自分史的なクリッピング史料

今日でGWの前半の終了日。後半戦はこれから。実はその後半戦にワンコとの小旅行を予定中で、初めての遠乗りではどうだろうか。以前のワンコは最初の時に軽い車酔いをしたけど、その後はまったく問題なく、青森にさえ同乗させて、一緒に岩木山の麓を散歩したことがある。こちらのうだるような暑さから離れられて、比較的長毛犬だったのでさぞや涼しかったのではないかと思う。今度も比較的な暑い日が予想されるなか、涼しいところでの散歩はワンコにとってもきっと快適であること間違いなし。最近ではすっかり散歩の距離も伸びてきて、如何なく個性を発揮している。

休暇では土産を買い漁るなんてことは若かりし頃はしたけど、最近ではすっかり足るを知るをモットーに余計なものは買わなくなった。勿論欲しいと思う気持ちが商品を目の前にするとふつふつと湧き出てくるけど、でも余程の事がない限り毎日使わなしなぁと思いもっぱら見るだけ。Jsut Lookingだ。

2016年6月15日 朝日(たぶん?)つ・む・ぐ 伝統工芸集めた土産物店
ちん里う本店常務 ゾェルゲル・ニコラ氏

小田原は比較的近いという認識なので、電車で一本だし、時折訪れる。この記事で紹介されているのは、小田原のお土産屋さんであるちん里う本店の外国人常務さん(Webを拝見すると未だ在籍されている様子)。ドイツ人のニコラさんは、日本の細やかな技術やその伝統を惚れ込み、同社に入社し活躍されている。その方が(当時)芦ノ湖のほとりに「NIHON ICHIBAN」という土産物店を開設。その店名の由来も「日本で一番いいものがそろう店」というコンセプトだと。

手作りでモダンなデザイン。商品の一つひとつに物語がある。梅干しは3年寝かせると塩気がまろやかになるってなコメントも付されている。梅干しは大好き。でも冷蔵庫に相当な期間存在している気がする。主な理由はご飯(白米)を食べなくなったことからだと思う。

ちん里う入社は必然的。なにせ欧州留学中に出会った現社長の奥様と出会ったからだ。ニコラさんは仏、独、英、日と4カ国語を駆使して接客に当たるとある。インバウンドには相当フレンドリーだ。奥様と来日したのは2000年。「日本一番」はもともとニコラさんが立ち上げた通販サイト。ちん里うという老舗企業の家族的な経営に感化されて家族の一員になるべく入社。生き残りの為には海外市場の取り込みが不可欠。日本に関心が高い外国人のネットワークを構築していった。桜花漬などの自社商品からスタートさせて、品目を拡充。今(当時)では2100種類の品目を250の店舗で扱っているとある。当初は仕入れの際に職人から外国人への懸念・不安があってうまくはいかなかった様子だけど、その後信頼を勝ち得ていって商品の充実を図ったとある。購入したエンドユーザーのコメントが付されるたびに、商品の売り上げも伸長していき、熱心なリピーターにも繋がっていると。

2017年2月期の売上は、ネットと店舗の合計で1億円が目標とあるけど、とうに達成しているのではないか?と勝手に思っている。顧客の幅は米国やシンガポールを始めとして100カ国にも及ぶらしく、この数字もきっと伸びているのだろうか。

当時はドイツに現法を設立する予定とあるけど、すでにWebsiteで見ると設立されている。

お土産屋さんの店舗をみると、ついつい手にして欲しくなってしまう商品は日本中で目白押しだ。でも何でその魅力に惹きつけられるかと言えば、自分の感性とマッチするものであったり、そもそもの工夫や仕掛けが魅力的に思えたり、自分の為ではなく、誰かにぴったりだと思ったりと想像が膨らむことにその時その時の高揚感があるからだと思う。昔は修学旅行時に、ペナントを集めたりした若かりし時代もあったけど、その当時から比べようもないくらい商品開発は進み、よりスマートに、より魅力的に見えたりしている。
SNSでの情報発信という環境も好循環を生んでいる。でもふと考えると本当に全部欲しいとなったら、家の中にはおさまらない。お菓子類は比較的短期間に消費されるので、スペース的にはありがたい存在。いわゆる置物などは飾りたいけど・・・場所がなぁ・・・と考えてしまう。昔むかしはガラスのショーケースに小さな土産の置物を飾っていたことも思い出す。その後はすっかり置物たちは過去に清算してしまった。

でも今ではそのものの物語に余計興味がいくのは明らかに歳を重ねたから。今度の小旅行では、ワンコと初めて写真館で写真を撮る。コト消費であると同時に写真というアウトプットがある。それが今最も自分を魅惑的にさせてくれることになると思う。たくさんの人が良き思い出を作るGWになることとなることを願うばかり。 

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