英語の資格

先月受けた技術英検プロフェッショナルの結果が返ってきた。プロフェッショナルは落ちていたけど、その下の準プロフェッショナルには合格していた。よかった。

ちなみにプロフェッショナル認定には、75%点以上の正解が必要で、準プロフェッショナルは60%以上なので、その間の壁は高い。

技術英検とは、科学技術文書を英語で読む能力・書く能力を評価するための資格。今年、工業英検から技術英検へと名前が変わり、テスト内容も刷新され、今回が新しい名前になってから初めての試験だった。準プロフェッショナルは、旧工業英検2級と同等レベルとのウワサだったけど、今年の2月に旧工業英検2級に合格した身としては、準プロフェッショナルのほうが難しく感じた。

翻訳者になるには資格はいらない。翻訳会社のトライアルに合格すれば仕事はもらえる。経験を積んで、実績を武器に新しい仕事をもらえばいいのだけど、自分に自信のない私のような人間は、資格を取ることで自信を得られるというか、自信の根拠を作っている感じだ。私にとって資格は、未知の仕事を受ける時にビビらないためのお守りのようなもの。

それに、技術英検は、試験勉強そのものが翻訳の実務に直接役立つ数少ない英語の資格だと思う。今回の試験も、記念受験で終わっちゃうかも…と思ったけど、多少なりとも勉強したことが確実に今の仕事に役立った。

例えば今の会社の契約が終わって、また社内翻訳の仕事がしたいと思ったら、履歴書には今の会社の経験に加えて、技術英検のような(マイナーだけど)力強い資格を添えたい。せっかくなら準プロフェッショナルより、プロフェッショナルと書きたい。来年またチャレンジしようかな…。

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