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中国不況で大都市上海に起こった10の異変があるらしい 〜Part3〜

あと3つ、早速物申したいと思います。

その8:「金貸すよ」「資金調達」の営業電話が多くなった

以前からありましたけどね、中国にも闇金や高利貸しはあるにはあるのですが、政府の規制が厳しく取り締まりもあるため、個人はまだまだ家族や兄弟、親戚、友人にお金を借りるのが多いですね。あと、お財布アプリ(日本でいうPayPayみたいな)が支払いをする度に信用度チェックみたいなのをして、それに応じて月金利10%くらいでお金を貸してくれるサービスもあります。外国人はつかえませんが。ちなみに私の知人で中国在住の日本人駐在員向けに高金利でお金を貸し付けている方がいらっしゃいます。なんでも駐在員は勤め先の会社や身元、住居がわかりやすいので取りっぱぐれがなく回収も容易なんだとか、もちろん違法ですけどねw

その9:中国人の海外旅行が少なくなった

確かに少なくなりましたね、不景気も影響しているのでしょうが、一番の大きな理由として中国政府が中国人の海外団体旅行を規制しているためだと思います。そりゃあ上海浦东国際空港も人が少なくなりますよ。でも上海人は皆んな言ってますよ、日本に旅行に行きたいって、そりゃあこれだけ日本円が安けりゃ日本で買い物したいでしょう。日本政府の「沖縄に行けば3年間のビザをプレゼント!」キャンペーンで3年のマルチビザを取得した中国人達は個人旅行でバンバン日本へ行ってますけどね、ちなみに上海人の一番人気は大阪です。

その10:上海に外国人が少なくなった

確かに減りました。欧米人だけでなく、日本人もめっちゃ減りました。上海万博前後には10万人を突破した上海在住日本人も2022年には36614人になり、2024年現在まで減り続けています。不景気も影響しているのでしょうが、これはやっぱり中国での人件費の高騰、物価高が大きく影響していると思います。ちなみにウチのお店が上海1号店を徐家汇という場所に出店したのが2006年、当時アシスタントの給料は月2000元(日本円で4万円程度)でした。2024年現在では月7300元(日本円で14万6千円程度)にまで上昇しております。3倍以上です。もう日本と大きな差が無くなってきております。そりゃあ大量の労働者を抱える工場なんかは撤退するでしょう。物価も高騰し続けていて、特に外国人が住むような住宅の家賃も下手したら3倍くらいの値上がりをしております。そりゃあ外国人も減るでしょう。。。え⁉︎ 私ですか?上海から撤退しないのかって?ん〜、今とてつもなく日本円が安いじゃあないですか、ウチにご来店のお客様がお支払いしてくださる人民元を日本円に換算したら、びっくりする金額になるんですよ、このびっくりからのニンマリがなくなれば尻尾を巻いてて帰国しますw

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