イタリアひとり旅 最終回 おわりと、それから。
生まれて初めて、異国の地を訪れて、
生まれて初めて、一人で空を飛んで、
10日間とは思えないほどたくさんの経験をして、たくさんの人と出会った。
楽しいことも、辛いこともあった。
誰かと旅をすると、共有できるものが多いと思うが、一人旅だと、感情がより一層凝縮されるような気がした。
嬉しいも、楽しいも、もちろん辛いも、一段と色濃く自分の中に落ちてくる。
初めての経験に、戸惑いながらも、進み続けた旅だったと思う。
イタリアという国は、決して優しくはなかったかもしれない。
それでも、楽しみたいと思う気持ちを、持ち続ければ、きっと応えてくれる、私にとってはそんな印象の場所であった。
いつか、また、この国に遊びに来たいと、そう思える場所だった。
はじめての海外、はじめての一人旅。
書き尽くせないほどの思い出と、溢れんばかりの想いと、ほんの少しの勇気と。ほんとうにたくさんのものを得ることができた。
最後に、
今回私が、旅の記録を文字に起こしたのは、実際自分が旅立つ前、たくさんの人のブログや旅行記を読んだからだ。
女性のヨーロッパ一人旅の記事は、正直なところ、思った以上に少なかった。
だから、もし私が書いたこの旅行記が、今後旅行を考える誰かの勇気になればいいな、と思いながら執筆した。
はじめての執筆で、至らない点も多く、乱文になってしまったが、最後までお付き合い頂きありがとうございました。
私と、あなたの、これからの旅路に、どうか幸多からんことを。