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中小企業診断士を取得する年齢を調査!おじさんが多い理由は何!?

中小企業診断士の受験会場で周りを見渡すと「おじさんしか受けてない…」と驚くハズです。

年齢・性別に制限がある試験かな?と思ってしまうほど右を見ても左を見てもおじさんだらけです。

ちなみに、二次試験合格後の実務従事でもこの傾向は全くかわりませんでした。

この記事では中小企業診断士協会が公開しているデータを使い年齢について調査ました。


参考
中小企業診断士を取得する年齢は?年齢制限がないのにおじさんが多い現実|資格GEEKS


一次試験の合格率が高いのは30代~40代

中小企業診断士合格者年代

2018年度(平成30年)のデータだと、年代別の合格率は「40代 17.0%」「30代 16.6%」と他の年代よりも高い傾向です。

一次試験は
・経済学・経済政策
・財務・会計
・企業経営理論
・運営管理
・経営法務
・経営情報システム
・中小企業経営・中小企業政策

7科目の択一のマークシート方式の試験で、主に知識量・暗記量が試されている試験です。

ビジネスマンとしてすでに一線で活躍していると当然身に付いている内容も多く、30~40代に有利な内容でしょう。

記憶力だけで言えば若い20代のほうが良いかもしれませんが、サラリーマンになりたてだと身に付いていない知識や概念が多く苦労します。


また、男女比は

中小企業診断士男女別合格率

圧倒的に男性が多いです。

独占業務がない資格なので、取得後のメリットがわかりにくく、女性には人気がないのかもしれませんね。

同程度の資格で言えば社労士は比較的女性に人気が高く、受験生は社労士に流れているのでしょう。


二次試験の合格率が高いのは20代~30代

中小企業診断士二次試験年代別合格率

二次の合格率は一次と少し傾向が違い、年代が上がるほどに合格率が下がっています。

暗記量重視の一次試験と違い、二次試験は「組織・人事」「マーケティング・流通」「生産・技術」「財務・会計」のケーススタディです。

そのため、頭の柔軟性や応用力求められます。


一般的に年齢を重ねるほど柔軟性が失われると言われています。

試験で点が取れる内容ではなく、経験則に基づいた「自分の中では正解」の解答をしてしまい合格できないというパターンが多いです。


また、男女比は

中小企業診断士二次試験男女別合格率

一次試験は男性のほうが合格率が高いのです、二次試験は女性のほうが合格率が高いですね。

もしかして女性のほうが柔軟性が高いのかもしれません。

※女性は母数が少ないのであくまで憶測です


50歳~60歳以上の受験生には定年退職後の独立希望者が多い

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50歳を超えると定年退職後の生活が気になりますよね。

定年退職の年齢がどんどん上がる傾向にありますが、再雇用などで働く場合は年収が大きく減ることになるので不安は尽きません。

さらに、年金受給可能な時期も上がり続けていますからね。

自分の能力に変化がなくとも収入減が避けられないのが現在の日本です。


こういった現状を打破するために中小企業診断士を取得し、サラリーマンで培ってきた能力と診断士の経営の知識の掛け算でコンサルタントとして活動する人はそこそこ多いです。

もちろんいきなり大規模のコンサルは不可能ですが、商工会等を通して中小・零細企業と知り合い、小さ目の仕事をお手伝いするところから始めています。


中小企業診断士の合格時の年齢についてまとめ

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中小企業診断士の年齢についてまとめました。

難関資格ですから人生の転機で勉強を始める人が多いですね。


ただ、一つだけ確実に言えるのは出来るだけ若いうちに合格したほうが絶対良いということです。

合格後は人生の選択肢が一気に広がります。


確かに診断士は難関資格ですが、1年の努力で合格可能なレベルでもあります。

収入面だけで考えても、平均年収780万円の中小企業診断士に少しでもはやくなれれば、生涯年収はかなり増えますし、定年後に独立できるというメリットもあります。


何歳になっても「今が人生で一番若いタイミング」です。

残りの人生でどれだけのメリットがあるか?を真剣に考えて今すぐ動いて欲しいですね。


参考
働きながら中小企業診断士に独学でストレート合格するための方法|資格GEEKS
中小企業診断士を目指すあなたにオススメしたい厳選テキスト15選!|資格GEEKS
TACと診断士ゼミナールを経て中小企業診断士に合格するまでの話|資格GEEKS


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