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嗚呼、大切にしたい街の映画館。

―「文化を残す」という行為は、何よりも尊いと思います。時代が変わり、人々の生活様式が変わっても、ただあり続けること。その価値に、もっと目を向けなきゃいけないな。信念を持って継続する大切さを、街の映画館から学びました。

高松の商店街にはかつて、今よりもっと映画館が存在しました(いくつかは忘れたけどあった)。小さい頃両親と来てはアニメ映画を観たり、学区の子ども会で東宝の映画に観たり。

商店街に行くことを高松の人は「街に行く」ということが多いようです。両親と映画館に行ったら、当時あった「ことぶきや」というおもちゃ屋さんに連れて行ってもらうという定番コースがあったので、僕にとって「街に行く」の記憶は映画と玩具屋ですね。

時代の流れもあり、1つまたひとつと劇場はなくなっていきました。そんななかでも残っているのが、「ソレイユ」というミニシアターと「ロッポニカ高松」というポルノシアター。ポルノ映画は観ませんが、ロッポニカの雰囲気はなんともいい味出てるんですよねー。

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一方のソレイユは学生になってから、気になる作品があればたまに行っていました。1人で。ちょっとマニアックな作品が観られて、「映画って面白いんだな」と開眼できたのはソレイユのおかげです。名画座もありますね。

これだけ「街」から映画館が姿を消し、郊外には劇場のある大型ショッピングモールができて…きっとソレイユという場所も、決して経営が安定しているとはいえないように思います。(別の事業もされていますよね)

でも、ソレイユから感じる「映画を通して街の文化を残す」という気概に、尊敬の念を感じざるをえません。

信念を持って何かをやり続けることは、文化を残すことだと思っています。信念を持つことは、一貫性を持つこと。「継続は力なり」と、もう何千年も言われているだろうことなのにいまだにその言葉が価値を持つのは、それだけ難しいことだから。

街の景色1つからでも、人生において大切なことを学び取ることができます。ふと「毎日note書くの、ツラくなってきたなあ」なんて思ったら、ソレイユを思い出して、気を引き締めたいと思います。自分も、文化を残すんだ。

(なんつーオチや)


関連ブログ『「継続は力なり」の、情報発信における本当の意味』

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映画館の思い出

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