とじゃがいもと牛乳
主食は米やパン、パスタ、春雨
日本食と比べると栄養バランスは整っていないはずなのに体がでかい
遺伝だろうが体を作るはずの食事がこれでも人は大きくなるのだろうか
馬に乗ったり動物の世話するだけでかなり筋力はつきそう
栄養バランスってなんだろう

子どもがご飯を残そうが手をつけなかろうがお母さんは何も気にしない
とりあえず大量に作って家族とその他の人たちと食べる
お母さんが子どもにイライラした姿一回も見てない
2歳だからいわゆるイヤイヤ期だけど子どもがぐずったのは1〜2回くらいですぐおさまる
お母さんがハグしたりキスしたりしてた
愛を表現する姿は見ていてなんて幸せな気持ちにさせてくれるんだろう
空港ではたくさんたくさんキスをして孫を見送るおばあちゃんたちがいた
おばあちゃんおじいちゃんたちも一緒に子育てするのが当たり前らしい

子どもは自由にのびのび生きている
よく笑うしとても活発
ゲルの中はもちろん限られた空間で外は何もないから見渡せばすぐお母さんを見つけられる
視界に入ってなくてもお母さんがそばにいる安心感がある
家族と関わる人たちみんなで子育てしてる
だれも孤独じゃない


学生時代に一人旅をしていた時は本当にお金がなかった
一円がもったいなくて何度でも値切り交渉してた
値切るほどに快感すら感じていた
でも今回は「ま、いっか」と思った
実際今回の旅でぼったくりはされていない
あらかじめ相場を調べて大きな乖離がなければそれ以上安くしようとはしなかった
やはり旅ができる自由を持っている、日本という国にたまたま生まれた自分はすでに恵まれている
相手が貧しいから与えるのではない
自分はすでにコップが満たされているから溢れた分をお裾分けしているだけ
どちらかが勝った負けたの損得で関係を終えるのではなくWin-Winが気持ちがいい

日本へ帰ってきた
うるさい
言葉もすべてわかるから余計にうるさい
店内のBGMも派手な広告も噂話もぜんぶうるさい
目から耳から要らない情報がひっきりなしに入ってくる
意図的に遮断しないと無駄にエネルギーを使ってしまう
静かに過ごせる場所がほしい

モノも情報も人間関係もミニマルにしよう

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