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夫婦を知る旅:Day3

夫婦旅2日目。
大阪を満喫した1日だった。楽しんだ分、足に疲労が溜まっている。

この日の夜は、旦那さんの親友に会う約束をしていた。
仕事終わりに向かってくれるそうで、私たちは先に腹ごしらえ。

このツヤツヤとソースの匂いがたまらない。

PM20:00、昨日と同じ地下の飲み屋街で合流。
数年ぶりの会うという男たち。旦那さんはずっとソワソワしていた。待ちきれずに立ち上がったところで、お友達がやってくる。私は初対面だが、笑顔が素敵で人当たりの良い人だった。

彼らは小学校からのゲーム仲間。
二人とも地元を離れているが、関係性は変わらない。特にお友達の方は旦那さんのことが大好きで、「あの頃は〜」「あの時〜で」といかに当時楽しかったか、旦那さんとの付き合いに救われたかを熱く語ってくれた。ジョッキと徳利の数に比例して、さらに熱を帯びていく。

私の入る隙は、1ミリもなかった。笑
でもそれでいい。旦那さんがそんな風に盛り上がれる友達がいること、童心に返って話しているレアな姿を見られたことが何より嬉しかった。いいじゃないか、いいじゃないか。

酒のつまみにと頼んでくれた塩たこ焼きも、美味しかった。たこ焼きはソースでしか食べた事がなかったけど、塩だとこんなにお酒のおつまみらしくなるの!と驚き。地元の人ならではの楽しみ方を知れたのも嬉しい。

また大阪にこよう。一緒に飲もう。
楽しい夜はあっという間に過ぎていった。

***

Day3

大阪を旅立つ日。
流石に3日目ともなると疲れが見えてくる。ゆっくり起きて、ホテルの朝食バイキングで朝ご飯を済ませた。こういう時のカレーってなんで美味しく見えるんだろう。もちろんしっかりいただいた。

この日は阪急電車で神戸に向かう。
ワインレッドの車窓から、大阪に別れを告げた。

下車したのは、三宮。
駅から坂を登った先の北野エリアには、異人館が立ち並ぶ。

赤煉瓦つくりの洋館。
館内の照明や家具も素敵。
この写真、いいねぇ(自分褒め)

大阪の北浜レトロといい、北野異人館といい、やっぱり西洋建築は目の保養になる。この重厚感と落ち着き、物語の世界に入ったようなファンタジー感がいい。

三宮をあとにしたら、いよいよ神戸へ。

きみ、横浜にもいたよね?

煉瓦倉庫で遅めのお昼ご飯。
アメリカンなレストランで、軽食を頼む。ドリンクは旦那さんはホットティー、私はコロナビール。くぅ〜昼飲み最高。

ちょっと赤みを足して撮った。
お気に入りの一枚。

煉瓦倉庫のすぐ横は港。
ビールを飲んでいる間に雨が少し強くなる。傘を忘れてしまったので、小雨になったのを見計らって、外に出た。

海沿いをぐるりと歩いたら、少し駅のほうに戻る。この辺りには雑貨屋さんが点在しているというので、グーグル先生を頼りにぶらりぶらり。

生活雑貨が中心のお店。
一目惚れしたエプロンをお持ち帰り。
改築した古いビルにも、ひっそりお店が。
冒険するといいことあるね。

あっちもこっちも、私のハートに刺さりまくりだ。
何だか私ばっかり楽しんでいて悪いなぁと思っていたけど、旦那さんは嬉々として店探しに勤しんでいた。

私がどれを買うか悩んている間。
「好きそうなお店あるよ」「ここも良さそうじゃない?」と、どんどんお店を見つけてくる。旦那さん曰く、私の趣味に合いそうなものを見つけて、それがピタッとハマるのが楽しいらしい。ほぅ、そんな楽しみ方もあるのね。

購入した雑貨たち。
ネガフィルムの透け感がいい。

今度旦那さんの好きそうなものやお店があったら、私も真っ先に教えよう。それで相手が喜んでくれたら、やっぱり嬉しいし、楽しいだろう。

***

夕方、海沿いのメリケンパークへ。
夜景待ちだろうか。日没前だけど公園には結構人がいる。とりあえず階段に座ってみるも、まだ暗さが足りない。

山型のホテル。景色が良さそう。

公園内のスタバでホットコーヒー。
まだ日没まで30分以上あるので、ひと休み。1日かなりの距離を歩いたので、足はパンパンだ。お互い無言でスマホをいじる。決して喧嘩していたわけではない。2人でいる中でも、一人の時間があるとちょうどいい。

辺りに明かりが灯り始めた頃、外に出る。
まだ暗さは足りない。曇っていたからかな?

少しだけ夜のムードに。

最近お気に入りの「トイカメラモード」
いい感じに暗さがプラスされるかも、と試しに撮ってみたら想像以上にいい写真が撮れた。今回はこれでよしとしよう。

観覧車がおもちゃの歯車みたいだ。

まだ暗くなりきらない港をあとにして、私たちは足速に駅に向かう。
3泊目のお宿、夜景に気を取られてチェックイン時間を過ぎていた。慌てて電話するも快く対応してくれたスタッフさんには感謝しかない。

これ以上遅れるわけにはいかない。
そして今夜は特別なご飯が待っている。
大きな荷物を引きずり、私たちは海から山へと移動していった。

【つづく】

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