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トレバー・ノア

米国大統領選の行方が気になる今日このごろ。大統領選関連のニュースは、ほとんどトレバー・ノアに教えてもらっている。

南アフリカ出身のコメディアン、トレバー・ノアはDaily Showという政治風刺番組でホストを務めている。番組はYouTubeで見られるんだけど、とにかく面白い。ついでに顔もかっこいいし、声もいいし、英語も聴きやすい。

コロナ禍の今は"The Daily Social Distancing Show"と言いながら、いつものスーツ姿ではなく家からトレーナー姿で放送している。YouTubeのトップ画には“We cover the election. You cover your face.(我々が選挙をカバー(報道)する。皆さんは(マスクで)顔をカバーして)”の文字が。

トレバー・ノアの魅力は、モノマネのうまさにあると思う。オバマ大統領のモノマネも面白かったけど、トランプ大統領も笑っちゃうぐらいそっくり。難しいニュースでも、とにかく茶化しまくるので、飽きずに見られる。

おそらくアメリカの若手コメディアンの中でトップを走るスターだと思うけど、生い立ちがなかなか強烈。生まれたのは南アフリカ ヨハネスブルグで、黒人の母と白人の父の間に生まれる。でも彼が生まれた1984年は、まだアパルトヘイトの時代で、混血自体が違法だった。黒人の母親と並んで歩くとハーフだとバレるため、外を歩くときは離れて歩いていたらしい。幼少期の壮絶な思い出と、いかにしてコメディアンとしてアメリカで成り上がっていったかが分かる、自伝「トレバー・ノア 生まれたことが犯罪! ? 」もめちゃくちゃ面白かった。お母さんのキャラがまた最高。

YouTubeでは英語の字幕も出せるので、勉強にもなる。

Netflixではトレバー・ノアのスタンダップコメディをいくつか見られる。どれも、とってもオススメ。下ネタがほとんどないのも好き。そして最近、熱愛が発覚した。全然関係ないけど私まで嬉しい。

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