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虫から祭りまでなんでもありだ夏だから

少し肌寒いがなんの問題もない今夜である。真夏日を体験してしまった前と後では心の余裕が違うというものである。多少この時期らしい気温に戻ったところでそれはすべて残暑によって程よく保温される。しかしそれでも些か涼しい今に僕は、ま、もうしばらく君に袖を通してやれないからなと、仕方なく、慈悲で、長袖を羽織るのである。

それにほら、程よくビールを浴びれば、それもまた僕を温めてくれるのだ。
てなわけで乾杯!
鹿田です、よろしくね!

相変わらずバックにカメラを忍ばせ生活している僕である。

多分、リンゴコフキハムシであろう。粉吹いていないがまだ粉吹いていない個体なのである

最近だとこれがかなり気に入っている。羽をしまう瞬間というのもポイント高いが、車のダッシュボードの色とよくあっていて、100倍くらいかっこよく見える。なにと比べて100倍なのかは定かでないけれど。

これ以外にも脱皮したての真っ赤なヨコヅナサシガメ、(近くには脱皮した殻もあったが、あまりにも群生しており虫好き以外の人には刺激が強いと判断し、涙流してUPすることを諦めた。

他にもまたハエトリグモや、頭の大きな花アブなんかも撮ったな。あ、これなら差し支えなかろう。


ウスベニヒゲナガというヒゲナガガの一種

これを初めて見たとき、エジプトを連想したのは鹿田ばかりではないだろう。こんな黄金に輝くきれいな蛾が存在するなどその時まで僕は全くもって知らなかった。けれども、ヒゲナガは納得行くとして、はたしてウスベニとはどんな人がこれをみて「ウスベニ!」と連想したのだろうか?学術的なことは全くわからぬ分、妄想が捗ってありがたい。

トゲナシトゲアリトゲなんとか、みたいな感じで、最初に発見された近種が淡紅色だったから、その系統として受け継ぐしかなかったののかしら。色々妄想した結果、僕は少し可愛そうな気がするので、なんの権力もなければ効力もないが
新しき名前を与えてあげよう。


【シャープコーナーズエジプティアンゴールドモス】
ShiarpCorners  Egyptian Gold Moth

と!

ま、そんな風に夏に浮かれて何をしても面白くて仕方ない鹿田です。

もう一本もってくる。

カプスッ!乾杯!

ふう、うまい。

と、空き時間があると近場の野原にいったり、もう少し時間があると自然公園に言ってカメラを構えている僕である。まだ出会わぬ新しき虫たちを夢見て、だんだん鬱蒼としてきた木々の前で目を閉じて深呼吸をして、そんなことをしていると時間などあっという間に過ぎる。

夏ばかりは限定的にアウトドア派になる鹿田だが、昨年監査準備によって夢現に消え去った夏を思えば今年の夏は何でもできると焦燥混じりの気合がはいり、今年はより、アウトドアな鹿田である。本とて、島田荘司の占星術殺人事件を読み終えた後は全くもって読んでいない。一冊気になる本があるのだが、値段が値段でためらっている。(その名を知る人ぞ知る『ゾミアー脱国家の世界史』という、鹿田を肯定してくれそうな本なのである。しかし、¥7,040!!!!)

それに今年は桐生八木節が復活するというのである!!!
鹿田はそのニュースだけで白飯を10杯はいけた。所長の実家である群馬県桐生市の夏祭り、桐生八木節!今でも初めて参加した費のことを覚えている。はじめはその人の多さに圧倒され、もはや国際通りと化した夜の桐生市の中央道を人という人が埋め尽くし、そして一定間隔で屋台囃子が存在する。まるで異国、そしてずっと夢想してきたそれが現実と化していたのである。

それから僕は毎年所長の実家へいき、八木節に参加し、汗に溺れるほど踊ったのである。あの日が来るまでは。

そんな桐生八木節が復活するというのだから、それは監査を経て自由になった鹿田を待っていたということに違いないのである。ああ、今年こそは夢に散った最終日にたどり着きたいものである。そういや初めて八木節に参加した日は、その日中にブルーインパルスの飛行をみたのだっけ。

まるで喉を通り抜けてゆく発泡酒のように、ガチャリと八木節の形をした、鹿田の南京錠の鍵穴通り抜けたそれは瞬く間に広がって、再びビールの海を作っては泳げない僕を泳がせた。揺蕩う心地よきぬるいビールの海。泳いだり、ぷかぷか浮かんだり自由に開放してゆく。

そういやなんで、桐生八木節に

おはら庄助さん なんで身上つぶした 朝寝 朝酒 朝湯が大好きで それで身上つぶした ハァ もっともだー もっともだ

って、会津磐梯山の歌詞が出てくるんだろうね。
よくわからんが、不思議っておもしろいからいっかー。

じゃ、またね。

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