自分史的なクリッピング史料

今日は関心が強い「教育」という広い範囲で。

① 2015年1月13日 日経 ここにもAIまなぶ ②
② 2015年4月16日 朝日 崩して積んでレゴ社急成長
③ 2015年8月28日 朝日 受験ビジネス「金の卵」争奪

いずれも2015年掲載の記事だけど、それぞれの内容に興味があったからのクリッピング。

①の記事では、今の時代の潮流ともいうべくAIによる学習というテーマ。東京・世田谷の教育ベンチャー、コンパスが運営する塾の内容が紹介され、AIによる教材が生徒の進度によって問題を提供し、習熟度を個別にあげていくと今では当たり前の感覚のようなことが記載されている。生徒の個別性(個性)をある意味フェアな人工知能に判断させて、個別性を確保しながら問題提供というところに関心が。その後スマホの益々の台頭によって、「隙間時間」が焦点にもなっているのだろうか?要は積み上げ。それでもつまづきがあった時にヒト系のアドバイスは欲しいのも事実。塾という経営形態も変わる。

そのほか、コーリジャパンやリクルートマーケティングパートナーズなども紹介されているけど、その期待成果は、TOEICの得点増であったり、大学入試テストの最善な対応策であったり、当然の目標をターゲットにサービスの目的を明確化している。これらは今も変わらない。

塾とかは能動的に学べる場合、必定的に学ぶ場合、受動的に学ぶ場合とその効果は違うのかも知れない。個人的には「もっと楽しみながら勉強できないのかなぁ」?と。ディズニービデオでも良いとは思うけどそれだけではなく。

②のレゴ社の話は今でも話題になるコンストラクショニズムがベースにある筈なので、作って壊してまた作って壊してを繰り返すことで、創造性の涵養につながる。振り返れば、自分も子供の頃、クリスマスや誕生日のプレゼントは常にレゴを要求していた。会社の命名も「よく遊べ」。「leg godt」(デンマーク語でよく遊べ)を縮めたらしいし、その源流に目がいった。日本では1962年に発売を開始。本当に懐かしい!

この当時は売上高で玩具メーカーの世界首位に立ったことが記載されているけど、レゴ社でも一時苦境に陥った過去もあり、「選択と集中」によりV字回復した歴史もあるとがっちりマンデーで昨年末の放送で知った。レゴが教育領域に与える影響は計り知れない。大人でも楽しめるし、商品の使用価値も非常に長い期間維持される。

③は、受験塾業界の垂直展開について。子供の数は減少傾向にあるのだから、有力学習塾は長い期間にわたる顧客の囲い込みが必要になる。これは今後も同じ(囲い込みという言葉はあまり好きではないけど・・・)。

Z会の増進会出版社が栄光ホールディングスを買収したとか、それ以前にナガセ(東進ハイスクール)が2006年に四谷大塚を買収したなどの学習塾業界の動きが表で掲載されている。親が子供にかけるエンジェル係数は上がるばかりで、今後もその波は続くと個人的にも思う。受験勉強の低年齢化はやまない。何とも言えない。

多分当時、Action Englishに興味があったんだと思う(今でもそうだけど)。記事の右片隅に明光ネットワークジャパンが手がける学童保育のサッカー教室が紹介されている。内容的には、サッカーを教えた後には、国語や思考力を学ばせると出ている。学童保育の問題と教育補助という課題にアプローチをかけている話。

この記事を見ながら、もう少しゆるく、大好きなスポーツを通じて、ゲーム中に他の仲間と声を掛け合うこともあるだろうし、仮に日本人だけでも、和製英語ではなく、ネーティブな言葉で体を動かすという体験型で多言語を学べないのかとも思ったりして。

バレーボールでもゴルフでも一緒にプレーする外国人とのコミュニケーションを自分の好きなスポーツを通じて学ぶ。お金がなければ語学は習得できないという考え方を打破できないのだろうか?だって海外でプロになろうと希望があれば、いい意味で子供ながらに必死になれる筈。

子供達をどんな環境下に置くのか、押し付けではなく個性を大事にしつつ興味を最大限に引き出せるか、多様性という観点からももっとコミュニケーション力を高めていく。そのためには、大きなハードルである「言語」という壁を日本人は超えていく必要がある。

最近でもインバウンドを始めとして、この課題にはいつも行き着く。地方ではなおさら言語の壁を克服する必要がある。受験の考え方も記憶より思考力、言語力に注力していけば、今後大きく変われる可能性がある。あまり詰め込まずに・・・。


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