シカクガング

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最近の記事

個展やりました

2023年は 毎年恒例「博物ふぇすてぃばる!」(7月、科学技術館)のほか 「イントゥ・アニメーション8」(8月、国立新美術館)と 「デザインフェスタ vol.58」(10月、ビッグサイト)にも出展して てんやわんやの大忙しでした。 そんな中よくまぁ個展までできたなと、自分でも驚いてます。 制作期間は2023年1月からほぼ1年間。 作品自体は満足いくものが出来て、同時に今後の課題も十分知ることができて良い経験になりました。 個展のお話自体はギャラリー様からの提案が2022年

    • 「この世のどこにも無かったから…」

      ある日たまたまTwitterのTLで流れてきたこのツイートを見た瞬間、 「やらねば…」と思い立ったのだ。 ただ一言「この世のどこにも無かったから…」というコメント、 添えられたこち亀のひとコマ…… そうだ…この愛情(欲しいという怨念)の矛先が定まった瞬間である。 名刺受けのフィギュア、自分で作っちゃおう。 (名刺受けって何?って思った人はコチラ↓) ↓ ↓ はい。 ↓ ↓ ↓ できました。 集中しすぎて作業経過を記録するのを忘れてしまった。 無地の無

      • 墓地の「名刺受け」が刺さりまくる

        10月、友人たちと谷中の朝倉彫塑館へ行った帰り ついでに谷中霊園の牧野富太郎のお墓を見に行ったときの事だった。 その横に見慣れない石柱が よく見ると「御名刺受(?)」と彫ってある。 あ、これ名刺受けか! 背面に回ってみると四角い穴が開いている。 スリットから入れた名刺はここに溜まるのか。 蓋は朽ちて無くなっている?もう使われることは無くなったのだろうか…。 名刺を交換する機会自体が減ったからな。 名刺、無くなりはしないけど社会的な意味合いは薄れていって 今後は年賀状の

        • ひび割れ看板を愛でる

          アクリル製の看板に使用されている印刷シートが年月とともに風化し、 縮み、ひびが入る。 その様子を毛細血管と例える人もいれば地図のようだと言う人もいる。 幾何学的のようでもあり、有機的な表情を見せたり 風化の仕方は様々である。 地図タイプオーソドックスなタイプ。 垂直と曲線で構成されるヒビが多摩ニュータウンの道路を彷彿とさせる。 「都市計画型」とも呼ばれる(自分の中で) 絶叫アトラクションタイプ 近所の和菓子屋もこのタイプのヒビ看板だったんだけど ちょうど撮りに行く前に

        個展やりました

          旅のおまけ(東北旅行④)

          忙しくて1か月以上放置しちゃった。 あの旅から3か月経ったけど まだ魂の一部が帰ってこないような気がしてならない。 前回のおはなし ↓ 鳴子温泉で一泊し、家路。 鳴子温泉から仙台まですんなり行けたので時間が余ってしまった。 時間つぶしに街並みを鑑賞するのも良かったが、 どうせならより時間ギリギリまで面白いものを見たいという欲が勝った。 で、ドトールでアイスコーヒー飲みながら調べたら 良さそうなのがあるではないか。 「東北大学理学部自然史標本館」 市街から地下鉄に乗って

          旅のおまけ(東北旅行④)

          こけしの世界へ(東北旅行③鳴子温泉)

          個展の準備やらデザフェスの準備やらでここ2か月 めちゃくちゃ忙しくて(現在進行中)更新できてなかった… 接着剤の硬化待ちの時間にnoteを更新しようと思った。 東北旅行の続き第三回 奥州三名湯「鳴子温泉」へ 旅行っていいね。 自分の住む町と異なる文化を楽しむって目的もある。 遠野と花巻を後にして向かったのは「こけしの里」鳴子温泉だ。 さすがこけしの里、街のあちこちでこけしのオブジェが設置されてるのだ。 今回noteに書くまで時間が開いたせいもあって、 いろいろ忘れて

          こけしの世界へ(東北旅行③鳴子温泉)

          遠野を自転車で走ってきた(東北旅行②自転車散策)

          レンタサイクル借りて自由気ままに走ってみた。 探検スタート!! 行くぞ京極号!(その場でつけた自転車の愛称) 何かを見つける 馬頭観音、道祖神もたくさん 自転車は良い。 初めて行く土地は毎回冒険のような楽しさがあるね。 自販機で麦茶を買って日影で飲むのが美味しいのよ。 次回は遠野をあとにして「こけしの里」宮城県の鳴子温泉へ!

          遠野を自転車で走ってきた(東北旅行②自転車散策)

          疲れを遠野で癒してきた(東北旅行①街歩き)

          東北岩手は民話の里として有名な遠野へ行ってきた。 ずっと友人から勧められていてようやく来ることができた。 遠野は思った以上に遠野だった。 ※この記事は殆ど画像なので気合入れれば約10秒で読めます。 街を歩く 遠野の夜 その日の遠野の天気は目まぐるしく変わって、通り雨が来たと思って リュックから折り畳み傘を取り出そうとする間にも陽が差してきたりというのが何度かあった。 夜になって天気が安定したので散策を再開した。 夜の遠野の顔もまた趣深いものだった。 遠野、最高では?

          疲れを遠野で癒してきた(東北旅行①街歩き)

          国立歴史民俗博物館を推す理由

          千葉県佐倉市。駅から少し歩くと田園風景がひろがるのどかな街だ。 市の北側には河童伝説で有名な印旛沼がある。 漫画「みくまりの谷深」の舞台であり、 オタク心が疼き散策に浸ってしまいたくなる。 しかし悠長にそんなことをしていたら絶対に後悔するであろう。 なぜなら今日訪れる国立歴史民俗博物館は 日本有数の延床面積を誇るクソデカ博物館だ。 三万八千平米、東京国立博物館の1.7倍もある。 準備万端!6時起きで電車に乗り開館前に京成佐倉駅に着いた。 入館してすぐに驚くのが資料の多さ

          国立歴史民俗博物館を推す理由

          博物ふぇすてぃばる!2023展示内容

          博物ふぇす開催まで2日切りました。 僕は6回目の参加となります。博物クリスマス入れると7回目かな。 僕にとっては多くの人に研究を知ってもらう良いイベントなのですよ。 (アニメーション協会のイベントは内輪感が強く、顔ぶれも同じ感じ…) 僕がずっと研究しているテーマは 「昔の映像玩具を現代にアレンジして、一つのジャンルとして確立するにはどうしたらよいか」です。 新しいデザイン、心地よいインターフェイス、独自性などに挑戦しつつノスタルジックな雰囲気を備え、それが自然に発明者のも

          博物ふぇすてぃばる!2023展示内容

          扇子で作るアニメーションのおもちゃ

          フェナキストスコープやゾートロープのような スリットを通して見る映像玩具があまり好きではなかったりする。 いや、それ自体は素晴らしいものなんだけれど あまりにも完成度が高いためそれ以上の発展が乏しいように感じてしまう。 僕が考える玩具はもっと馬鹿馬鹿しくありたい。 馬鹿馬鹿しい中にちょっとズル賢さを感じたらなおさら良い。 で、これを思いついた。 考案したのは結構前だったんだけど、このためだけに扇子買って使うのもったいなくない?って思って思いとどまってたんだよね。でも最近で

          扇子で作るアニメーションのおもちゃ

          開成町あじさい祭りに行った(ふつうの日記)

          あじさい祭りに行くのは数年ぶりかな。コロナもあって中止になってたし。 今年は少し開花が早いというので急いで行ってきた。 神奈川県西部にある小田急新松田駅で降車すると レトロ調の建物が出迎えてくれる。ここはずっと変わらないなぁ。 観光地っぽいような雰囲気が感じられるのは ここが丹沢山地への登山コースにあたるからだ。 昭和登山ブームには相当賑わっていたのだろう…… 少し興味がわいて、紫陽花を見に行く前に散策を始めた。 やがて商店街から住宅街に移る頃、 路地の真ん中で「さら

          開成町あじさい祭りに行った(ふつうの日記)

          作ったおもちゃ展示したりします。

          まず6月14日から25日まで 東京都渋谷区代々木のピカレスクアートギャラリーさんの企画展 「ニュー展vol.2」にて作品を5点展示します。 ↓こんな感じにクランクを回すとパタパタアニメが再生されるのよ ギャラリーのかたに「お客さん来たら遊ばせてあげて」って言ってあるので 実物を手に取って遊べます。たぶん。 ピカレスクさんはおもしろいアートギャラリーですので是非足を運ばれてみては。 (作品は通販でも購入できますが、現地に来ていただいた方が優先になるそうです) そのあと

          作ったおもちゃ展示したりします。

          こわいはなし

          今日は趣を変えて怖い体験談 学祭で夜遅く大学に残っていたときに体験したことです。 夜11時過ぎた頃、模擬店の店番を代わってもらって 友人とトイレに行ったときに黒い大きなものを見ました。 母校の大学は山の中にあり人家と離れていたので当時の学祭はオールナイトで開催されるのが通例でした。 夜になると校舎は施錠されてしまうため、トイレを使うときはメイン会場から離れた場所にある半屋外の講義棟まで行かねばなりませんでした。 そこで見たものは 下半身ははっきり輪郭が見えるのに腰から

          ファンアート健康法

          もう5月も終わりですね。 GWに近所の川に石積みに行こうと思っていたのですが、急遽企画展用に作品を用意しなくてはならなくなってずーっと作業しっぱなしでした。 今年も色々やることがあって忙しい一年です。 さてさて、 僕は長い作業で凝り固まった頭と手を一旦ほぐすために 隙を見ては作業とは関係ないものやおもちゃを作ったりすることが多々あります。サボりではありません。 ファンアートもそういったタイミングで作ることが結構あります。 これが良い気分転換になったりするんです。 あえて別の

          ファンアート健康法

          2023年!石積みブーム来るぞ

          以前にネットで河原の石を立てる「ロックバランシング」の記事を見たことがあって 「ほんまかいな」というノリでやってみたらできちゃった。 それ以来近所の川で石を積んで遊ぶようになった。 バランスよく立った時にすごい達成感が得られるのだ。 5分くらいで手軽にアドレナリン分泌できてしまう。 確かに中毒になるのがわかる。 やってみたいというひとがいたら是非やってみて欲しい。 特別な技術が必要というわけでもない。 「石が立つわけない」って思ってたら立たないし 「いつか立つ」って思いなが

          2023年!石積みブーム来るぞ