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キャリア迷子になったわたしが、やりたいことを見つけた方法②

こんにちは、しいなです。

突然ですが、皆さんはいつnoteを読んでいますか?
自分でもnoteを書くとなると、なかなか読む時間を捻出できず…
どうやってnoteを書いたり読んだりする時間をバランスよく捻出しようか?というのが目下の悩みです。
よければ、皆さんはどんなタイミングでnoteを読んでいるのか(または書いているのか)教えてもらえたら嬉しいです^^

さて、今日は前回のつづき。
「やりたいことを見つけた方法」の後編です。
今回も長くなりそうな予感がしていますが、お付き合いいただけたら嬉しいです。

前編を読んでいないという方は、こちらからご覧ください^^


仕事と育児のトレードオフにもがく

この頃のわたしは、仕事をとるか育児をとるかのトレードオフ状態になっていました。

育休後は未経験のポジションで復帰していたこともあり、キャッチアップのために通勤時間はひたすら読書で情報をインプットして、その日の実務でアウトプットする…というような高速PDCAサイクルを回す怒涛の日々でした。

忙しいけれど、業務にはとてもやりがいを感じている。だから、夫の協力を得ながら残業しつつ、なんとか育児と仕事を両立させようと奮闘していました。

ところが、新設の部署ということもあり、常に新しい施策がスタートし、対応に追われる日々。わたしの残業時間は日に日に増えていき、しだいに夫も怪訝な態度を示すように。残業が続くと子どもが不安定になったり、だんだん家庭が回らなくなっていきました。

親や親戚は遠方に住んでいて頼れず、民間のシッターサービスや家事代行などは、検討するための時間を捻出することさえできない状態でした。
(時間だけでなく、精神的にもそこに取り組む余裕がありませんでした)

仕事を頑張れば頑張るほど、任されることが増えてやりがいも増えるけれど、家族にかけられる時間が減ってしまい、家庭が回らなくなってしまう…。

そんな悩みを抱えていた矢先、社内体制の変更で業務の負担を減らしてもらえることに。少し裏方的な業務になり、業務量も減り、突発的なお休みなども取りやすい状況になりました。

子育てとの両立はしやすくなったものの、業務内容はルーティンワークが中心になり、今度は仕事でのやりがいを感じられなくなってしまいました。

上司との面談でこのことを相談すると「バリバリやりたいんだったら、前のポジションに戻してあげるよ」との返事が。

元のポジション、さもなくば今のポジション…
当時のわたしには、どちらかしか選択肢がありませんでした。

やりがいの感じられる業務をすると家庭がまわらなくなってしまうし、家庭と両立しやすい業務にするとやりがいがなくなってしまう…

社内を見回しても、他のワーママ達もみんな同様に「仕事と子育てどっちをとるのか?」と、トレードオフに悩んでいる状況が見受けられました。

自分の「強み」と「やりがい」を考える

いまの状況では、自分の満足いく働き方ができていない。
そもそも、なんで今の業務内容に満足できていないんだろう?

現状の不満を深堀りした結果、「自分の強みが活かせていない」という点が浮かび上がってきました。

わたしはルーティーンの事務作業があまり得意でなく、どちらかというと何かを考えたり、人とやりとりをしたりする方が好き。
この点について、今の業務内容とズレがあるのだと感じました。

加えて、わたしは「目の前の人に喜んでもらう」ことが仕事のやりがいにつながっていましたが、今の業務ではそれも満たせていないと分かりました。

自分の中で「強みを活かせる」「目の前の人に喜んでもらえる」という軸を満たせるように働くことが、やりがいを持って働くために大切なんだと理解できました。

ここは、前編で書いたように「自分の好き嫌いに敏感になる」という土台がすでに出来上がっていたので、比較的スムーズに導き出せたように思います。

興味を洗い出す

自分が仕事をする上で大切にしたいことが明確になったため、それに合致する仕事を検討してみました。

まずは、今の仕事で興味のあること、これまでの仕事で面白いと感じたこと、仕事ではないけど興味のあること、よく読む本の傾向などから、自分は何に興味関心があるのか?というのをひらすら洗い出しました。

そして、その中で「強みを活かせる」「目の前の人に喜んでもらえる」という条件を満たせるものを抜き出し、並べてみて、一番しっくりくるものを探しました。

わたしの場合は、もともと人材系の仕事をしていたこともあり「キャリアコンサルタント」が当てはまったのですが

「でもな~…」という言い訳が次々湧いてくる。笑

興味はあるけど、本当にこれが一番やりたいことなのかって言われると分からない…
仮にもし本当にやりたいことだったとしても、うまくいくか分からないし…
そもそも本当に強みを活かせる仕事がこれなのか?っていわれると分からない…

このときのわたしは、できない理由を探す達人でした。笑
全部、自分の頭で考えているだけで、本当にそうなのか?という確証がもてない。ここが、一歩踏み出せない大きな要因でした。

小さく行動してみる

ぼんやりとやりたいことが見えてきたものの、自分の考えに自信がもてなかったわたしは、答え合わせをするような気持ちで情報収集を始めました。

早起きして、出勤前に本屋へ行き、関連書籍を片っ端からチェックする。
隙間時間にネットで関連情報をひたすら検索する。
実際にキャリアコンサルタントの仕事をしている人の記事やSNSなどを探し、実情の把握に務める。

これらの行動を繰り返すうちに、少しずつ業界や職種への理解が深まり、「分からない」だらけの状態から、なんとなく仕事の全体像が見えてきました。

そして、うまくいくかどうかは全く分からないけど、「やりたいか、やりたくないか」でいったら「やってみたいな」という気持ちが大きくなっていることに気づきました。

小さな行動に慣れてくると、少しずつ行動の幅を広げられるようになってきます。

情報収集という「小さな行動」だけでなく、次第に「キャリアコンサルタントの国家資格を取得する講座に通ってみる」などの大きな行動(わたしにとってはかなり勇気のいる決断でした…!)もできるようになり、そういった一連の行動を通して、わたしは自分の「やりたいこと」に少しずつ自信を持てるようになっていきました。

頭の中で考えているだけでは、答えは見つからない。
「好き」を取り戻していったときと同様に、小さな行動を繰り返して、自分の気持ちの動きに敏感になる。
できるかどうか?ではなく、「好きかどうか(やりたいかどうか)」の気持ちに目を向ける。

これらのことが「やりたいこと探し」にも有効なのだと、実感しました。

当初は「やりたいことを見つける」というと、「これだ!!」というビビッとくる出会い、ゆるぎない熱い気持ち!!みたいなものを想像していましたが

わたしの場合は全くそうではなく、じんわり、だんだん、「好きかも」「やりたいかも」が強化されていく、という感じでした。

「やりたいことが分からない」の中身は、人によって様々だと思いますが
少しでもどなたかの参考になれば幸いです^^

今回もかなり長くなってしまいましたが(笑)
お付き合いいただき、ありがとうございました。

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