鹿人(仮)/子鹿写真

大学院で哲学を学んでいました。 哲学、写真の記事を投稿しています。 https://t…

鹿人(仮)/子鹿写真

大学院で哲学を学んでいました。 哲学、写真の記事を投稿しています。 https://twitter.com/bambi_photoG まだまだ記事は少ないですがよかったら覗いてください📷✨

最近の記事

🐥<アウグスティヌスはどうして、心の哲学者って言われるん? 🦌<自分の心に従って探求するから。 🐥<心に従って…ホヘ 🦌<大事なのは自分の心や。 🐥<自分の心って、いったいどんなものなんだろう。 note書きました、よければ→https://t.co/T6ROeoEYnv

    • 徒然話、「リスキリング」とか、そういうことで思うこと。

      ※こちらは、少し前に書いた記事になります※ 皆様、鹿人(仮)です。 ちかごろ、「リスキリング」という言葉をニュースで聞きます。要は、会社や政府などの支援により、新しい職能を身につけることで、社会的に需要の高い能力を身に着けた人材を増やそう、ということのようです。  これ自体、様々な分野で人材難が言われる中で、重要なことのようにことのように思います。もちろん、社会的に課題は山積していると思います。たとえば、対象のスキルを学んで、業務レベルで活躍できるよう、人を育て、フォロ

      • 「哲学者」という呼び名について〜短い省察

        「哲学者」という呼び名をどのような人たちに与えるか?この問いは、多くの人にとってさして重要な問題でも関心のあることでもないと思います。もし問題があるとしたら、目の前に「哲学者」と呼ばれることに自負を持つ人がいて、その人の気分を害したくないと思う時か、自分自身で「哲学者」というあり方を探りながら、それを目指す時くらいでしょう。 私はどちらかというと後者の人間なので、現在生きる人々に対して(その人がどれほど有名で、「哲学者」という名を一般的に獲得していたとしても)「哲学者」と呼

        • 広告批判と向き合う : 『現代アートの哲学』11章をもとに①〜読書記録

          皆様、鹿人(仮)です。 以前、広告の異常さ、というテーマで次の記事を書きました。 この記事では、広告という、ある意味で不自然に魅惑的で、あらゆる欲求を刺激しつつもどこか美しさを感じさせるものについて、個人的な感情めいたものを吐露しました。今回は少し視点を変えて、これが学術的にどのように捉えられるかを見ていきたいと思います。(まあ、『現代アートの哲学』を読んでいたら、たまたまそういうテーマで論じられていたので、前に記事を書いたのもあり、少し掘り下げてみようと思っただけなんで

        🐥<アウグスティヌスはどうして、心の哲学者って言われるん? 🦌<自分の心に従って探求するから。 🐥<心に従って…ホヘ 🦌<大事なのは自分の心や。 🐥<自分の心って、いったいどんなものなんだろう。 note書きました、よければ→https://t.co/T6ROeoEYnv

          第一回【🐣の戯言】哲学ってなぁに?ソクラテスって何した人なの?

          哲学のことはよくわからない、ヒヨコです。 ※鹿人とは別人が書いています。ご承知の程よろしくお願いします。 🐣テチテチテチ 哲学を大学で学んだと聞いてやってきましたヒヨコです。 🦌こんにちは 🐣こんにちは!そもそも哲学ってなぁに?(高校で倫理がなかった🐣) 🦌...(読書中でガン無視) 🐣(前に聞いたけど忘れちったヒヨコです。(おい) 不躾な?質問にも長々と答えてくれた🦌、しかし🐣は記憶力がよくなく片っ端から忘れます。 🐣(ごめんね、よし、他の質問しよう。) 🐣

          第一回【🐣の戯言】哲学ってなぁに?ソクラテスって何した人なの?

          「自然は守るもの」という主張に含まれるもの〜短い省察

          「自然を守る」とか、「自然保護」といった言葉をよく耳にすると思います。ですが、私たちのもっと原始的な生活を考えてみるとき、「自然」は私たちに「守られる」ものではなく、私たち自身が「その中にある」ものであり、時に大きな牙をむいたりするような、協調を図りながら利用したり、それに対して抵抗するものであるような気がします。 そのように考えた時、「いつから私はそう主張するようになったのか」、「人間にとって何が得られたときそのように主張するようになるのか」といった疑問が浮かび上がります

          「自然は守るもの」という主張に含まれるもの〜短い省察

          広告の異常さについて〜写真と短いエセー

          ある時、ふとテレビ広告にカメラを 向けてみた。そこには、雑然と 物が置かれた部屋の断片と 異常なまでに目を惹きつける 広告があった。 というわけで、今回は、少しこういった私達にとってありふれた、かつ、人工的で自然な経験について所感を綴っていきたいと思います。 わたしたちはふだん、あらゆるものをみききしあらゆる情報を得ます。その中で、広告はその自然的な感覚経験を超越し、商品や企業に対する様々な情報やイメージなどを「直感」的に伝えます。 しかしながら、この広告が、余りもの多

          広告の異常さについて〜写真と短いエセー

          哲学の実践について〜徒然話

          「皆さん、哲学してますか?」 という、謎質問から今回は記事を始めたいと思います。 とまあ、こう聞かれて、「はい、やってます」と答える人はほとんどいないでしょう。普通、哲学へ触れる機会が少ない方は、この質問に答えるのが難しいでしょうし、そこそこ訓練を受けた哲学科で思索を深めている方なら、自分が普段している思考・思想活動を「これは哲学なのか?」と、むしろ疑問に思うでしょう。 (もちろん、自信をもって「はい」と答え、自らの思う「哲学」を語る方々もいらっしゃると思います。そして、

          哲学の実践について〜徒然話

          テーマ本の紹介『ニーチェ ツァラトゥストラ NHK「100分de名著」ブックス』

          ※こちらは、少し前に書いた記事になります!※ 今回は、「宗教」というテーマに因み(というか、あえて!)、ニーチェの思想に触れるための本をご紹介したいと思います!本はこちら↓ (以下、本書と表記。) 皆様ご存じ、18世紀ドイツの哲学者ニーチェですが、「神は死んだ」とか「超人」とか、(やや中二心をくすぐるような)名言で有名かと思います。私自身、体系的な思想を読み取るのはかなり難しいことで有名なので、ニーチェの原著を読んだことはないのですが、非常にラディカルな宗教批判の立場の

          テーマ本の紹介『ニーチェ ツァラトゥストラ NHK「100分de名著」ブックス』

          読書記録・写真の哲学にむけて①〜シャーカフスキー『『写真家の眼』序論』part2

          皆様、鹿人(仮)です。 今回は、こちらの記事の続編です! 前回記事では、シャーカフスキー『写真家の眼』序論を、途中まで読み進めていきました。そこでは、シャーカフスキーの問いが提示され、その問いにまつわる写真の歴史が概略的に語られました。本書を収録している月曜社出版の『写真の理論』の解説部では、シャーカフスキーの写真にまつわる思想の全体像を簡明にまとめつつも、この論文の重要なポイントとして「写真の固有性」を取り上げています。 これから見る後半部(文量の都合上何回かに分けて

          読書記録・写真の哲学にむけて①〜シャーカフスキー『『写真家の眼』序論』part2

          多読を取り入れて見る〜短い省察

           世の中には、様々な本の読み方が存在します。多読、精読、パラグラフリーディング、速読、重要なところだけ抜き出して後から重要なところだけまとめる…。  私は、文学部で哲学を学んでいたのですが、どうも本を読むのがあまり得意ではなく、それなりに苦戦しました。そんな中、哲学系のゼミでは、とにかくゆっくり読むスタイルのものが多く、私自身は救われていた気がします。  でまあ、そんな時代から時を経て今、ようやく多読を取り入れるか、と重い腰を上げました。といっても、重要なところだけポチポ

          多読を取り入れて見る〜短い省察

          自分の昔の研究(ソクラテスの産婆術)と今の関心(写真・アート、哲学カフェ)を近づけるための記事を書いてます。遠い…。

          自分の昔の研究(ソクラテスの産婆術)と今の関心(写真・アート、哲学カフェ)を近づけるための記事を書いてます。遠い…。

          久しぶりに哲学の授業を聞いた話~徒然話

          皆様、鹿人(仮)です。 今回は、久しぶりに哲学の授業を聞いたので、ラフにその話でもしようかと思います。 それでは、始めていきましょう。 意外とわかるけど、初学者には難しいやつ 放送大学の『現代にいきる現象学』という講座(第一回)を、ふと聞くことがありました。現象学といえば、フッサール、フッサールといえば現象学。学部生当時、先輩の発表で出会ったそれは、当時の私からすれば、まさに難解そのものでした。この講座は、「ケアの現象学」を扱い、その中で現象学の現代的重要性を説明するも

          久しぶりに哲学の授業を聞いた話~徒然話

          読書記録・写真の哲学にむけて①〜シャーカフスキー『『写真家の眼』序論』part1

          ※こちらは、少し前に書いた記事になります。読み下しのところで文調が変わるのはご愛嬌です笑※ 皆様、鹿人(仮)です。 最近、写真に凝っていて、ある種の理論的な探究心というか、作品作りのために、そして「写真の哲学」的なものを始めようと思い、こちらの本を選びました。しばらく、今回のような形で、読書記録を積み上げていこうと思っております。(もちろん、書きたいことがあれば、その都度書きます!) まず手始めに、月曜社出版の『写真の理論』(甲斐義明編訳)を読んでいきたいと思います。こ

          読書記録・写真の哲学にむけて①〜シャーカフスキー『『写真家の眼』序論』part1

          第二回ChatGPT哲学談義~新時代のAIとの向き合い方~

          皆様、鹿人(仮)です。 今回は、前回に引き続き、新時代のAIとの向き合い方を考えていきます。ですが、一人で考えていてもなかなかアイデアが出ないと思うので、再びチャッピー(ChatGPT)を召喚。 それでは、始めていきましょう。 チャッピーとの議論 鹿: この記事を書きました。哲学、倫理学、国際情勢など様座な角度からの考察や批判などいただきたいです。 鹿:(う~ん、平均的な意見だ。とりあえず、この質問で。)チャッピー的には、どんな新しいビジネスモデルや産業が考えれると思

          第二回ChatGPT哲学談義~新時代のAIとの向き合い方~

          新時代のAIとの向き合い方について~徒然話

          皆様、鹿人(仮)です。 今回は、今話題のChatGPTを含めた、新しい時代のAI技術について、それらとどう向き合っていくのか少し考えを巡らせてみようと思います。 それでは、始めていきましょう。  AIの脅威っていうけど 近ごろ、よくこういった特集を見るようになりました。ChatGPTを始め、さまざまなAIツールが、これまで人の仕事を奪えないだろうと思われていた、コーディング、クリエイティブ、ライティング、などの分野で能力を発揮するようになってきました。  すごく便利に

          新時代のAIとの向き合い方について~徒然話