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芭蕉

桐生にある芭蕉というお店。

15年ほど前に高崎に住んでいたころ。

写真展を開催するグループに所属していて、その中でカフェ巡りをしていたふたりがよく通っていた。

当時は桐生まで出かける気にはならなかったが、足利に越すことになり、思いがけず近場になった。

それからは折を見て寄るようになった。

この日は岡公園でレッサーパンダを見た帰り
馬具や馬が多い
店内に入ったところ
1階奥へ通される
人気のお店でお昼時は人が多い

店に入るともんぺのような服装で真っ赤な口紅をしたおばあさんが案内してくれる。

席へ通されてオーダーをした後に小部屋で休憩している彼女に撮影の許可をもらう。

たばこをふかしながら、軽く承諾してくれた。

かなり薄暗い
1階の奥にはお座敷が数部屋
小さな階段を登り降りして移動する

土壁のせいかどの部屋もひんやり薄暗い。

子供の頃に物置だった実家の茅葺き屋根の家を思い出す。

版画のような絵がいつくも飾られている
全てが被写体になるような異空間
2階もあり、取材の人に遭遇することもあった
梅干しをつけるような壺
実家にあったのと似ている
私が撮影しているのを
おばあさんはたばこを燻らせながら見ていた

この日はケーキセットを注文して、窓際でしばらく涼んだ。

周りは近所のご婦人の集まりのようで、聞こえてくる話を聞くでもなく過ごした。

この写真のみ携帯て撮影

興味のある方は、ぜひ行ってみて欲しい。

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