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デスク作成でメンタル休職から回復した話(構想~発注編)


**はじめに


仕事で色々とあり、現在数ヶ月の休職期間を頂いています。その期間中にデスクづくりにのめり込むことで、精神的に回復をしていった過程を記録として残して置きたいと思います。

これからデスクをアップデートされる方は勿論、同じ様な状況で苦しんでおられる方にとって何かの参考になれば幸いです。

現在も作業途中のため、完成まで更新を続けて行きます。
長くなりますが、もしご興味があれば御覧ください。

1.休職中に何でデスクなんか作るの?

私はガジェットやライフハック、効率化や最適化がとても好きです。

デザインやクリエイティブとは縁遠い職種ですが、整然としたクリーンな環境を目にすると心が安らぎます。

定規で引いた直線、背表紙の揃った本棚、モニターの平行等々、そうした物の配置でないと何となく気持ち悪く、気がついたら食器棚の器の位置を直したりしてしまうタイプです。皆様の中にもこのような方、いらっしゃいますか?

そういった性分も災いしたのか、仕事のストレスからメンタルダウンをしてしまいました。2ヶ月ほどベッドから動けないような状態が続き、何も考えられず時間だけが経っていきました。その期間の記憶は殆どありません。

前置きが長くなりました。

そのように心が疲弊していた時、こちらのマガジンを拝見しました。

紹介されている方々のデスクの美しさ、整然とした風景に心を動かされました。外出もできず、寝たきりの状態であった私ですが、そこには心が前を向く感覚が確かにありました。

「ちょっと机を片付けるか」そう思ったのが始まりです。それがこのような記録を残すまでのめり込むことになってしまうとは、、

2.理想と現実(問題)をとことん洗い出す

まず初めに行ったのが、「どのようなデスクに向き合いたいか」と「現在少しでもストレスを感じていること」をリスト化することです。古典的な「As is」「To be」です。

リストはGoogle Keepを使って、デスクでもベッドの上でも思いついた時にすぐに記録できるようにしていました。

どのようなデスクに向き合いたいか(抜粋)

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現在少しでもストレスを感じていること(抜粋)

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3.ビジュアルイメージを具体化する

リスト化をしたことで徐々にイメージが出来上がってきました。
その上で再度マガジンを拝見し、具体的なビジュアルのイメージを固めていきました。


その際、特に参考にさせて頂いたのがこちらの3本の記事です。
(失礼ですが)狂気的なまでの細部への拘り、機能性、美的感覚の露出に只々感銘を受けるばかりでした。

自身のイメージに近いものをこれもKeepにガンガンと集積していきました。
※写真クリップに問題があれば即刻削除します、すみません。

こうしておおよその完成形が頭の中でビジュアライズされます。

ビジュアルイメージの集積

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4.レイアウト構想

実例から大枠のイメージが固まってきたところで、次は配線と機器設置レイアウト、天板寸法を考えました。

私は手書きの方がイメージが湧きやすいのでメモパッドにラフ案を何枚も書いては修正を繰り返しました。合計で20枚ほど書いたと思います。

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ちなみに使用したのはこちらのノートパッドです。
紙質が良く書きやすく、ストレスフリーでした。

5.実物大モデルを作成

ここまででレイアウトと配線、寸法が決まりました。ただ今回は天板をオーダーで作成するのでダンボールを実寸大にカットし、透過背面図を作成。

実際のケーブル配線や天板のオーダー寸法に問題が無いか最終確認を行いました。

これが実は重要で、当初のレイアウト構想ではモニターアームの位置とケーブル用の切り抜きが重なってしまい設置不可になるところでした。ふう、、

また、実際にモデルを部屋においてみることで、導線や座った時の身体感覚を確認することにも役立ちました。

何事も現物確認が大事です。

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このダンボールは横1300×奥行き800の実寸大ですが、三つ折りにすることができます。収納も楽々です。

今でも気になったことがあれば見返してキャンバスの様に修正を繰り返して使っています。何となく「紅の豚」の図面を引くワンシーンを思い出しました。

6.スケジュール、工程を決めていく

レイアウト、寸法が決まったところで、部品購入等のタスクをリスト化しました。(リスト魔なのです)これで段取りがわかりやすく、前に進んでいる感覚も湧いてきます。

ちなみにGoogle Keepは部品寸法等の画像もそのままペーストできて便利ですね。タスクを消し込みながら、スケジュールはカレンダーに入力していました。

デスク完成までの道

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7.天板・脚を発注する その他購入した物など

天板は他の方を参考にマルトクショップさんで注文しました。


集成材の見た目が好みだったのと、部屋のインテリアとの調和を考え、ウォールナットを選んでいます。
ダンボールモデルで確認したケーブル用の穴あけ加工もお願いしました。

・天板:マルトクショップ
 ◆ウォールナット 集成材(積層材)フリーカット
 ◆三方向使用
 ◆【反り止め】無し
 ◆厚み:25mm 幅:800mm 長さ:1300mm
【面取り加工】
 A:糸面 + 磨き
 B:糸面 + 磨き
 C:糸面 + 磨き
 D:糸面 + 磨き
【四角形穴あけ加工】
 ① 貫通 x1:500mm x2:600mm y1:0mm y2:30mm 
   角突き有り
【塗装】
自然塗料クリアー 両面

・脚: Amazon
天板の安定感とデスク下スペースを両立したかったので、こちらを選びました。

その他新しく購入したもの、ここまでの過程で使用した物は以下です。

8.構想~発注を終えて、ここまでの心の変化

このまま完成まで続けると記事が恐ろしく長くなるので、ここまでを「構想~発注編」とします。

一連の作業に文字通り寝食を忘れて没頭していく過程で、ネガティブな思考が徐々に減っていく感覚がありました。

思考を整理し物事を計画的に進めること、何かに極端にフォーカスする行為が私にとっては結果的に良かったのだと思います。

オンラインで何かをアウトプットした経験がなかったので、今この記事を書きながらも、表現する行為自体に喜びを感じています。

天板が届くまで約一ヶ月、次は組み立てから完成までの過程を記録したいと思います。

長くなりましたが、最後までお読み頂きありがとうございます!
後編も期待頂けると、とっても嬉しいです。

それでは。



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