見出し画像

Vol.54 信念に心揺さぶられたお話

信念に人は惹かれる。
信念に生きる人を応援したくなる。

わたしの勤め先のオーナーは
おっきなものを抱えて不安を抱えながらも
信念に生きるかっこいい人でした。

・・

こんにちは、しーまるです🥯

現在わたしはオーナーシェフが一人で切り盛りしている
レストラン?カフェ?で一人ホールをしているのですが

今日そのオーナーから彼自身の
ハートフルな「食」への思いを聞いて
彼への印象が変わったんですよ。笑


んで、その思いをまかないのかき氷を
知覚過敏で痛む顎を抑えながら聞いていたわけですが

ファンになりました。笑


でね、
思いを聞く前のわたしが彼に抱いていた印象って

食へのこだわりが熱い、難しいおじさん
鋼のメンタルで、人の気持ち?ナニソレ?
(シェフごめんなさい笑)

みたいなタイプだと思ってたんですよね。


いや、実際ホールでやらかした時とか
それはそれは、、、、
けっちょんけっちょんに怒られまくりましたからね

わたしの失敗に対する度重なるため息
「それくらいできて当たり前だよ」という心痛い言葉
「(お客さんへの料理の説明が)下手だから、お客さんの前出ないで」


等々、、、
ちょくちょく傷ついておりました。笑

有名なお店で総料理長してたくらいの腕前の人だから
料理への愛はとても大きい人なのはわかります。


しかし、、、しかし、、、!
なんか好きになれなかった!!!
もっとこう、、言葉の選び方はないんか、、、!

みたいな思いがあったんですよね。笑
飲食店に携わるのが初なので、業界の方からしたら

「何言っとるんだ、たわけ者。」
となるかもなのですが

それは一旦はじに置いといてもろて。


で、です。


宇治抹茶氷スモール 700円なり

これを食べながらこのかき氷の奥にいたシェフと
たわいもない話をしていたら

しんみりと語ってくれたんです。


今のお店が2店舗目であること
前のお店はこだわりにこだわり抜いて理想の内装にしたこと
そのお店はビルの建て壊しで泣く泣く手放すことになったこと
もっとお客さんとお話したいのに、現店舗のレイアウトではお客さんが遠くて悲しいこと
お店2店舗分の改装した時の借金があること
理想の店舗を自分もお客さんも満足する形でもう一度持ちたいこと
美味しいもので心の余裕が生まれてほしいこと
だから食への妥協は一切しない
アルバイトであれ、食への妥協は絶対許さないこと


話してくれるシェフの目がうるっとして
言葉は震えながらも熱い気持ちが宿っていて、、

聞き入るあまり
かき氷全溶け。
飲んだよね。


それ聞いて、だからこの人こんなに厳しかったんか、、
逆に誇らしいわ。

ってなったんですよね。


全部、
「いいものをお客様に。お客様の笑顔のために」

に繋がってたんだなあ、って知ったからなんですね。


はあああ、なるほどなあ。


でもさ、店舗経営って一回だすと
お金もめっちゃかかるし、戻れないから

・今の店舗だとお客さんと直接関われない
(キッチンから客席が遠い)
・カウンターテーブル増やしてお客さんとコミュニケーションとって
お料理の説明したい、話したい、、!
思いを伝えたい、、!
・だけど次の一歩踏み出すのは怖い、
でもやるしかないのは分かってるんだ、、

って
すんごい葛藤してて


シェフすごいな。
一家の大黒柱だけど挑戦し続けててかっこいいな。

シェフが作る料理なら絶対美味しいし
どこ行ってもわたし食べに行きますよ。


って気づいたら言ってた。笑


アルバイトにどんだけ疎まれようが
儲かる話があろうが、

「料理に妥協し始めたら俺じゃない。」

って言い切る信念の強さに
ファンになりましたね。


食に限らず全ての職業に共通すると思うけど
自分がやってることに対して自分なりの「道」を持って
その道を信じて進み続ける人を

人は応援したくなるよね。


シェフの熱い気持ち、そして不安を抱えながらも
安きに流されない姿勢に心打たれましたね。


わたしも
「自分自身を理解して、心穏やかに心豊かに生きる人を増やす」


この信念を棺桶に入るその時まで
持って生きていく、って改めて決意させてくれた1日でした。


おしまい
よかったらスキしてね♡

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?