見出し画像

ゲーム放置だった僕が「まほステ」で「まほやく」に沼り始める話

先日、賢者になれたばかりの新人♂のあが太です。
YouTubeで無料公開されてた「まほステ」全景映像を気に入ったので、僕の感想や気持ちを記事に残します。


はじめに


僕はアプリゲーム「魔法使いの約束」を2019年にDLしたまま、何もせずに放置していた。
たまにガチャだけは引いていた。
その当時から今まで他のことに夢中で、だけどアンストするには(ガチャ結果のSSRが良すぎて)惜しくて、いつかプレイするだろうとスマホの中に眠っていた。

僕は1つのことしか出来ない性分なので「まほやく」は後回しにされ続けていたのだ。
だが、それは昨日までの話だ。
2022年4月24日。
僕はYouTubeで期間限定公開されている「舞台魔法使いの約束」の1章を見た。
まほステとの出会いだ。
2.5次元舞台がもともと好きなので「無料で見れるなら」という軽い気持ちだった。
一気に引き込まれた。
そして、同時に無料公開されていた2章も見た。
すぐに沼った。

今までとりあえずスマホの片隅にあったアプリが突然意味を持った。
今までガチャ結果を見ても名の知らないキャラたちが輝いて見えた。
ログインで石を貰い、気になるキャラのエピを読み。
育成の場所にヒースの実家があることを理解してタップした。

読める、読めるぞ…!!
それは某有名作品の男がラピュタ文字を理解出来た時のような興奮だった。
僕は一気に「月に愛される異世界」を理解することが出来た。
地図に「北の国」とあれば治安が悪くて強い魔法使いが多いとすぐに検討が付く。
これが「知る」ということなのだと僕は感動した。

もちろん僕の知識は「まほステ」という舞台の1章2章で得られたものしかない。
原作ゲームをプレイすれば知ることの出来るアレコレはまだ知らない。
だけど、こんなにも視界が広がるのが純粋に楽しかった。
嬉しかった!
だから記事に残そうと思ったのだ。

まほステが凄い


僕は元々舞台が好きだ。
家族の話では物心つく前から好きだったらしい。
前世で舞台に関わる職業でもしてたのかというくらい生まれつき舞台が好きだった。
だけど、同時に拘りが強すぎて脚本演出や照明や音響、舞台装置や舞台全体の流れや尺が自分の好みじゃないと般若顔になる。
つまり、僕がここまで「まほやく」に興味を持てたのは、「まほステ」が期待以上だったからだ。

何から語ればいいのだろうか。
語りたいことありすぎてまとまらないから順番に話すことはできない。

作品が面白いのは原作が面白いからだ。
だけどせっかくの原作をはちゃめちゃに壊す監督、脚本家、演出家、役者なども見て来た。
だからどんなに原作が素晴らしくても舞台が素晴らしいとは限らないのだ。
そんな中で、まほステは原作㍉しらの僕から見て素晴らしい舞台だった。

YouTubeで見たのは全景だが飽きる部分がない。

僕が1番嫌いなのが舞台を活かせない演出で、役者を棒立ちにして長台詞を言うだけのやつだ。
他が良くてもそれがあるだけで僕の顔面はチベナス顔になる。
しかも一カ所にいて板が空いてる状態が長時間続く時、演出家を砂に変えたい気分になる。
例えカメラで役者の綺麗な顔面でアップにされたとしても無理だ。
逆にダンスなど動きを魅せる演出の時に寄りばかりで全体を見せないと今度はカメラ関係者を石にしたい気分になる。

それくらい僕は癖が強く、範囲が狭く、面倒な人間だ。
そんな僕がずっと全景を飽きずに見れたのは、まほステの舞台の流れや演出、照明、音響など全部がどれも夢中になれるものだったからだ。


特に僕が好きなのが2章のパレード後の魔法使いが集合しているシーンだ。
北の魔法使いが登場する前からになる。
20人以上の役者が舞台に散りばめられているのに総てが完成されている。
余分も不足もないんだ。

1人1人の役者がキャラとしてその場に生きていてそれぞれバラバラな動きをしているが集合体として「生」を感じる。
ぎこちない部分がなくてあの部分は何度も見直した。

温厚だった南の魔法使いが怒り出し、意見を述べる所から北の魔法使いが揃って、賢者と共に全体で歌うところまでの流れが本当に生きてるのだ。
最初は台詞のあるキャラを見て、次に台詞のない後ろにいるキャラの動きを見て、何度見ても飽きなかった。
誰が誰と仲良くて、誰が誰を意識していて、誰が誰を心配し守ろうとしているのか、全員の動きが人生と性格を表していてとても良かった。


舞台全体に言えることだが「静」と「動」の変化も大好きだ。
活発なシーンと静かなシーンの波も好きだ。
僕はどちらかというと役者も舞台装置も動いてる方が好きなので、動きが多いまほステは相性が良かった。
しっとりたまに静かになるのも好き。

順番に語れなくて悪いが、ブラットリーとネロが協力して戦い始めた時に、ファウストが「アイツらだけで大丈夫そうだ」みたいな台詞を言ってレノックスと共に次に向かうシーン。
あのシーンでブラットリーとネロと敵が一時停止しているところがとても好きだ。
微動だにしない。
完璧に止まっている。

細かいところだがそういう台詞を言っているキャラ以外の部分が細かくて丁寧なのがいいんだ。
雑に作られてない、どこを見てもちゃんと舞台として生きてる。

他にも舞台ならではの魔法使いの箒に乗るシーンとか魔法陣とか、いきなり魔法使いが登場するシーンとか、いろいろ好きなシーンはたくさんあるけどそれは僕が語らなくても見た人全員が好きだろう。

全員で歌うシーンは盛り上がるし、衣装も凄いし、戦えば胸は熱くなるし、キャラの関係性にエモくなり、心は大忙しだ。
そんな心がずっと動きっぱなしの舞台。
それがまほステだ。

歌もいい。
「はじめまして、賢者様」から始まるあのメイン曲が大好きだ。
他の曲ももちろんいいが、やはり全体で歌うあの曲はシビれる。
中盤や終盤でもいきなりそのメロディで歌い始めると「おお!」となるのだ。
繋ぎ方も神だろう。
歌詞はわかりやすくて、でもダサくない。
「はじめまして賢者様」の始まりはこれからどんなにシリーズを重ねても変わらずにいて欲しい。


あと全体的に役者が全員良かったので不満がないというか、当たり前にキャラがキャラとして成立してるのって本当は難しいと思うんだけど見事だなと思う。

若干アーサー役者の活舌とルチル役者の音程が怪しかったけど些細なことなので気にしない。

これはTwitterでも呟いたことなんだが、役者を顔面と名前でなく先に骨格で覚えるタイプなのでまほステを見るまで、ブラットリーとミスラの役者さんを混同して覚えていた。
北の魔法使いが揃った時に「同じ…骨がいる…」となった。
名前も漢字が一文字一緒じゃん。確か。
ずっと間違えていてごめんなさい。

いろいろ語りたいけど上手くまとまらない。
とにかく僕は「まほステ」がYouTubeで見れて良かったと思う。
無料公開の影響か円盤の在庫がないので手に入るのがいつになるかわからないが、特に気に入った「まほステ」2章はBlu-rayを買おうと思う。
3章は現在(2022.4.29)公演が始まったらしいので、円盤になったら購入しようと思っている。

まほステ1章と2章の全景を見て好きになったキャラは、シノ、ヒース、ブラットリー、ミスラ、フィガロ、ムル、シャイロック…あたりかな。
北の魔法使いと東の魔法使いは気質的に好きなキャラが多い感じ。


「まほやく」の面白さ


まだ「まほやく」を語るほどの知識もないが、まほステを見ただけの状態で語ることにする。
なのでキャラの印象も2.5次元に寄っているが、後で原作もプレイして世界観や物語やキャラも把握していくつもりだ。

まず僕が注目するのは異世界に行って魔法使いと共に戦うという設定。
この設定だけだと他作品にもある。
漫画もゲームもライトノベルもやたらと異世界に呼ばれがち、転生しがちな昨今。
トラックに轢かれないのならば、エレベーターでついた先が異世界でもなんら不思議はない。

だけどそういう「異世界あるある」から異世界ものが始まるとき、異世界大好きな人間はみんなワクワクするのだ。
そのわかりやすい感じで異世界に呼ばれてしまった一般人が賢者となり、魔法使いを束ねて戦うというお決まりに近い設定の中で、敵が巨大な月そのものというのが味が出て惹かれる。

魔法使いのぶっとんだ年齢差、異なる過去、因縁の相手。

物語が進むとキャラが増える。
キャラが増えると浮かび上がるのがどれだけ原作者がキャラの詳細な人生を創り上げているかだが、まほやくのキャラは知れば知るほど深みが出るようになっている。

彼と彼は過去で何があったのか、
彼と彼は出会ってどう変わるのか、
たくさんの縁の糸が複雑に絡み合っていてそれをゆっくり知っていく。

舞台だけでもキャラの複雑でいて人生の縁が魅力的で、これは原作を読まないとと思わせた。
まだ舞台化されてないこの先を知りたい。
イベストや細かなエピを会話の1つ1つを見なくてはという気持ちにさせられた。

それだけ「知る」に「知る」を重ねたくなる。
飽きさせない物語、人物像や人生、先を見たくなる展開。

Twitterのフォロワーが複数人、僕に一生懸命布教してくれる理由がやっとわかった気もする。

そんな僕も今は軽く「まほステ」を履修しただけのやつだ。

昨日「まほやく」のアプリをタップしてプロフに開始日2019年とあって、そんな昔にインストしたんだと「ない記憶」をたどった。
何がきっかけでDLしたのかもはや覚えてない。
当時からすでに気力が薄かったのか、未だに初心者ミッションが残ったままだった。
昨日、急遽やり遂げた。

賢者歴は実質1日だが、それでもこれから「まほやく」の沼を泳ごうと浮き輪だけは用意してきた。
熱心なフォロワーに足を掴まれ沼底に沈む未来があるのか、それとも自ら潜水して沼底に行くのかはまだわからないが、今僕はまほやくの沼に入りたい。
新参者だが温かく迎えてくれたら嬉しいなと思う。




今回僕がまほステを気に入ったことと、まほやくをプレイし始めたことを伝えるだけのような記事で内容も特にないので全部無料で公開しておこうと思う。
これからもしも考察したりネタバレごりごりの語り記事が出来た場合は、もしかしたら有料記事も書くかもしれないが今のところ、まだ沼入りしただけでどう転がるかはわからない。
とりあえず「まほステ」3章は見たい!!
2章は円盤が欲しい!!!

推しはシノ!

どうでもいい雑談


僕は賢者より魔法使いになりたい。
そこでどこの国の魔法使いになりたいか真剣に考えた。
やはり北の強さは欲しい。
だけど治安が悪すぎるのは嫌だ。
南と西がいい国っぽいのは伝わるけど気質は東寄りかもしれない。
ともなると、北産まれ、東住みで親友は西に居て、強い魔力で南を守りたい。
美味しいとこどりし過ぎな魔法使いが出来上がってしまった。
そんな感じで開始早々、妄想をしている。
やっぱり魔法使いたし、ミスラみたいにカッコ良く現れたい。
武器は大鎌が一番カッコいいと思う。
僕はシノの性格も好きだけど武器も好きなんだよね。
これからキャラや世界観を知ったらもっと詳細な妄想をするかもしれない。
魔法使いの魔法陣出して戦うの本当にカッコ良かった、まほステ。


以上、ここまで読んでくれてありがとうございます!!
もし少しでもこの記事読んで良かったら横にある♥押してください。

その他感想や布教などあったらマシュマロください
返信はTwitterになります



ところでこの記事を読んでくれた中に腐女子の方が居たら布教させてください。
しんどいBL舞台がDMMにて再配信になりました。
2022年5月1日から単品は3800円で見れます。
腐男子でない僕が夢中になった素晴らしい舞台です。
世界観や設定やキャラもいいし、演出もいい。
そのうえ原作㍉しらの初見でも通常ルート(3800円)はわかりやすくて完成された作品です。
僕の中では最高傑作BL舞台作品として大好評なんですが、
原作が18禁BLゲームなことと当時(3月にあった)配信期間短くてあまり知られてない作品です。
BLが好きなら100%楽しめます(ハピエンではない)
刀ステ肥前役でもおなじみの2.5次元俳優が主演してる2.5次元舞台です。
喘ぎありの濡れ場も複数ある刺激の強い舞台であもあります。
そこそこ大人(個人的には高校生~推奨)の腐を好む方は是非見てください。
詳しくは「スプステ」で検索。
↓僕の布教置いときます


この記事が参加している募集

舞台感想

サポートしてくれたら嬉しいです。 頂いたお金は大事に使います