最終選考ノミネート作品が公開されました。
別のペンネームで応募したので、紫倉紫ではありませんが、最終選考にノミネートされました。
実は、こちらの文学賞、Twitterでみかけたので、募集開始直後から存在は知っていたのですが、応募する気はまったくありませんでした。
Twitterのお友達の大好きな作家さんが応援大使になり、「一緒に応募しよう」と誘われた時にも、私は根っからの長編書きなので、「5000字なんて、主人公の自己紹介で使い切る」と、即、お断りしました。
とにかく、短編を書くのが苦手なのです。
京都市北区は、私にとって、結構大切な土地です。
東日本大震災のあった時間も、船岡山のふもとに住むお客様の家にいました。私の携帯電話に届いた日経新聞の速報メールで地震の発生を知って、お客様がすぐにテレビをつけ……そんな出来事がありました。
いろいろと想いがありすぎて、逆に、小説には書けないと思ったのも、応募する気にならなかった理由の一つです。
今年の10月には、3つの公募の〆切を抱えていて、こもりきりでした。10月末になんとか〆切を乗り切り、Twitterに顔を出したところで、もう一度、京都キタ短編文学賞に応募しないかと声をかけられました。
11月15日〆切なので、書けないことはないのですが、正直、ちょっと休みたいと思っていたので、「何か思いついたら……」と、受け流しました。
それなのに、〆切1週間前に、その気になってしまったんですよね。困ったことに。
ちょうど、〆切直前の14日15日に仕事が休みなので、その二日で5000字は書けるはずです。応募するからにはとにかく真剣に書こうと、いろいろ調べ物をはじめました。
そこでひっぱり出してきた、職人ことば辞典。
後は、YouTubeで動画をたくさん見ました。
仮タイトルをつけ、冒頭部分を書いて、全体の内容が大体決まったところで、〆切、二日前となり、急遽、北区へ取材に出かけることに。
紅茶の香りは見つけられなかったんですが、スープも麺もとっても美味しかったです。
その後は、船岡山へ。
一時間弱、散策しました。(〆切前日に、のんきなものです……)
近ければ毎日でも歩きたい素敵な道。
後は書くだけ! になったのが、〆切前日の夕方ってのは、いくらなんでもギリギリ過ぎますね。でも、調べたり確認する作業って、とても大事なので、結構時間をさきました。
そこから、頑張って書いて、4997文字で脱稿して、〆切の当日の23時40分に応募できました。
12月27日、最終選考にノミネートされた30作品が、デジタルブックで公開されました。
https://www.city.kyoto.lg.jp/kita/page/0000305742.html
私は、これといって文章に特徴がないので、わかりにくいかもしれませんが、良かったら、探してみてください。
以前にも二回、地方文学賞へは応募したことがありました。
「まほろば~」も、最終選考には残りました。
地方文学賞って、私には「こうあるべき」みたいなものがあって、書くのは苦労します。
どれも、いつもと違って、優等生な感じの小説になっています。
良かったら、覗いてください。
嬉しいです♪