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「光る君へ」第一回放送見てみた感想

タイトル絵画:松岡映丘 「春光春衣」 より(パブリックドメイン)

昨年末に「2024年大河ドラマ『光る君へ』への期待」というタイトルで記事を投稿しました。↓↓

放送開始に向け、NHKが次々と投入してくる関連番組を漁るように見ては期待(妄想?)を膨らませる中、ついにスタートとなりましたのでその記念すべき第一回の感想を書き連ねてみたいと思います。

※※以下ネタバレあり※※

まずオープニング。

フィギュアスケートファンにはお馴染みの、ラフマニノフのピアノ協奏曲を彷彿とさせるテーマ曲だなと思ってたら、ピアノ演奏が反田恭平さんでしたか。
話題の人を早速起用してきましたね。

しかしそれよりも、もっと私を驚かせたのはオープニング映像の方。

艶っぽいというか、な、なんかエロっぽくない?😆

脚本の大石静さんがインタビューで「平安時代のセックス&バイオレンスを描きたい」と答えてたのは知ってましたが、NHK大河のオープニングにしてはなかなか攻めてきましたね〜。

「え?え?日曜ゴールデンでこれいいの?」と、ちょっとドギマギw

それはさておき、今回の物語の舞台となるのは1200年以上も昔の平安時代。
しかも主人公の紫式部はその本名はおろか、彼女の生い立ちに関する記録もほとんど残っていないという状況なのですが、その分、大石さん相当自由にやってるなーという印象でした。(もちろん考証は入った上ですが)

三郎(道長)とまひろ(紫式部)が出会うシーンに、光源氏と紫の上のそれを重ねた人は多かったと思います。今後このようにドラマの中に散りばめられるであろう源氏物語へのオマージュを探すのも面白そう。

絢爛豪華な平安装束や調度品も綺麗です。衣装は相当な重さらしいですが。

とりあえずまだ初回だし、メインの登場人物とその複雑な相関関係、平安時代の文化・政治制度の紹介で終わるんかなと思ったら「セックス&バイオレンス」のバイオレンスがいきなり炸裂した衝撃のラスト。
この展開には放映直後からネットがざわついてましたよね😅

↑これはさすがにフィクションとして、史実でも道兼は冷酷で意地悪い奴だったみたいで、これからも要所要所で色々やらかすんでしょうなあ。
父兼家のセリフ「道兼には泥を被ってもらう」は完全に伏線ですね。

あ、そういえば、初回の各エピソードに韓流時代劇っぽさも感じました。

「幼き日の恋」「身分違いの男女の出会い」「善良な親が理不尽に殺される」って、韓流時代劇の定番なんですよね。

ちなみに韓流時代劇あるあるとしては、

  • 身分違いの男女の恋

  • 物語序盤で主人公の親(養父母含む)が、謀反に巻き込まれる、犯罪の濡れ衣を着せられる、暗殺などヤバい現場を目撃して口封じに遭う、などの理由で殺されてしまう。

  • 放映2回に1回ぐらい拷問or投獄シーンがある。

  • 主人公とその想い人をめぐって4角関係が出来る。

  • チョイ役の妓生の名前はだいたい明月(ミョンウォル)か梅香(メヒャン)だ。

  • 一線を退いた高官や王族は田舎で釣りをして過ごしていることが多い。

  • だいたいイ・ヒドさんが出ている。

  • 三拍子の曲がよく使われている。

  • 恋敵が想い人と会っているところを偶然何度も目撃してしまう。

  • 身分違いの二人が運命のいたずらで入れ替わる。

などがあります。(私調べ)
韓流時代劇ファンなら思い当たるフシありまくりますよね?(笑)

話はそれましたが、次回からはいよいよ吉高さん、柄本さんの登場です。

大石さんがどのように平安時代を料理していくのか、また、母を殺されたことが今後のまひろの人生にどのような影響を与えるのか、日曜日を楽しみにしたいと思います。


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