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鹿田、虫を撮る。2

2年ほどnoteをやってきて初の試みの連作である。夏のさなかに立たされた僕は行動力という隠しステータスをここぞとばかりに発動し、今日はなんと、”他に予定なんてないのに、虫撮りの為に朝起きて出かけた”のである!しかも今週の鹿田は獲物の行動を見定める捕食者如く、週間天気をすきあらばチェックし、本日土曜の好天を監視し続けてきた。

出不精世界代表の資格もそのうち誰かに受け渡さなければなるまい。
鹿田です、よろしくね!

今日撮影に向かったのは前回と同様福島県郡山市にある逢瀬公園である。
恐るべきことに鹿田は前回の撮影の時に、ズームという基本機能をすっかり失念していた。今回は確と活用し見易く撮ったので、飽きずに鹿田の成果を観覧くだされ!

グーレン先生も名前を知らないとおっしゃっていた虫。
多分、成虫になりかけのカメムシの類ではなかろうか?

でん!どうだこのかっこいい虫は。虫はすきなのだがカメムシだけはご勘弁と言い放っていた鹿田だが、前回の記事を機会に少し調べると、一律にカメムシと言っても匂いの強弱はさまざまだという。家の周辺にいるような茶色のカメムシは臭いが、意外とこういった飾り気のある種は匂いが少ないのではないだろうか。それにしてもこの蹄のような背中の模様。もしかしたら成虫になりきったら消えてしまうものなのかもしれないが、それはそれで儚さも相まって尚、よろしい。

これも先生はお答えくださらなかった。陽炎の一種だとは思うが、このくりくりの目玉、愛嬌があっていいがしかしこれじゃ空ばかりしか見えないんじゃないかと心配してしまうのは僕だけ?

陽炎というとぼくは夏の風物詩ということもありいい印象しかない。該当に集まっているカゲロウとかかわいいし、悲しいことだがある意味、その夏の儚さをそっと代弁してくれる、夏版メメント・モリなのである。よく大量発生に寄る街灯下のスリップ事故などが問題として取り上げられるが、そんなのカゲロウ達にとっっちゃ迷惑でしかないよね。僕たちは光を頼りに飛んでいるから、返って人工灯なんて、こっちが迷惑なんだよウスバカヤロウくらいいう権利がある。その儚い一生を人工の灯に惑わされて終えるなんて可愛そうすぎるだろ。カゲロウってあまりに成虫でいる時間が短すぎるせいで不要となって、口すらないんだぜ!だから僕が代弁していってやってるんだが、僕は暗闇が苦手なで電灯がないと困る。困ったもんだ。あとこの写真の虫の詳細はわからないのだが、カゲロウよりはウスバカゲロウだと思うので、もう少し長く生きるし口もある。ま、持ってる知識見せびらかしたかった鹿田のエゴです。

で、でたああ!

そしてやっと見つけた念願のゾウムシちゃんです。少し焦点がまたぶれているけれど、とりあえず撮れて良かったわ。先日ツイッターでスマホで撮ったものをアップしたけれど、小さすぎてスマホじゃゴマ粒程度にしか映らなかった。ああ、tg-6素晴らしい。ひとつ欲を言えば、せっかくゾウムシなんだから僕としてはちゃんと鼻の長いゾウムシが撮りたかったけれど、ま、撮れたのだから文句は言うまい。ちなみにグーグルレンズ先生に名前を問うたところ、クチブトゾウムシとのこと。確かにみたまんま、わかりやすい。

ニホンアマガエル

さて虫が続いたので苦手な方のために小休止、立派な体をしたニホンアマガエル先生です。アマガエルは全部鹿田の師匠だからね。あなた達が夜鳴いていてくれるおかげで、僕は安心して眠ることができるんだ。そのことを以前記事にもしたね。

アリを捕食しているコメツキバッタ

さてお次はコメツキバッタだ、確かに調べてみるとコメツキバッタって雑食で肉も食べるんだよね。子供の頃よく見つけては、頭を指で軽く押さえて、ぱっちんぱっちんお尻を叩くのをみてあそんだなあ。人間主観の話にはなってしまうが、子供って小さい頃って平気で有りを潰したり、足をもぎったりすることがある。けれどそれを体験していく中で、力加減や、命の尊さを学ぶ。またある意味人間にも本能的な攻撃性があり、それをうまく昆虫で子どもは発散させている、といった見解もある。(いつか読んだ本に書いてあったのだが、肝心のなんの本だかは忘れた)。それが大人になるまでずっと続くということはないし、必要といえば様々な意味で必要な時間であったりはする。

ちなみに僕はあり一匹とて故意に殺せない。それは単に、恨まれるのが怖いからだ。<一寸の虫にも五分の魂>だというのだから、想像力豊かな人はそこから色々考えてしまえば迂闊に踏めまい。それにま、僕は愛着があるし。それが畑をやっている人などになってくると対する価値観は変わってくるはず。そこに良し悪しはない。肉は食うし。

タカラダニ

さてさて今度は微小の生き物、ダニである。夏場になるとコンクリートのあるところなどまだらに散ったうごめく赤い点を見たことがあるだろう。あの小さな小さな生き物の正体はこれである。ましかし人の血を吸うことはないらしいから安心してくれ。僕は子供の頃から夏場ちらつくこいつらが気になって気になって鹿田なかった。正体を自らの眼でしかと捉えたときには、なにか一つ大きな心のつかえがとれた気がしたくらいだ。にしても全身真っ赤っ赤、目立つと思うがなんの利点があるのだろうか。僕はすっかり”種の起源”を積読してしまっているのでわかりそうにない。

ダンゴムシじゃないよ、ワラジムシだよ

最後にどこにでもいる湿気大好きワラジムシくんをおいて、今日はここまでとする。今回一つ反省点があるとすれば、電源を切ったつもりが半分ついている状態で昨日カメラを保管してしまっていたらしく、あまり長時間撮ることができなかった。しかしアマゾンでもう1つ電池パックと、また充電器も購入したので今度虫撮りに行くときは、電池2つで余裕を持って撮影にあたることができるだろう。まだ今の時期ではでてきていない虫もたくさんいるはず、また次のひとり昆虫撮影大会が楽しみで仕方ない。

じゃ、またね。

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