あなたにとってのUI/UXは?
Web業界では一般的ですが、「UI」「UX」という言葉があります。ものすごくかみ砕いて言うと、
UI(ユーザーインターフェース)…サービスとユーザーとの接点
UX(ユーザーエクスペリエンス)…ユーザーがサービスから得られる体験
といったところでしょうか。UXにはたとえば、見やすい、使いやすい、快適、信頼できる、自動でオススメしてくれる、など多様な体験価値があります。
UI/UXについて詳しく述べることはしませんが、僕たち自身を1つの「サービス」だと考えたとき、この2つのキーワードは大切な示唆を与えてくれます。つまり、
UI→僕やあなたは、他人に対してどうやって接点をつくっているか?
UX→僕やあなたは、他人にどのような体験を提供できているか?
ということです。
人との接点。たとえば僕は「出口を必ずリアルに持ってくる」ことを心がけています。
たとえ接点を持ったきっかけがSNSであっても、会うきっかけをつくったり、「会ってみたい」と思っていただけるような立ち居振る舞いを意識しています。
なぜ「リアル」を重視するのかというと…もっともらしい理由も挙げられるのですが単に僕自身、そのほうが心地よくて好きなんだと思います(笑)。
ではUX=体験価値は? 自分のことをお話しするのはお恥ずかしいのですが、よく言っていただけるのは「話がわかりやすい」こと。
また相手がどう感じているか確信は持てませんが、
「事実と意見を分けて受信する/発信する」
「人の言うことに “反応”で行動しない」
「枝葉の問題ではなく、共通する課題の把握に徹する」
というのは、人と接するときに意識的に取り組んでいることです。
いずれにしても、良きにせよ悪しきにせよ、また意識的にせよ無意識的にせよ、僕たちは他人に対してなんらかの体験を提供しています。自分自身を1つのサービスとするならば。
「このWebサイト、どこをクリックしたらどこに行くのかよく分からんなぁ」
「こんな情報、知りたくもないのに勝手にドンドン上がってくるんだけど」
みたいな、スマホでWebサイトを見ていて不快に感じる感情を、僕たち自身も誰かに与えてしまっているかもしれない。もちろん、その逆もしかりですけどね。
とはいえ、提供する「体験」だとか「価値」だとか、小難しくてフワッとしたことを言うと
「んん、、私は潜在意識に働きかけることで成功へのイメージを〜」
のように、おおげさなことを考えがちです(笑)。
しかし、そうじゃなくてもっと、接し合った瞬間ににじみ出る“なにか”が人間にとってのUXだと思います。「印象」という言葉が近いかもしれません。
あるいは、自然に振る舞っているうちに発散されるもの。
あるいは「なんとなくこう感じる」という、直感的で人間くさい部分。
見た目の品の良さやステータス感も含まれるでしょう。
付け焼き刃では決してカバーできない人間の本質的な部分が、そのまま他人に与えるUXになるのだと僕は考えます。
そう解釈すると、UI/UXとは、Webにとどまらないとても重要な視点だと思いませんか?
僕も改めて、自分自身の“ユーザーエクスペリエンス”を見つめ直したいと思います。
Webにベストエクスペリエンスがないように、きっと一生、改善行動を繰り返していくのでしょうね。
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