自分史的なクリッピング史料

今週末はいよいよ有馬記念。競馬を観るのが好きなだけだけど。
いつか競馬場で応援してみたい。最強馬・イクイノックスの引退もあったけど、武豊とドウデユースもずっと応援している。競馬はさておき。

2007年10月27日 日経 暮らしサプライズ
なぜか人は左に回る

時計回りと逆回り。人は無意識のうちに左回りを選ぶ説。皇居ランもほとんどが左回りをチョイス。空港ロビーで観察した様子でも発券カウンターに並ぶ乗客は左回りだったと。スーパーマーケットの入り口で顧客が並ぶ列も左回りが主流だという。勿論、立地の関係で右回りの店舗も当然ある。

時計は右回り。機械式の時計ができたのは1300年ごろ。これはもともとあった日時計が右回りだったからというのが通説と。でも南半球の日時計は左回りらしい。

オリンピックではどうか。1896年の第1回アテネオリンピックでは陸上トラックは右回りだった。左回りに統一されたのは1912年(国際陸連が創設された年)。スケートリンクも自転車競技も左回り。

その理由は何か? 左側にある心臓を守るために左に傾く方が理にかなっているとか、人間の体は左の方がひねりやすい、或いは右に心臓よりもずっと大きい肝臓があり右回りだと引っかかりやすいとか。色々書いてある。

人体構造説では、野球において投げ終わった後、右ピッチャーは一塁側(左)に傾くが、左ピッチャーは余り三塁側(右)には傾かないらしい。バランスをとるために(人間は右側の方が重いので)左に重心が移る習性があるからでは?とも記されている。

どうやら、商業施設開発でも人の導線は左側に有力店舗群を配するらしい。でもこれを逆手にとる店舗開発もある。店内左回りだと素早くお客さんが回遊してしまうので、あえて右回りにし効率を排除してゆっくり見てもらうには右回りが最適という店主も。

この他にも、群衆に単に従う人もいれば逆らう人もいて、常に個人差があるはずだという大学教授のコメントもあり。

結びでは、確かに「左右論」は一つの要素にすぎないことを承知の上でそれぞれ考えてみるのは面白いかもしれないとしている。結構プチ・ブレークスルーになったりして、想像は広がりを見せる?かもしれない?。左回りがほとんどの回転ドアも右回りにしたら、事故防止になるのではという大学教授のコメントもあった。多分当時は商業施設開発にも仕事で関わっていたので、この辺りのテキストに反応したのだろうか・・・。

個人的には、何となく慣れや習慣が大きいのでは?と思いつつ、リード・プラクティスというコンセプトでいいのでは?と当時思っていた筈。こうした何だかどうでも良さそうなこと(*本当は導線設計は重要な要素であることは間違いない)を、あれ、そう言えば・・・という題材を考えることも大事なこと。

冒頭の有馬記念は右回り。馬も左回り、右回りの得手・不得手もあると騎手は言うけれど、それよりも急峻なスピードでどちらもこなす馬の能力を凄いと思う。馬の表情を見て必死に走っている姿を見ていると、結構感動するもの。我が愛犬も走っている時にはやはり表情が違ったことを思い出す。

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