見出し画像

有意義な休日

今日も休みであったので有意義を保つため不純な動機の記事を1つ上げる。とはいえいつもの無意味を追求した無意味な記事であるので、まいいや、以下省略。

鹿田です、よろしくね!
午前ひとつ野暮用を済ませ、またその野暮用中に手持ち無沙汰な時間があったので、しぶしぶとそっと小袖に忍ばせてきた本を読んだ。その本のタイトルを『近畿地方のある場所について』というが、これもまた詳細は語るまい。ジャンルはホラーである。己の手ならまず伸ばさないジャンルであったが今日中に読むとつまらぬ約束を上司と交わしてしまったためしぶしぶと開いたわけである。

もちろん野暮用中に読み始めたので野暮は野暮でも主目的たるものはちゃんとあり、その片手間では読み切ることはできなくて、昼食を挟んで読了したのは午後である。読後の感想は読む前と全くもって変化なかった。

怒りである。こんなもの読ませやがって、と。
そしてアマゾンにいきコメントを読み、同胞を探しては傷を舐め合い、果たして背筋なる作者はどのようなお人かと探ればそれほど情報は出てこず、しかし大いに意識的にメタをかき集めた暁には、読後の冷や汗を多少拭い去ることができた。

しかし決めてはアマゾンである。
なんと当本販売ページの、星印評価の下には

ギフトとしてよく贈られている商品3位


オススメの文言が書かれ、ピックアップされていたのである。


(あ、売れてるしね、そうよね、さすがのホラーもAIには敵わないってわけね、ははっ。)と胸の内で思っては、歪な笑みを浮かべた。
ま、読んだらわかります。

とはいえそんなことで鹿田の心はすっかり晴れ渡り、ああ良かった一件落着となったわけである。それにこの本の出版先はKADOKAWAであるので、サクラナイツファンとしては購入機会を損失させるわけにはいかない。

そこでちゃんと

『僕みたいなビビリがこのホラー小説を読んでもAmazonさえ見れば、まるで催眠術師の手叩きみたいに一瞬で、その心地悪さから脱出できるよ』

と伝えておきたい。

もちろんホラーが好きな人にもおすすめできる。
ホラーなホラーが読みたいのならばこの本は最高なホラーの本質本である。アマゾンというお守りさえ海に投げ捨てたなら、いつまでも続く長い読後感があなたを手放さないはずだ!(実は最終ページに袋とじがあってね…。)

さあ、気になった人はすぐネット注文するがいい!!
鹿田はnoteライト版なのでここには貼れん!つか、貼りたくない!

それでいて怖さからは解消されたけど、もうお腹いっぱいになっちゃったからしばらくフィクション系はいいかなと思って、鈴木宏明著『私たちはどう学んでいるのか』を購入した。まだ未読だけれど、心穏やかに本を読めることに歓喜しながら読めるはずである。

本当は春日武彦の『恐怖の正体』を買って読んで中和をしようと企んでいたのだけれどその必要もなくなった。

そんなわけで、有意義か無意義か、今日も分からぬ鹿田の休日でしたとさ。
ではまた。

あ、1つ有意義なことがあったな…。

”本は自分で選べ”

という、知恵は今日得た。
買うか買わぬか、読むか読まぬかも己で選ぶがやはり最適であり快適である。

てなことで
では、また。



この記事が参加している募集

#休日のすごし方

53,842件

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?